catchです
さて、こちらでは、マーケティングキャンペーンの話をば。

> Hirano Kazunari wrote:
> 今後、why.openoffice.orgで展開するグローバルマーケティングの広報活動のた
> め、ネットのメディアだけでなく、新聞、テレビ、ラジオ等にも、
> OpenOffice.orgのプロダクトリリース情報、マーケティング情報を知らせていき
> ます。
> 
> "Get Legal"はwhy.openoffice.orgの最初のキャンペーンになります。
> 現在、Office2007ベータのテストドライブ
> http://www.microsoft.com/office/preview/beta/testdrive.mspx?showIntro=n
> に対応して、"Take a Test Drive - Keep the Car!"というキャンペーンも準備
> 中です。
> 
> 現在「報道関係者各位」として発信されるプレスリリースはどこに配信されてい
> ますか。
...
> 1. 
> why.oo.oキャンペーンを知らせていく情報提供先はすでにそれぞれのサイトなどで公開されているもので十分です。プレスリリースの現在の配信先を知っておけば、配信先の重複を避け、現在配信していないところに範囲を広げることができます。
> 2. ウィルス報道の分析については、どこに配信されたのかがわかれば十分です。
...
> Why.oo.oというのは国際キャンペーンで
> http://why.openoffice.org  この間、ページの翻訳の他
> JA OOoのマーケティング担当他の協力を得て
> http://openoffice.s16.xrea.com:8080/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5Bwhyooo%5D%5D
> こういうページがたちあがっています。
> 
> ウィルス報道の分析は、今後類似の報道があった場合に、どのように対応するかを研究する上で重要です。各Native
> Languageプロジェクトでもアナウンスをどのように翻訳するか、マーケティングとどのように連携したらいいか議論しています。
> ja.oo.oでも、英語のアナウンスをすべて翻訳すべきなのか、何を日本語で流すべきなのか、どのタイミングでプレスリリースを出すか、リリース後の報道をどうモニターするかなど、翻訳プロジェクトとマーケティングプロジェクトで検討すべき問題はたくさんあります。
> . 


Why OpenOffice.orgのキャンペーンを進めたいという提案は、大歓迎です。

これまで、プレスリリース等による情報提供は、IT系のメディアを中心に行って
きたというのが現状です。これを、一般メディアに広げるというのは、今のとこ
ろやっていません。過去に、R25や日経トレンディのスミッコに載ったり、朝日
新聞の地方版のインタビューを受けたり(これは2002年頃、中田さんが対応し
た)、読売新聞のWebサイトのITコーナーで、プレスブリーフィングの記事が掲載
された(これは、YomiuriPCというパソコン雑誌経由)といった実績があるくらい
です。

Why OpenOffice.orgキャンペーンを機会に、これを拡大してテレビや一般新聞や
雑誌というのは、良いアイデアかも知れません。ただ、そのようなメディアに載
りたがっている人たちは、世の中にたくさんいそうなので、プレスリリースを送
るだけWebサイトを作ってキャンペーンを始めましたというだけで、注目される
かどうかはよく分かりません。きっと、マーケティングの総合力が試されるで
しょう。

まあ、そうは言っても心配しているだけでは始まらないので、きちんとプランを
考えたいところです。
それに、マーケティングだけ成功しても、ダメだろうなとは思います。それを見
て使い始めたユーザーの質問に回答したり、使い始めるためのドキュメントを充
実させたり、バグを見つけたらそれをフィードバックしたり、日本から新機能を
提案したり、ひととおりのことをそれなりのレベルでできないと、マーケティン
グだけ突出するのは、おっかないです。



プレスリリースですが、別の投稿でも説明したように、いくつかの方法で配信し
ています。あわしろリストについては、説明したとおりです。
また、案内MLについては、誰でも投稿できるようになっています。一応、私が承
認してから配信されますが、OOoやオープンソースに関連していれば、商用利用
もOKです。

