いいだです。

位置参照情報のインポート作業について、作業を進めています。
何点か、連絡と相談です。

■連絡: サンプルデータを作りました
市町村ごとにデータを分割して、.osmファイルまで変換する手順が整いました。
ので、サンプルとして、データをGithubにあげました。

https://github.com/nyampire/import_ISJ_2019

タグについての議論も続いていますので、変更が発生する場合は作成し直します。
「こんなかんじになるんだー」というかんじで御覧ください。

■連絡: インポート・アウトラインを作りました。
まだ書きかけですが、タグの付与案などについて記載を行っています。

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:MLIT_ISJ/import2019_outline
https://wiki.openstreetmap.org/wiki/MLIT_ISJ/import2019_outline

■相談: タグの付与について
地物へのタグ付与なのですが、従来割り振られていた、refタグの利用をやめました。
他のデータセットとの結合ができないことが大きな理由ですが、
もしかしたら、将来的にISJデータの更新を行う際には、このrefが重要になってくる可能性はあります。
その場合、ref:ISJ_JP などのタグを使って残すことも視野かと思います。

■相談: localty (カテゴリ0)の扱いについて
従来のタグ付与では、大字・小字・丁目のコードの 0 に対して、localtyが提案されていました。
ただ、実際の位置参照情報データを見てみると、カテゴリ0に分類されるのは京都の地名だけでした。
Github上にある concat_originals.csv というファイルが、もともとのCSVデータを結合してあるもので、
grepするとこんなかんじです。

$ cat ./concat_originals.csv | grep ,\"0\"$ | grep -v 京都
$

京都の町名に関しては、placeの階層に従うと、place=neighbourhoodでよいのじゃないかな、と思っていて、そのようにWikiページを作っています。
(上ル下ル西入ル東入ル、のような案内の箇所については、「階層に入れない」ということになっているのでご注意ください)

なお、課題となりそうな、京都の町名重複箇所については、例えば以下の通り、複数のNodeが作成されます。

"26","京都府","26104","京都市中京区","261040079000","鍵屋町","35.017340","135.763148","0","0"
"26","京都府","26104","京都市中京区","261040080000","鍵屋町","35.012924","135.761674","0","0"
"26","京都府","26106","京都市下京区","261060066000","鍵屋町","34.991731","135.766261","0","0"
"26","京都府","26106","京都市下京区","261060067000","鍵屋町","34.994969","135.758927","0","0"
"26","京都府","26106","京都市下京区","261060068000","鍵屋町","34.999629","135.765511","0","0"
"26","京都府","26106","京都市下京区","261060069000","鍵屋町","34.990949","135.756023","0","0"

そういう意味では、これらのデータのuniqueness確保のためにrefタグを残す、ということもアリといえばアリなのかもしれません。
(addr:postcodeで判別できる可能性もありますが、それすら同じになるものがあったはず)
http://geodosu.com/en/node/657

ご意見いただけると嬉しいです。

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