Hideki Yamane wrote: > debian では Emacs23 から libanthy0 -> anthy-common と引っ張ってきて辞書が > 入るという苦情がきてしまっているので ;)、
すみません。具体的にどういう苦情ですか? libanthy0 が辞書に依存すると記述するのは、一つの指定のありかただと思います。 > ・alt-cannadic > ・anthy-dic (?) > という別パッケージにしてはどうか、と思っています。 はい。 現時点では、anthy の実装(と配布形態)は、辞書とコードが密接に関連する形 になっているので、どうするのがいいか考え中です。 システム辞書 anthy.dic を生成する手順を整理できたので、少し、進みました。 一つ大きな問題が残っています。現在の anthy の実装では、システム辞書 anthy.dic の置き換えをする際に、古い辞書を使っているプロセスがこける (SEGV)、あるいは意味不明の動作をする可能性があります。 具体的には、anthy.dic のファイルが i-node そのままで書き込まれたら、そ れをアクセス途中のプロセスに悪影響を与える可能性があります。ここのとこ ろのコードは、例えば、ファイルのタイムスタンプを見て、ファイルを参照し ているオブジェクトをinvalidateするというような処理を追加する必要があり ます。 今の Debian の packaging だと、/var/lib に anthy.dic を置いて /usr/sbin/update-anthy-dics で更新するようになっていますが、これはちょっ とマズイ。ひとつは上記の問題、もう一つは、/usr/sbin/update-anthy-dics がコーパスの処理が anthy に機能追加されたのに対応していないところ。 普通のpackageとして anthy.dic が扱われていれば、古いファイルは mv され てアクセスしているプロセスはそちらを参照するから、問題は起きません。 方向は二つ。 (1) /usr/sbin/update-anthy-dics 的な考え方 管理者が辞書のパッケージを指定して、update-anthy-dics を起動し、 /var/lib/anthy.dic を作る。という運用方法。 anthy のパッケージの configuration として(debconf で)辞書を指定するのか な。 (2) Debian パッケージとして、システム辞書の種類を指定して install する だけ、というような感じ 例えば、anthy-dic-plain, anthy-dic-2ch (通常に加えることの 2ch 辞書), anthy-dic-hokuto (通常に加えることの北斗辞書), anthy-dic-sumo (全部入 り)とか、パッケージがある感じです。管理者はどれか一つを選択する。 どのパッケージもファイルは /usr/lib/anthy/anthy.dic だけど内容が異なる。 (1)は、現在のanthyの実装の修正が求められます。 (2) はすぐできます。 将来的にいろいろな辞書やいろいろな付属語の情報があって、その組み合わせ がたくさん、ということなら (1) の方が良いですか。あんまりバリエーション がないのだと (2)で問題ない。 (1), (2) いずれの場合も辞書や付属語の情報のパッケージングが求められます。 (1) の場合は通常のパッケージで利用者に使われる、(2) の場合は anthy が Build-Depends:するパッケージで anthy の build の時に使われるパッケージ になります。 とりあえず辞書や付属語の情報のパッケージングを進めましょうか。Alioth の pkg-anthy でやりましょう。郵便番号のデータというのもあったなぁ。 -- _______________________________________________ Anthy-dev mailing list Anthy-dev@lists.sourceforge.jp http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/anthy-dev