で、一般メディア(テレビとか一般新聞・一般雑誌とか)に配信先を広げる件です
が、連絡先を、あわしろさんに連絡してもらうとプレスリストに追加してくれる
でしょう。一般メディアのリストを管理する人を誰か別に立てて、その人に対応
を一任するという手もありかも知れません。いずれにしろ、OOo日本ユーザー会
から流す情報は、このdiscuss-MLで査読してから流すことになるので、そのプロ
セスを踏まえれば良いのではないでしょうか。



平野さんは、いくつか誤解をしているような気がするので、そのあたりを説明し
ておきます。

まず、Why OOoのキャンペーンの作業が、あまり進んでいない件について。
これは、私のコーディネート能力不足ということも多々あるのですが、一番の
ネックは、コンテンツを書く人が不足していることだと思います。皆さんにアイ
デアを出して頂いたら、それを可知がバリバリ形にしていくという体制が取れれ
ばいいのですが、それでは私のボランティア仕事が勝手に増えていくだけで対応
できません。

もう一つの手として、英語コンテンツをバリバリ翻訳していくという手段もある
と思いますが、これも今のところ最終的な形になるところまで至っていません。
また、すでに議論があったように、翻訳しただけのコンテンツでマーケティング
キャンペーンとして効果があるかという問題もあります。

このあたりをどのように解決していくのがいいとお考えでしょうか >> 皆さん

単にアイデアレベルではあるのですが、誰かがきちんとしたコンテンツを作るの
は結構手間がかかるので、それなら思い切ってWeb2.0(!)的に多くの人の意見を
集められるような形にするのが、面白いのではないかなぁ なんて考えていま
す。そのために、CMSをひとつ設置して、「なぜOOoを選ぶのか」を特定のテーマ
に沿って、皆さんからコメントを集めるというようなイメージです。



もう一つ、平野さんはユーザー会の初期の活動の経緯についてご存じないかもし
れないので、そのあたりを説明しておきます。

現在のところ、OpenOffice.org Japanese Native-Lang Project(ja N-L)と
OpenOffice.org日本ユーザー会(ユーザー会)は、別々のものではありません。
2003年1月20日に、disucuss-MLでのレビューを経て「OpenOffice.org日本ユー
ザー会はOpenOffice.orgに合流しました」というプレスリリースを流しました。

http://ja.openoffice.org/marketing/pressrelease/20030120.txt

それ以降、ja N-Lが管理しているja.oooのWebサイトに、ユーザー会の看板を掲
げて活動をしてきました。プレスリリースもユーザー会名義で配信してきました。

これは、内部的には混乱しがちなのですが、外部から見た場合に、看板は1枚で
すし、同時に敷居が低く見えるというメリットがあります。



> Why.oo.oというのは国際キャンペーンで
> http://why.openoffice.org  この間、ページの翻訳の他
> JA OOoのマーケティング担当他の協力を得て

平野さんは、上記のように「ja OOoのマーケティング担当」と呼んでいますが、
それはユーザー会のマーケティングプロジェクトです。
私は、現在のところja N-Lとユーザー会を一体のものとして活動しています。

日本におけるマーケティング活動に力を貸そうとお考えでしたら、いきなりja
N-Lとユーザー会が別々の集まりだと考えて行動するのは、やめてください。混
乱の元になります。すでにOOoに積極的に関わってくれている人たちの貴重なリ
ソースを分散させるだけのことのような気がします。

従来の活動において、この体制でいくばくかの成果を上げてきました。
しかし、これでは今後の活動に制約を受けるのではないかと考えている方が、少
なからずいるんだろうなぁとは思います。もしも、ja N-Lとユーザー会を別々の
ものとして活動すべきだとお考えの方がおいででしたら、どうぞそのために議論
を始めてください。明日の活動体制をどのようにすべきか、時間をかけて議論し
て行きましょう。


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可知 豊
Yutaka Kachi
http://www.catch.jp/
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