小笠原です。

> 松川です。

Webページのメンテ作業お疲れ様です。



> 本家のWebページ 「New Features」がLibreOffice5.0の内容に更新されています。
> https://www.libreoffice.org/discover/new-features/
>
<snip>
> 上位の見出し「Discover」を「初めての人に」と訳すのはどうかというのも気になります。

ここは逐語訳としてみるとどうかとも思いますが、コンテンツを表
す内容として大きく外れているとも私は思いませんし、より適切な
案を思いつかないので一旦は置きます。


> Spreadsheets that rock を「頼りになる表計算」と訳してみました。
> 皆様のご意見をお聞きしたいと思います。

「私ならこう考えてこういう風にするかなあ」というのを書いてみました。

引用は段落単位ではなく文単位に切り直してあります。


> ---------
>
> A new version for new endeavours
> 新たな試みのためのニューバージョン

「新たな」が重なるのを嫌ったのでしょうか。でも、「ニューバー
ジョン」は安っぽく思えます。

これはキャッチフレーズであって、原文が意図的に同じ単語を強意
のために用いていると思うので、素直に:

「新たな試みのための新たなバージョン」

とでもすると良いのではないでしょうか。
それだとキャッチーさが足りないので、

「新たな試みのために、新たなバージョン」

とかするのが私の好みではあります。


> LibreOffice 5.0 is the corner stone of our mobile clients
> on Android and Ubuntu Touch as well as our upcoming cloud
> version.
> LibreOffice 5.0は、もうすぐやってくるクラウドバージョンは
> もちろん、アンドロイドやUbuntu Touchのモバイルクライアント
> の礎石となります。

よいと思いますが、私の語感では「もうすぐやってくる」はカジュ
アルかなと思うので、「もうじき登場する」の方が好みですね。

あとAndroidは固有名詞なので翻訳しないのが一般的かと思います。

(固有名詞を必ずしも翻訳しないとは限りませんので、どれを訳し
どれを訳さないかは同じWebページ内での用語や、商用ニュースサ
イトなどの使い方を参照して決めていくことになりますが、
Androidはカナに開かないのが一般的でしょう。

なお、新聞社系サイトではカナに開きたがる傾向がありますが、こ
れは新聞が縦書きであるので英単語が混じると読みにくく、原稿の
流用をするためではないかと推測しています。)



> It is also the first version to come in 64 bits for
> Windows.
> また、それはWindowsの64ビット版が入荷する最初のバージョン
> となります。

まず最初に、指示代名詞をそのまま残すと、いかにも直訳くさくな
るので、it を残さないで文章にできないかを考えましょう。この
場合はLibO 5.0のことを指すのは明らかですから、私なら単に省略
します。

それと「come in」を「入荷する」と訳されていますが……確かに辞
書にはそういう訳語もありますが、この場合もっとも適切な語でしょ
うか。というか、LibreOfficeコミュニティはLibreOfficeに何かを
「入荷」しているのでしょうか? 私にはそうは思えません。

文法的なことをおくと(英語がもっと得意な人に任せます)、私なら

「Windows 64ビット版が用意された最初のバージョンでもあります」

と訳してしまいます。「また、〜」ではなく「〜でも」としたのは、
この文が補足的に私には読めるので、軽く訳したいなと思ったから
です。



> As such LibreOffice 5 serves as the foundation of our
> current developments and is a great plaftorm to extend,
> innovate and collaborate with!

ここに対応する訳は欠落でしょうか? もしなんらかの意図があっ
て落としたのであればそう書いていただいた方がレビューがしやす
いと思います。

私ならという案は:

「LibreOffice 5は我々が現在、開発を行うための基礎を提供する
のと同様に、拡張、新規開発、また協調作業のための素晴らしいプ
ラットフォームでもあります」

でしょうか。to extend, innovate and collabrate with がちょっ
と苦しいですね(もっといい訳をできる気がする)。

なお、先ほどはitは訳さないのがいいと書いたのに対し、ここで
ourを訳しているのは、current development


> Spreadsheets that rock
> 頼りになる表計算

良さそうですね。


> LibreOffice 5.0 ships an impressive number of new features
> for its spreadsheet module, Calc:
> LibreOffice 5.0はその表計算モジュールのために素晴らしい多
> くの新しい機能を送ります、Calc:

これはですね、its spreadsheet module, Calcのカンマで文を切っ
て読むのが誤りです。
「その(= LibOの)表計算モジュール、すなわち Calc」ということ
ですね。ですから:

「LibreOffice 5.0は、その表計算モジュール、Calcのために、素
晴らしい数多くの新機能を提供します:」

として、コロン以下は「数多くの新機能」の列挙、と取ります。

なお、「ship」ですが、リリース通知であれば「提供」と訳してい
いと私は思います。


> complex formulae image cropping, new functions, more
> powerful conditional formatting, table addressing and much
> more.

> 複雑なやり方の画像トリミング、新しい関数、よりパワフルな条
> 件付き書式設定、テーブル・アドレッシング、そしてさらに多く。

ということでここは機能の列挙になるわけですが。

常識的に考えて、「我々はこんなに素晴らしい機能を提供したよ」
と言っているのに、「複雑なやり方の画像トリミング」となるでしょ
うか? であれば、何か読み間違っているか、訳語の選択がまずい
か、あるいは原文の誤りかもしれません。

(カンマ落ちてるだけなんじゃないかな?と思ったりしましたが、
complex formulaeが何を指してるのかわからないので保留)



……中途半端ですみません。今作業しているPCの電池がなくなりそう
なので、一旦途中で送ります。



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