catchです。 OpenOffice.orgコミュニティより、ライセンスを変更するという発表がありまし た。以下は、そのアナウンス文の日本語訳です。この他に、ライセンス変更に関 するFAQが公開されており、現在日本語訳の作成を進めています(http: //oooug.jp/faq/index.php?Faq%2FCategories#content_1_2)。
オリジナル Date: Fri, 2 Sep 2005 12:50:47 -0400 From: Louis Suarez-Potts <[EMAIL PROTECTED]> Subject: [ooo-announce] License Simplification http://www.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=announce&msgNo=255 日本語訳:matsu-yo 査読:catch ------ 件名: [ooo-announce] ライセンスの簡略化について コミュニティの皆様 2005年9月2日、サン・マイクロシステムズ社は、オープンソースイニシアチブ (OSI)で認められたライセンスの一つであるSun業界基準使用許諾(SISSL)を廃止 することを発表しました。この数週間、オープン・ソースライセンスを認可する 団体であるOSIは、開発者や企業がより簡単にライセンスを選べるように、ライ センスの種類を制限することを議論してきました。Sunの動きはこの流れにそっ たものです。 これはどのようにOpenOffice.orgに影響するでしょうか。皆様ご存知のよう に、OpenOffice.orgのコードは、SISSLとLGPLのデュアルライセンスで配布され ました。OpenOffice.orgを配布する団体や個人は、どちらのライセンスを使用す るかを選択することができましたが、大半はLGPLを選びました。 SunがSISSLを 廃止すると発表したので、OpenOffice.orgは今後LGPLライセンスの下で配布され るで しょう。 ライセンスの単純化はユーザーに影響することはありません。OpenOffice.org はこれまでと同様、使用や配布、または販売さえも自由におこなえます。ユー ザーは、民間/政府機関問わずどこでもOpenOffice.orgを自由に使用することが できます。すべて従来通りです。 ベンダー、ディストリビューター、OpenOffice.orgのアドオンやプラグインの 作者の皆様:LGPLライセンスではGPL同様、派生製品に関係なく、 OpenOffice.orgを商品として配布することができます。 開発者および貢献者の皆様:コードのライセンスがLGPLに一本化されると、 ソースコードの修正をすべて公表することが義務化されます(SISSLでは、これは 強制ではありませんでした)。ほとんどのOpenOffice.org 貢献者は修正を公表さ れているので、問題はないでしょう。また、SISSLライセンスのみを使用してい る貢献者には、LGPLライセンスへの変更をお願いいたします。 OpenOffice.orgコミュニティー評議会 ------ Yutaka Kachi http://www.catch.jp/ [EMAIL PROTECTED] --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: [EMAIL PROTECTED] For additional commands, e-mail: [EMAIL PROTECTED]