すみません、直訳しかできない私ですが、
一箇所「ちょうスーパー意訳、えっとつまりは誤訳」があったので、、、
ついペンを、いやキーボードをたたいてしまいました。

Tora

Yutaka kachi wrote:
> ウィルス報道に関するプレスリリース原稿です。
> 皆さんのご意見をお寄せください。

> ===========================================================================
> プレスリリース
> 報道関係者各位
> 
> 2006年6月6日
> OpenOffice.org日本ユーザー会
> http://ja.openoffice.org/
> 
> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
> 
>                  OpenOffice.orgに関するウィルス報道について
>                         http://ja.openoffice.org/
> 
> ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
> 
> OpenOffice.orgは、OpenOffice.org 2.0に関するウィルス報道について下記の発
> 表を行ったことをお知らせします。ここにも書いてあるとおり、今回発見された
> ものは、自己増殖機能を持たない「ウィルスもどき」プログラムです。これは、
> ウィルスを作成可能であることを実証するために作られたプログラムであり、こ
> れ自体が増殖することはありません。
> 
> 
> ■OpenOffice.orgの発表

Statement というと、単なる「発表」よりももっと強いものがあります。
「声明」ぐらいでしょうか。

コンセプトを実証してみるためのマクロウィルスに関する声明 みたいのはいかが。

> Statement on the Proof of Concept Macro Virus
> http://www.openoffice.org/press/statement-proof-of-concept-virus.html
> 
> 翻訳:matsu-yo
> 査読:Sei-honda, catch
> 

======
There has been press comment recently about a "proof-of-concept macro virus"
affecting OpenOffice.org and reported in a blog at an anti-virus company. [1]

> 先日一部報道機関から、OpenOffice.orgに感染する「コンセプト実証型マクロ
> ウィルス」に関する報道がなされました。また、アンチウイルスソフトベンダー
> のブログでも同様の報告がなされました。[1]

affecting なので、「感染 infecting」ではなく、「影響を与える」というような
もう少し弱いニュアンスだと思います。

「コンセプト実証型」、、、なんかかっこいいんですけど、よくよく読み返すと意味不明なような。
「コンセプトを実証してみるための」ぐらいばらしてもよいのでは。原文も○○型という
ような単語ではなく、proof と of と virus をハイフンでつないだ造語にしているのですから。

there has been xxx, has been reported だから、「なされました 過去形」ではなく
「なされています。」みたいな感じではないでしょうか。

直訳
 最近、「コンセプトを実証するための」マクロウィルスについて報道の批評がなされています。
 また、とあるウィルス対策企業のブログでも報告されています。




======
Macros are a useful part of any office suite, allowing users to automate
repetitive tasks. These tasks include potentially destructive actions
such as modifying and deleting files, which is why macros are of interest
to virus writers.

> マクロはユーザの単純反復作業を自動化する、オフィススイートの一般的な機能
> です。ただしマクロを不用意に扱うと、ファイルを修正または削除するといった
> 破壊行為を行う可能性があります。というのもマクロ機能は、ウイルス作成者に
> 利用されることが多いからです。


はて、「一般的な」ではなく、ここでは useful となっているから
「便利な機能の1つです」ぐらいではいかがでしょうか。

ちょっと意訳
 マクロはオフィススイートの便利な機能の1つであり、反復的な作業を自動的に
 行なえる機能をユーザーに提供します。

allow users to do なので、、、

「ただしマクロを不用意に扱うと、」という文面は原文にあらしまへんで。

直訳
 これらの作業は潜在的にファイルの変更・削除のような破壊的な行為を含みます。
 そのため、マクロはウィルス作成者にとって興味深いものになります。





======
The "proof-of-concept macro virus" showed that it is possible to write a
simple "virus-like" program using OpenOffice.org's macro language.
This is a known risk with any capable macro language.

> 「コンセプト実証型マクロウィルス」は、OpenOffice.orgのマクロ言語を使用し
> て、単純な「ウィルスもどき」プログラムを作れることを示しました。これはど
> のマクロ言語でも起こりうる既知の危険です。「ウィルスもどき」プログラムの

「コンセプト実証型」、、、もう少し別の表現を

capable が欠落してまっせ。

これはどのような高機能なマクロ言語でも、、、みたいなニュアンスではどうでしょうか。





======
To mitigate against this risk, by default OpenOffice.org detects if a document
contains macros, displays a warning, and will only run the macro if the user
specifically agrees. This behaviour conforms to industry best practice.

