Re: [OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング
東様 >おおよその位置情報や方向とどう合わせて経路をつないでいくのかお考えがあればお聞かせください。 歩測とコンパスでどうにかするしかないと思っています。 もちろんこの方法はハードルが高いとは思いますし、もっと簡単な方法があれば私も採用したいですが、良いやり方を思いつきません。 >>>* 地下鉄出入口 >現時点ではどういれると良いのか判断つきません。 では現時点ではペンディングということで。 >従来のマッピングではこれを ref=1;2 のように列挙型で記述していたのですが 私もこの書き方は改善したいと思っているのですが、うまい書き方が思いつきません。 muramoto ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
Re: [OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング(路線編)
東様 >相対式ホームの場合にはホームごとにエレベータが必要で、それが片側にしか無い駅も存在するため、通り抜け可否を正しく判断するには複線化が必須なのです。 リレーションのメンバーにplatformを追加すれば複線化する必要は必ずしもないのではないでしょうか。 もちろん実際に複線が存在するのであれば複線化するのがベターではありますが、ターミナル駅などでは車両の両側から降りることができる「単線+両側プラットホーム」という構造はよくあります。 (私が東様の意図を理解できていない可能性が高いので、図示いただけると助かります) muramoto ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
Re: [OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング(路線編)
すみません、間違いがありました。 <誤>6 (明示はされていませんが)PTv1の「route=railway」や「route_master」といったリレーションは使われなくなったようです。 <正>6 (明示はされていませんが)PTv1の「route=railway」や「スーパー・リレーション」といったリレーションは公共交通機関のリレーションでは使われなくなったようです。 2017/12/04 Shu Higashi : > 鉄道/地下鉄路線(線路)のマッピング方法についてのたたき台を > 提案させて頂きます。 > 私の理解でまとめているのでお気づきの点などありましたら > ご指摘ください。 > 従来の鉄道路線のマッピング(PTv1)を徐々にPTv2に > 切り替えて行ければと考えていますので、これまで鉄道のマッピングを > しておられる方など、ご意見頂けますと幸いです。 > > # PTv1でのマッピング > 従来のスキーマPTv1では、鉄道の経路は、 > 鉄道路線そのもの(例:JR常磐線)を示すリレーション > type=route > route=railway > https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Tag:route%3Drailway > と、 > その上を運行する列車/系統名(例:常磐線快速,特急ひたち) > type=route > route=train > https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Train_routes > で、それぞれ別のルート・リレーションとして記述するようになっていました。 > さらに後者のroute=trainは親リレーションとしてスーパー・リレーション > を作って親子関係をもたせることができました。 > 特にヨーロッパでは地域や国境をまたぐ路線が多いため > 同一の区間が複数のリレーションに属しているなど > 複雑な鉄道ネットワークがマッピングされています。 > > # PTv2でのマッピング > https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Proposed_features/Public_Transport > https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:%E5%85%AC%E5%85%B1%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A9%9F%E9%96%A2 > 鉄道に限らずバス、フェリー、トラムなども含めた公共交通機関全体での > 整合性を取るために、PTv1を整理・拡張して提案されました。 > その主なポイントは以下の通りです。 > 1 交通機関の停車位置(stop positiom)の概念を導入 > 2 プラットホームと停車位置を分けてタグ付け > 3 停車場(stop area)リレーションの導入により複数交通機関の乗り入れを表現できるようにした > 4 > ルートのリレーションを方向(方面)ごとに分割(複線化)し、さらに時間帯や季節など一定の条件でルートの一部が変わるvariant(経路のバリエーション)も > 分割して記述できるようにした > 5 ルートマスター(route master)リレーションの概念を導入し > 上記4の分割した各ルートを束ねられる構造とした。 > 6 (明示はされていませんが)PTv1の「route=railway」や「route_master」 > といったリレーションは使われなくなったようです。 > > # 東京メトロ千代田線の経路のマッピング例 > (既存のマッピング内容と大きく変わるため実データはまだ触っていません) > 千代田線 > http://www.tokyometro.jp/station/line_chiyoda/ > https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD%E5%8D%83%E4%BB%A3%E7%94%B0%E7%B7%9A > の基本経路はともに地上駅である「綾瀬」と「代々木上原」を結ぶ経路ですが > 綾瀬駅の北側に盲腸のような「北綾瀬」駅があり、タマに「綾瀬」駅から「北綾瀬」駅を往復する電車が走っています。上記Wikipedia記事によれば「綾瀬」を起点として「代々木上原」及び「北綾瀬」が終点とされています。 > また、「代々木上原」からは小田急線に、「綾瀬」からは常磐緩行線に、それぞれ乗り入れています。 > > ## 経路の分割と階層化 > これらの経路を整理すると以下のような階層構造となります。 > 1 千代田線全体 type=route_master/route_master=subway > 1.1 基本路線(一部地上駅ではあるがその部分だけ切り離すと複雑になるため全てsubwayのルートとした) > 1.1.1 基本路線1:綾瀬-代々木上原 type=route/route=subway > 1.1.2 基本路線2(バリエーション):綾瀬-北綾瀬 type==route/route=subway > 1.2 相互乗り入れ路線 > 1.2.1 小田急線:代々木上原-唐木田 type=route/route=train > 1.2.2 JR常磐緩行線:綾瀬-取手 type=route/route=train > > ## 経路の複線化 > 衛星画像等で把握できることもあり、日本では地上の鉄道路線は > かなり複線化が済んでいますが、 > 地下鉄路線は見えるものが無いことから > 実際はほとんど複線なのですが、単線としてマッピングされている区間が > 多く残っています。 > PTv2では複線の場合には始発駅から終着駅に向けてそれぞれウェイを別に描いて > それぞれ以下のようなリレーションを構成します。 > https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:%E5%85%AC%E5%85%B1%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A9%9F%E9%96%A2#.E9.81.8B.E8.A1.8C.E7.B5.8C.E8.B7.AF > それぞれのリレーションのメンバーとして、始発駅から終着駅の順番に > 駅を登録します。 > https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Relation:route#.E3.83.A1.E3.83.B3.E3.83.90.E3.83.BC > PTv2では複線化が前提なのでfarward/backwardやnorth/south/..などの方向は不要です。 > > 車椅子向けの案内を考える場合、島式のホームであればエレベータを抜ける経路は共有できるので単線でも通り抜け可否を正しく表現できますが > 相対式ホーム > https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0#.E7.9B.B8.E5.AF.BE.E5.BC.8F.E3.83.9B.E3.83.BC.E3.83.A0 > の場合にはホームごとにエレベータが必要で、 > それが片側にしか無い駅も存在するため、 > 通り抜け可否を正しく判断するには複線化が必須なのです。 > > ここまでをふまえた経路のタグ付けについては下記にまとめ中です。 > https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FcvlgG83QYvfeXdt7mJeJRJ0dGkJlOi7DJ-2sD-uUsU/edit?usp=sharing > > 以上です。 > みなさまのご助言、ご支援を頂けますと幸いです。 > 東 > ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
[OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング(路線編)
