[FreeBSD-users-jp 96001] TrueOS 11.0

2016-12-17 スレッド表示 丸山直昌
丸山です。

12月15日に出た

http://download.trueos.org/master/amd64/TrueOS-Desktop-2016-12-15-x64-USB.img

を試してみましたが、ちゃんと動きました。使ったマシンは Lenovo X230です。
8月頃に

PCBSD11.0-CURRENTJUNE2016-06-10-2016-x64-USB.img
TrueOS-Desktop-11.0-CURRENTJULY2016-07-26-2016-x64-USB.img

があることに気が付いて、これは dynabookN51 というくせのあるマシンで試し
て、一応動かすことはできていたのですが、何か完成度高くないな、と思ってい
ました。その後

TrueOS-Desktop-2016-10-28-x64-USB

が出たのですが、これはどうにもならなゴミでインストーラーがそもそもまとも
に起動しませんでした(https://github.com/trueos/trueos-core/issues/199)。

で、今日の貴重な土曜日を使ってバグレポートを書いていたのですが、
2016-12-15版に気が付いてやってみたら、これはまともでした。やっとまともに
動く 11.0 にお目にかかりました(本家FreeBSDの 11.0 は見ていないのですが)。
ま、実用になるほど pkg が入れられるかはわかりませんが。

11.0の評価とか機能や使い勝手の話はここではしませんが、

ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/PC-BSD/iso

の

11.0-CURRENTJULY2016/
11.0-CURRENTJUNE2016/

はもはや不要と思います。この二つの後の TrueOS-Desktop-2016-10-28-x64 が
とんでもないゴミだったので、私もディスク上に取ってありましたが、
2016-12-15でかなり改善されたので、これ以前は保存する価値が無いと思います。

PC-BSD が TrueOSに移行するので、今後の TrueOSのミラーをどのディレクトリ
に持つか、ご検討ください。

よろしく。


丸山直昌@統計数理研究所
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[FreeBSD-users-jp 96002] BIOS/UEFI, ThinkPad X230, lenovofix

2016-12-17 スレッド表示 丸山直昌
丸山です。

このMLで特定のハードウェアの話をするのは好ましくない、と思いつつも、
Lenovo ThinkPad X230の話を書いてしまいます。というのは、X230ではLegacy
 Boot mode と UEFI Boot modeの切り替えがBIOS設定画面からできるからです。

一台のマシンに二つの Boot Mode は不要だし、運用途中でBoot Modeを変更する
のも労力の無駄でしかないわけですが、ソフトウェアのテストや開発が目的であ
れば、一台で両方試せる方が楽とか、費用が安く上がる、という場合はあり得る
わけです。私は、何と3年以上も日常的に使っているThinkPad X230が切り替え可
能であることに先月になってやっと気が付き、急遽Biosのアップデート用ソフト
をlenovoのサポートサイトから手に入れて適用し、TrueOS11.0のテストに使い始
めました。その上 X230は内臓ada0 diskが脱着可能なSATA 600なので、7mm 2.5
インチSATA SSDと「X230用ディスクマウントキット」(1000円くらい)があると、
簡単に内臓ディスクが交換できて、これはテスト機としては申し分なしです。

http://download.trueos.org/master/amd64/TrueOS-Desktop-2016-12-15-x64-USB.img

を使ってこの X230に 11.0 を入れた結果を一部ここに書いておきます。このイ
ンストーラーは Legacy BIOS, UEFI どちらのモードでも起動でき、Legacyで起
動してインストール作業を行ったた場合には、Legacyで内臓ディスクから起動し
た場合にTrueOS11.0が動くようにインストールされ、UEFIで起動してインストー
ル作業を行った場合には、UEFIで内臓ディスクから起動した場合にTrueOS11.0が
動くようにインストールされます。内臓ディスクを、どちらで起動しても11.0が
動くようにすることは、原理的には簡単なことですが、それはインストーラーの
標準の機能としては用意されていません(それが有用なこととも、重要なことと
も思いません)。

以下、それぞれのモードでインストールした場合の内臓ディスクのパーティショ
ン分割状況と、 fdiskの出力を紹介しておきます。いずれも「内臓ディスク全部」
をTrueOS11.0に割り当て、ブートローダーは BSD boot loader(grubではなく)
を選択、という一番簡単なインストールの場合です。ここで何故私が fdisk の
出力を示すか、その理由ですが、 lenovo の製品の中には「変態」のBIOSを持つ
物があって、そのために man gpart には"lenovofix" なる特別のオプションが
書いてあります。ここに示す fdiskの出力と、このディスクでTrueOS11.0がちゃ
んと起動するという事実は、 X230のBIOSがそのような変態ではない、というこ
とを証明していると考えるからです。

さらに付け加えると、X230の UEFI は、私が苦労した TOSHIBA dynabookN51のよ
うな変態でもありません。規格に十分に適合していると感じています(UEFI規格
を正確には知らないので、こういう言い方しかできませんが)。

# 中古でも X230は買うべし!

Legacyの場合:

# gpart show ada0
=>   40  500118112  ada0  GPT  (238G)
 40512 1  freebsd-boot  (256K)
552  491708416 2  freebsd-zfs  (234G)
  4917089688388608 3  freebsd-swap  (4.0G)
  500097576  20576- free -  (10M)

# fdisk ada0
*** Working on device /dev/ada0 ***
parameters extracted from in-core disklabel are:
cylinders=7938384 heads=1 sectors/track=63 (63 blks/cyl)

Figures below won't work with BIOS for partitions not in cyl 1
parameters to be used for BIOS calculations are:
cylinders=7938384 heads=1 sectors/track=63 (63 blks/cyl)

Media sector size is 512
Warning: BIOS sector numbering starts with sector 1
Information from DOS bootblock is:
The data for partition 1 is:
sysid 238 (0xee),(EFI GPT)
start 1, size 500118191 (244198 Meg), flag 0
beg: cyl 0/ head 0/ sector 2;
end: cyl 1023/ head 255/ sector 63
The data for partition 2 is:

The data for partition 3 is:

The data for partition 4 is:



UEFI の場合

# gpart show ada0
=>   40  500118112  ada0  GPT  (238G)
 40 204800 1  efi  (100M)
 204840  491483136 2  freebsd-zfs  (234G)
  4916879768388608 3  freebsd-swap  (4.0G)
  500076584  41568- free -  (20M)

# fdisk ada0
*** Working on device /dev/ada0 ***
parameters extracted from in-core disklabel are:
cylinders=496149 heads=16 sectors/track=63 (1008 blks/cyl)

Figures below won't work with BIOS for partitions not in cyl 1
parameters to be used for BIOS calculations are:
cylinders=496149 heads=16 sectors/track=63 (1008 blks/cyl)

Media sector size is 512
Warning: BIOS sector numbering starts with sector 1
Information from DOS bootblock is:
The data for partition 1 is:
sysid 238 (0xee),(EFI GPT)
start 1, size 500118191 (244198 Meg), flag 0
beg: cyl 0/ head 0/ sector 2;
end: cyl 1023/ head 255/ sector 63
The data for partition 2 is:

The data for partition 3 is:

The data for partition 4 is:



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