> 危険を回避する方法は、OpenOffice.orgの初期設定で、マクロを含むドキュメン
> トを開く際に警告を表示するようにして、ユーザが許可した時のみ以外はマクロ
> を実行しないようにすることです。この方法は業界推奨の最も一般的なマクロ
> ウィルス回避策です。

ごめん。それは、ちょうスーパー意訳、つまりはかぎりなく誤訳に近いッす。

直訳
 このリスクを小さくするに、OpenOffice.org はデフォルトで、ドキュメントがマクロを
 含んでいるかどうかを検出し、警告を表示し、ユーザーが明確に合意した場合にのみその
 マクロを実行します。

 このふるまいは業界の最良の慣例に準拠しています。

To mitigate の主語は、カンマの後の OpenOffice.org です。OpenOffice.org が mitigates
するという文です。

detects if の if は、whether の意味っす。
アメリカ英語で whether ってめったに使わないようです。かわりに if を使うようです。




=======
The OpenOffice.org engineers take the security of the software very seriously,
and will react promptly to any new issues. This "proof of concept" virus is not
new information, and does not require a software patch. Technically, it is not
even a virus, as it is not "self-replicating" - with OpenOffice.org's default
settings, it cannot spread without user intervention.

> OpenOffice.org開発チームは、ソフトウェアのセキュリティに細心の注意を払っ
> ていますので、いかなる問題にもすぐに対応するでしょう。この「コンセプト実
> 証型」ウィルスは未知の問題ではありませんので、ソフトウェア・パッチは必要
> ありません。

直訳
 OpenOffice.org のエンジニアは、ソフトウェアの安全対策をきわめて真剣に受け止め、
 そして、いかなる新しい問題に対して即座に対応します。

 この「コンセプトを実証するための」ウィルスは新しい情報ではないし、
 ソフトウェア・パッチを必要としません。

security って、いろんな意味を持っています。金庫、ガードマン、安全、、、
ここでの will は強い明確な意思表示っす。

> 「コンセプト実証型ウイルス」は「自己増殖しない」ことから、技術的に言えば
> ウィルスの類には含まれません。OpenOffice.orgを初期設定のまま使う限り、
> 「コンセプト実証型ウイルス」が勝手に広がることはありません。

直訳
 技術的に言えば、それは自己複製しないのでウィルスでさえありません。
 OpenOffice.orgの初期設定では、ユーザーの介在なしに広がることはできません。

even は強調につかっているようです。




=======
However, the OpenOffice.org community repeats the consistent message from
security experts that users should never accept files from unknown sources.
For any security issue, please visit OpenOffice.org's Security Team page [2]
and send a note to [EMAIL PROTECTED]


> しかしながらOpenOffice.orgコミュニティーは、ユーザーが出所のわからない
> ファイルを開いてはならないという、セキュリティ専門家からの一貫したメッ
> セージを繰り返します。OpenOffice.orgに何かセキュリティ上の問題があれば、
> OpenOffice.orgのセキュリティチームページ[2]を参照して頂き(訳注:英語の
> [EMAIL PROTECTED]

直訳
 しかし、OpenOffice.orgコミュニティは、ユーザーは出所のわからないファイルを
 決して受け入れてはならない、という安全対策の専門家からのメッセージを
 繰り返して言っています。

should never なので、「決して」というニュアンスを含めてちょ。

For any security issue, please visit OpenOffice.org's Security Team page [2]
and send a note to [EMAIL PROTECTED]

直訳
 セキュリティに関する問題があれば、OpenOffice.orgの安全対策チームのページ[2]を
[EMAIL PROTECTED]



> [1] http://www.viruslist.com/en/weblog?weblogid=187738337
> [2] http://www.openoffice.org/security/
> 
> - The OpenOffice.org Team
> 
> 
> ■エンドユーザーの対応方法
> 
> これ自体が危険な訳ではありませんが、今後同様の機能を利用するウィルスが発
> 生する可能性があります。エンドユーザーとしては、次の点を心がけてください。
> 
> - 不用意に、出所が不明なファイルを開かない
> - マクロ付きのファイルを開いたとき、「マクロを有効にしますか」というメッ
> セージが表示されるが、「無効」を選択する
> - ウィルス検出ツールを導入し、パターンファイルを最新状態に保つ
> 
> 
> ■その他
> 
> 下記の情報もご参照ください。
> 
> - ウィルス報道に関するQ&Aページ
> http://oooug.jp/faq/index.php?faq%2F3%2F37
> 
> - 日本語でのセキュリティ対応メールアドレス
> [EMAIL PROTECTED]
> 
> 
> 
> ■本件に関するお問い合わせ先―――――――――――――――――――――――
> OpenOffice.org日本ユーザー会 の下記問い合わせ用メールアドレスまでお寄
> せください。
> 
>     [EMAIL PROTECTED]
>     担当:可知 豊
> 
> OpenOffice.orgの情報をお知らせする専用メーリングリストをご用意しており
> ます。このメーリングリストは、OpenOffice.orgやオープンソースに関する情報
> をお届けするものです。OpenOffice.orgの動向に興味をお持ちでしたら、次の
> URLからご登録ください。
> 
>     OpenOffice.org日本ユーザー会 案内メーリングリスト
>     http://ja.openoffice.org/ml_info.html
> 
> 今後プレスリリースがご不要であれば、ご連絡ください。
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