鉄道/地下鉄路線(線路)のマッピング方法についてのたたき台を 提案させて頂きます。 私の理解でまとめているのでお気づきの点などありましたら ご指摘ください。 従来の鉄道路線のマッピング(PTv1)を徐々にPTv2に 切り替えて行ければと考えていますので、これまで鉄道のマッピングを しておられる方など、ご意見頂けますと幸いです。 # PTv1でのマッピング 従来のスキーマPTv1では、鉄道の経路は、 鉄道路線そのもの(例:JR常磐線)を示すリレーション type=route route=railway https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Tag:route%3Drailway と、 その上を運行する列車/系統名(例:常磐線快速,特急ひたち) type=route route=train https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Train_routes で、それぞれ別のルート・リレーションとして記述するようになっていました。 さらに後者のroute=trainは親リレーションとしてスーパー・リレーション を作って親子関係をもたせることができました。 特にヨーロッパでは地域や国境をまたぐ路線が多いため 同一の区間が複数のリレーションに属しているなど 複雑な鉄道ネットワークがマッピングされています。 # PTv2でのマッピング https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Proposed_features/Public_Transport https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:%E5%85%AC%E5%85%B1%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A9%9F%E9%96%A2 鉄道に限らずバス、フェリー、トラムなども含めた公共交通機関全体での 整合性を取るために、PTv1を整理・拡張して提案されました。 その主なポイントは以下の通りです。 1 交通機関の停車位置(stop positiom)の概念を導入 2 プラットホームと停車位置を分けてタグ付け 3 停車場(stop area)リレーションの導入により複数交通機関の乗り入れを表現できるようにした 4 ルートのリレーションを方向(方面)ごとに分割(複線化)し、さらに時間帯や季節など一定の条件でルートの一部が変わるvariant(経路のバリエーション)も 分割して記述できるようにした 5 ルートマスター(route master)リレーションの概念を導入し 上記4の分割した各ルートを束ねられる構造とした。 6 (明示はされていませんが)PTv1の「route=railway」や「route_master」 といったリレーションは使われなくなったようです。 # 東京メトロ千代田線の経路のマッピング例 (既存のマッピング内容と大きく変わるため実データはまだ触っていません) 千代田線 http://www.tokyometro.jp/station/line_chiyoda/ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD%E5%8D%83%E4%BB%A3%E7%94%B0%E7%B7%9A の基本経路はともに地上駅である「綾瀬」と「代々木上原」を結ぶ経路ですが 綾瀬駅の北側に盲腸のような「北綾瀬」駅があり、タマに「綾瀬」駅から「北綾瀬」駅を往復する電車が走っています。上記Wikipedia記事によれば「綾瀬」を起点として「代々木上原」及び「北綾瀬」が終点とされています。 また、「代々木上原」からは小田急線に、「綾瀬」からは常磐緩行線に、それぞれ乗り入れています。 ## 経路の分割と階層化 これらの経路を整理すると以下のような階層構造となります。 1 千代田線全体 type=route_master/route_master=subway 1.1 基本路線(一部地上駅ではあるがその部分だけ切り離すと複雑になるため全てsubwayのルートとした) 1.1.1 基本路線1:綾瀬-代々木上原 type=route/route=subway 1.1.2 基本路線2(バリエーション):綾瀬-北綾瀬 type==route/route=subway 1.2 相互乗り入れ路線 1.2.1 小田急線:代々木上原-唐木田 type=route/route=train 1.2.2 JR常磐緩行線:綾瀬-取手 type=route/route=train ## 経路の複線化 衛星画像等で把握できることもあり、日本では地上の鉄道路線は かなり複線化が済んでいますが、 地下鉄路線は見えるものが無いことから 実際はほとんど複線なのですが、単線としてマッピングされている区間が 多く残っています。 PTv2では複線の場合には始発駅から終着駅に向けてそれぞれウェイを別に描いて それぞれ以下のようなリレーションを構成します。 https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:%E5%85%AC%E5%85%B1%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A9%9F%E9%96%A2#.E9.81.8B.E8.A1.8C.E7.B5.8C.E8.B7.AF それぞれのリレーションのメンバーとして、始発駅から終着駅の順番に 駅を登録します。 https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Relation:route#.E3.83.A1.E3.83.B3.E3.83.90.E3.83.BC PTv2では複線化が前提なのでfarward/backwardやnorth/south/..などの方向は不要です。 車椅子向けの案内を考える場合、島式のホームであればエレベータを抜ける経路は共有できるので単線でも通り抜け可否を正しく表現できますが 相対式ホーム https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0#.E7.9B.B8.E5.AF.BE.E5.BC.8F.E3.83.9B.E3.83.BC.E3.83.A0 の場合にはホームごとにエレベータが必要で、 それが片側にしか無い駅も存在するため、 通り抜け可否を正しく判断するには複線化が必須なのです。 ここまでをふまえた経路のタグ付けについては下記にまとめ中です。 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FcvlgG83QYvfeXdt7mJeJRJ0dGkJlOi7DJ-2sD-uUsU/edit?usp=sharing 以上です。 みなさまのご助言、ご支援を頂けますと幸いです。 東 ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
Re: [OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング
東です。 > >もし具体的な地下鉄構内のマッピング手法のイメージがあればご提案ください。 > 私の案は「歩測」です。 > 今回の案では「正確な図形や距離や位置を写し取るのではなく」とありますので、ラフな歩測精度でマッピングすれば、ライセンスの問題も生じません。 歩測自体はぜひ取り入れたいのですが分かるのは距離なので おおよその位置情報や方向とどう合わせて経路をつないでいくのか お考えがあればお聞かせください。 地下鉄の構造は、現状OSMではほぼ描かれていない上に 衛星画像で輪郭が見えるわけでもないので そこを歩測だけで合わせていくのはなかなかハードルが高いのでは ないかという気がしています。 おそらく順を追ってマッピング手順をまとめる必要があるのではないか という気がしますが、敷居が低いやり方でできるといいですね。 >>>* 地下鉄出入口 > 横浜市営地下鉄のサンプルです。ひとつの看板の表と裏で表記が異なっています。 > https://www.dropbox.com/s/3x6xvojsdya3rtj/IMG_5455.JPG?dl=0 > https://www.dropbox.com/s/hrvbq6hiqxpvv6i/IMG_5456.JPG?dl=0 > > もちろん、「そもそも出入口の名前ではない」という見解もあろうかと思います。 > そうであれば、`railway=subway_entrance`や`entrance=yes`の`name`に入れる値を何にするか(もしくは何も入れないのか)について合意を取りたいです。 > もしくは、難しい問題なのでペンディングにするか。 写真拝見しました。 私の考えている車椅子利用者向けには、このような場合は ref=4 で4番出口、ということがあれば案内できると考えています。 名前があればよりベターだとは思いますが 現時点ではどういれると良いのか判断つきません。 >>>プラットホーム > タグ付け(リレーション化)の話ではなく、トポロジーの話です。 > プラットホームにつながる階段ウェイとプラットホームのウェイをつなげないと、ナビができない可能性が高いと思います。下記のような場合、階段がプラットホームにつながっていることを表現するには、どのような構造にすればよいでしょうか? > https://www.dropbox.com/s/k2gpngdjp2nc8f4/OSM_railway_platform.svg?dl=0 > > ひとつの解決策としては、プラットホームとhighway=footwayを別に描くことかと思いますが。 はい。私はそのつもりでした。> プラットホームとhighway=footwayを別に描く 関連してもう少し細部で調整が必要かもと思っていたのは 島型のプラットホームでは2つある側面に異なる番線(1番線と2番線とか)が 付いていることが普通だと思いますが 従来のマッピングではこれを ref=1;2 のように列挙型で記述していたのですが 地下鉄も複線にした方が良いと思っているので (別スレッドで挙げる予定) どちらの方面(路線の方向)がどちらの番線なのか区別できるように プラットホームのエリアを縦に区切って(エリアを2つ描いて) それぞれ1番線(ref=1)と2番線(ref=2)とした方がベターなのかなぁ と思ったりしていました。 まだ全体的に整合性が取れるかどうかまで検討しきれていませんが。 > >これはInddor/3Dマッピングではなくて、形状的には2次元で衛星画像 > >などをトレースしてあり、その中の経路をlevelタグで階層的な > >つながりを表現してつないだもの、と理解してよろしいでしょうか。 > 駅構内の通路は衛星画像からは見えません。これはIndoor/3Dマッピングの結果です。 > > 地上駅であっても、衛星画像で通路は見えないので、地上駅と地下鉄駅を区別する必要は無いように思いますがいかがでしょうか。 区別する必要性が無いとは私自身は判断しきれていないので おいおい詰めていければと思います。 現時点では地下鉄では(上から見た)外部の構造すら見えないので 地上駅よりマッピングは難しいと感じます。 > muramoto > ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
Re: [OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング
>barrier=turnstileで統一できればと考えています。 同意します。 >もし具体的な地下鉄構内のマッピング手法のイメージがあればご提案ください。 私の案は「歩測」です。 今回の案では「正確な図形や距離や位置を写し取るのではなく」とありますので、ラフな歩測精度でマッピングすれば、ライセンスの問題も生じません。 >>* 地下鉄出入口 横浜市営地下鉄のサンプルです。ひとつの看板の表と裏で表記が異なっています。 https://www.dropbox.com/s/3x6xvojsdya3rtj/IMG_5455.JPG?dl=0 https://www.dropbox.com/s/hrvbq6hiqxpvv6i/IMG_5456.JPG?dl=0 もちろん、「そもそも出入口の名前ではない」という見解もあろうかと思います。 そうであれば、`railway=subway_entrance`や`entrance=yes`の`name`に入れる値を何にするか(もしくは何も入れないのか)について合意を取りたいです。 もしくは、難しい問題なのでペンディングにするか。 >>プラットホーム タグ付け(リレーション化)の話ではなく、トポロジーの話です。 プラットホームにつながる階段ウェイとプラットホームのウェイをつなげないと、ナビができない可能性が高いと思います。下記のような場合、階段がプラットホームにつながっていることを表現するには、どのような構造にすればよいでしょうか? https://www.dropbox.com/s/k2gpngdjp2nc8f4/OSM_railway_platform.svg?dl=0 ひとつの解決策としては、プラットホームとhighway=footwayを別に描くことかと思いますが。 >これはInddor/3Dマッピングではなくて、形状的には2次元で衛星画像 >などをトレースしてあり、その中の経路をlevelタグで階層的な >つながりを表現してつないだもの、と理解してよろしいでしょうか。 駅構内の通路は衛星画像からは見えません。これはIndoor/3Dマッピングの結果です。 地上駅であっても、衛星画像で通路は見えないので、地上駅と地下鉄駅を区別する必要は無いように思いますがいかがでしょうか。 muramoto ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
Re: [OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング
コメントありがとうございます。 > ご提案いただいた基本的なマッピングスキームに同意いたします。 > > (barrier=turnstileは知りませんでした。勉強になりました。なお日本国内では新宿駅でのみ本タグが使われているようですが、東様提示スキームとは異なる使い方がされておりました。) そうですね。Indoor/3Dマッピングでは改札をbarrier=gateで エリアとしてタグ付けしている例があって 私もそれでやったことがありますが http://www.openstreetmap.org/way/381446136 今回は改札はノードでシンプルに表現したいので下記Wiki https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Tag:barrier%3Dturnstile https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Tag:railway%3Dsubway_entrance にも改札で使うことが記載されていることから barrier=turnstileで統一できればと考えています。 >>鉄道事業者が公開している駅の構内図を参考に、実際にその駅を利用したり調査した知識と併せて、正確な図形や距離や位置を写し取るのではなく、経路案内に支障の無い範囲での、一部抽象化した図形やジオメトリとしてマッピングする。 > > 室内であっても歩測等によるマッピングが基本であると思います。「鉄道事業者が公開している駅の構内図の参照」をマッピング指針のトップに持ってくるのは、グレーな成分が多く、OSMにはそぐわないと考えます。 歩測で距離を測るのは地下や建物内でのマッピング支援の手法として 今回のまとめに入れたいですね。 もし具体的な地下鉄構内のマッピング手法のイメージがあればご提案ください。 1m以内の短い距離だと、私は自分の靴が何個分かということで おおよそ測ることもあります。(人通りが少ない時に) レーザー距離計も割と手頃な価格で手に入るので補助手段のひとつに 良いかなと思います。 https://www.monotaro.com/p/0911/6187/?gclid=EAIaIQobChMI74X35_Hs1wIVUCQrCh1hmQdGEAQYASABEgK29PD_BwE&utm_medium=cpc&utm_source=Adwords&cm_mmc=Adwords-_-cpc-_-PLA-_-09116187&ef_id=VYEfCQAAAXG6Mov@:20171203032244:s ただ、ひとりだと終端の位置にカベか何か、光を跳ね返すものが無いと測れないのが 難点 :) >>* 地下鉄出入口 > 駅に入る方向と、駅から出る方向で、出入口の名前が違っている場所があります(駅に入る方向では「横浜駅」で、駅から出る方向では「ルミネ方面出口」とか)。このような場合は、nameの値は何にしたら良いでしょうか。 うーん、単純で難しい。 この例はそもそも出入口の名前なんですかね。出入口そのものというより 目に見えるところにある案内板みたいな感じもしますが。 通常は「新橋烏森口」みたいに出入口両方に使える名前ですが 入口と出口をあくまで別々に表現したい場合は それぞれにノードを打つ感じですかね。 物理的にはどんな構造でしょうか。 駅構内の通路と屋外(もしくは屋内の広場)の境界あたりでしょうか。 >>プラットホーム > 特に地上駅では、プラットホームはエリアで描かれていることが多いと思います。 > この場合、プラットホームとhighwayがつながっていることを表現するにはどうしたら良いでしょうか。 今回はPTv2をベースに考えているので プラットホームやhighwayなど、そのあたり(停車場)にあるものは 全てpublic_transport=stop_areaリレーションのメンバーになります。 余談ですが、地上駅、地下鉄、バスなどが乗換可能な大きな駅では 同じ駅名がついているものはPTv2では全てひとつの public_transport=stop_areaリレーション配下のメンバーになります。 ここが(メンバーが大量になりそうで)ちょっと整理に工夫が 要りそうだなぁと思っていて 先日のMetroMapping https://wiki.openstreetmap.org/wiki/User:Higa4/Metro_Mapping で提案されていた、public_transport=stop_areaを束ねる public_transport=stop_area_groupリレーションが承認されると良いなと 思っていたのですがリジェクトされてしまいました。。 > それと、お願いと言いますか、例えば湯島駅を対象に、東様の提示案でOSMデータを完成させていただけませんでしょうか。物理的構造とOSMデータを適度に整合させる(一部抽象化した図形やジオメトリとしてマッピングする)事例を具体的に提示いただければ、私を含め皆の理解に助けになるのではないかと思います。 はい。他の方のマッピングに少し手を入れたり、著作権的な話もあるので そこらがある程度問題ないことが分かってきたらサンプル駅を選んで やってみたいと考えています。 > (なお、もしかしたらご覧いただけたかもしれませんが、横浜駅を対象にして駅構内マッピングをおこないましたので、ご参考になれば幸いです > http://d.hatena.ne.jp/muramototomoya/20171128/1511872639 ) 情報ありがとうございます。地上駅の整理はまだこれからだったので ちょうど良かったです。 これはInddor/3Dマッピングではなくて、形状的には2次元で衛星画像 などをトレースしてあり、その中の経路をlevelタグで階層的な つながりを表現してつないだもの、と理解してよろしいでしょうか。 そうであれば私の考えていたものと同じ方向性だと思いますので 今回の整理に加えさせて頂ければと思います。 また、地上駅では衛星画像で形状が見え、屋内からも空が見える空間が あったりするので、目で見えるものと歩測などを組合せると 割と経路のつながりが正しくマッピングできるんじゃないかと思います。 今回は緻密なマッピングを目指しているわけではありませんが 経路を引く上でそのあたりのマッピングノウハウなどありましたら 併せて共有頂けると嬉しいです。 東 > よろしくお願いいたします。 > > muramoto > ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
Re: [OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング
東様 ご提案いただいた基本的なマッピングスキームに同意いたします。 (barrier=turnstileは知りませんでした。勉強になりました。なお日本国内では新宿駅でのみ本タグが使われているようですが、東様提示スキームとは異なる使い方がされておりました。) 以下に私の悩みも含めて質問いたします。 >鉄道事業者が公開している駅の構内図を参考に、実際にその駅を利用したり調査した知識と併せて、正確な図形や距離や位置を写し取るのではなく、経路案内に支障の無い範囲での、一部抽象化した図形やジオメトリとしてマッピングする。 室内であっても歩測等によるマッピングが基本であると思います。「鉄道事業者が公開している駅の構内図の参照」をマッピング指針のトップに持ってくるのは、グレーな成分が多く、OSMにはそぐわないと考えます。 >* 地下鉄出入口 駅に入る方向と、駅から出る方向で、出入口の名前が違っている場所があります(駅に入る方向では「横浜駅」で、駅から出る方向では「ルミネ方面出口」とか)。このような場合は、nameの値は何にしたら良いでしょうか。 >プラットホーム 特に地上駅では、プラットホームはエリアで描かれていることが多いと思います。 この場合、プラットホームとhighwayがつながっていることを表現するにはどうしたら良いでしょうか。 それと、お願いと言いますか、例えば湯島駅を対象に、東様の提示案でOSMデータを完成させていただけませんでしょうか。物理的構造とOSMデータを適度に整合させる(一部抽象化した図形やジオメトリとしてマッピングする)事例を具体的に提示いただければ、私を含め皆の理解に助けになるのではないかと思います。 (なお、もしかしたらご覧いただけたかもしれませんが、横浜駅を対象にして駅構内マッピングをおこないましたので、ご参考になれば幸いです http://d.hatena.ne.jp/muramototomoya/20171128/1511872639 ) よろしくお願いいたします。 muramoto ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
[OSM-ja] 鉄道駅の通り抜け用マッピング
長文です。 方向性が見えてきたらWikiにまとめますが、ひとまずご意見を伺いたくこちらに投稿します。 # 趣旨 何らかの障害を持つ人にとって通行の妨げになるものや役に立つものを地図上に記載しておくことで、移動時の手助けとなる場合があります。理想的には現実に存在するあらゆる地物を識別して位置情報とともに地図上にマッピングして行ければ良いのですが、移動経路上にはあまりにも多くの情報があり、鉄道/地下鉄の駅には位置情報を取得しづらい屋内や地下の空間もたくさんあります。 精緻な3D/Indoorマッピングについては既に詳細な枠組みがいくつかまとめられているので、興味あればそちらをご参照ください。 https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Indoor_Mapping https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Simple_Indoor_Tagging https://wiki.openstreetmap.org/wiki/Simple_3D_buildings : Indoor mapping のビューア https://wiki.openstreetmap.org/wiki/OpenLevelUp https://openlevelup.net/?l=0#18/35.71263/139.77700 : 駅の3D/Indoor ビューア https://wiki.openstreetmap.org/wiki/OpenStationMap https://www.openstationmap.org/#17/35.71369/139.77738 OpenStationMapプロジェクトを率いているRoland Wagner教授は日本に縁があり、数年前にいちど一緒に上野駅をレーザー距離計で計測しながらマッピングしたことがあります。その結果、上記のように上野駅のおおよそ半分ほどの構造を二人ががりで半日かけてマッピングしました。個人的な感想ですが、確かに手動での3D/Indoorマッピングも頑張ればできますが、その難易度や手間を考えると、限定的なエリアならまだしも、広くみんなでコンプリートしよう、というところまではかなり難しい気がしています。 そこで、ここでは網羅的・精緻なマッピングではなく、障害のある人が目的地までできるだけ独力で移動するために必要な、その駅を通り抜けて目的地にたどりつけるかを判断するための経路情報に着目したマッピングの枠組みを、PTv2を中心とした既存のタグ付けをベースに整理したいと考えています。 利用する交通機関、あるいは障害の種類や程度により役に立つ情報や利用シーンが異なるなど様々なバリエーションはありますが、いちどに議論すると収拾がつかなくなりそうなため、ひとまず以下の(私自身にとって切実なw)ユースケースに絞って話を進めてみます。 # ユースケース 車椅子利用者またはその介助者が、自宅などで鉄道/地下鉄を利用した外出計画を立てる際に、目的地にたどり着くための経路探索ができるように、osmデータ整備を目指します。自宅から最寄り駅、及び目的地近くの駅から目的地まではすでに「歩道マッピング」としてまとまりつつあるので、ここでは最寄り駅から目的地近くの駅までの経路を考えます。 # ユースケースの背景 大都市圏には地上、地下に立体的で複雑な鉄道ネットワークがあります。車椅子利用者から見てこうした立体構造の中を通り抜けるためには 1 横方向のスムーズな移動(まっ平か、緩やかなスロープで表面が滑らか) 2 タテ方向の機械による移動(自力では移動できないのでエレベータがベスト。階段やエスカレータは補助器具等があって係員2名のアシストがあれば通れるが、極力避けたい) の2点が満たされている必要があります。 この2点を判断するための材料をマッピングすることを主眼に、その方法を整理します。 # 鉄道/地下鉄の駅と路線 地上/地下の鉄道を通り抜けるには駅の建物内(松戸駅とか湯島駅)を通り抜ける経路情報と、鉄道路線(JR常磐線とか東京メトロ千代田線)を通り抜ける(場合によっては乗り換える)経路情報の両方が必要です。後者の鉄道路線の経路はかなり複雑なため後回しにして、ひとまず駅の建物内の経路から始めます。 # 地下鉄駅のマッピング 地下鉄内の経路情報を整備するためには下記2点の大きな課題をクリアする必要があります。 1 駅の構造をどう把握してどう表現するか 2 位置情報が取れない(無線LANのAPやビーコンから相対的な位置を割り出したり、地磁気で判断したり、いくつか手法はあるが、まだ実用レベルものはない) これらに対する現時点での中間的な解決策として以下のように考えています。 鉄道事業者が公開している駅の構内図を参考に、実際にその駅を利用したり調査した知識と併せて、正確な図形や距離や位置を写し取るのではなく、経路案内に支障の無い範囲での、一部抽象化した図形やジオメトリとしてマッピングする。 まず著作権/ライセンスの面から言えば、構内図をそのまま転載するのはもちろん権利侵害にあたりますが、それを自分の経験や知識と照らして抽象的なつながりに読み替えながら(できれば現地の最新状態(=事実情報)とも突き合わせて)マッピングすることは権利侵害にあたらないと考えています。OSM側としてもlocal knowledgeまたは事実情報なのでこれらを登録することについて問題は無いと考えています。このあたり、みなさまのご意見を伺えますと幸いです。 著作権的な問題が無い場合、まず対象となる地下鉄駅付近をサーベイして駅の出入口をマッピングします。その出入口を駅構内図にある出入口の位置と対応付けることで、地下の構造(プラットホーム階、改札階、地上階、それぞれの階層構造と人が移動する経路)と、そのおおよその位置を把握することができます。把握した構造を図形というより、やや抽象化した幾何形状のつながり具合に着目してマッピングして行きます。(これは簡易的な手法としての提案であり、サーベイ等に基づき、正確な形状、距離、位置をマッピングできる場合はもちろんその方がベターです。) 以下に、構内図の例と、それをマッピングした場合の案を並べてみます。 構内図の例: https://www.tokyometro.jp/station/yushima/yardmap/index.html#adjacent マッピングの案(黒:物理的な構造、青:マッピング案): https://drive.google.com/file/d/1dK2sXe439tFIU7LD5pV35ftrkgw6zN-u/view?usp=sharing (これらのエレメントをさらにpublic_transport=stop_areaタグでリレーションとしてまとめたり、経路のリレーションのメンバーに入れたりしますが、それはまた別途) 上記「マッピングの案」タグ付けの補足説明: <0 地上階> * 地下鉄出入口 railway=subway_entrance をノードで打つ。ビルにある場合はその外周の該当位置に(ビルの玄関と同じように)打つ。 * エレベータ出入口 highway=elevator をノードで打つ。縦方向の経路は level=0;1 のように停止階で表現する。 <0;-1 地上階と改札階> * 階段 highway=steps をラインで引く。実際には「階段->吹き抜け部(stairwell)->階段」のように90度づつ曲がりながら高度を上下して行くが、簡易的に直線で表現しても良いこととする。接続する階数は level=0;1 のように表現する。 <-1 改札階> * 通路をhighway=footway で表現。 * 改札を上記通路上に barrier=turnstile としてノードで打つ。 <-1;-2 改札階とプラットホーム階> * 階段 highway=steps level=-1;-2 * エスカレータ highway=steps level=-1;-2 conveying=yes * エレベータ highway=elevator level~-1;-2 <-2 プラットホーム階> * public_transport=platform level=-2 ref=1;2 こうしたマッピングにより、経路探索ソフトウェアは 湯島駅のホームは島式1面 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0#.E5.B3.B6.E5.BC.8F1.E9.9D.A2 であるため、綾瀬方面および代々木上原方面のいずれに向かう電車でも2つのエレベータを通り抜けて3番出口から外に出られる(湯島天神近く!) という判断が可能になるのではないかと考えています。(実装の難易度は別にして) クリアにすべきポイントが多すぎるため、先に進む前にひとまずここまでのところでみなさまのご意見をお聞かせください。 東 ___ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja