Tomです。

JOSMには、「妥当性検査」や「フィルター機能」などメチャ強力な機能がありまして、
個人的に大変重宝しておりますし、
インポート作業など大量のデータを扱う時には、作業効率を上げることができます。

私の利用方法を紹介いたしますので、ぜひご参考にしていただき、効率良いマッピングをしてください。


・「妥当性検査」を行う。
「Alt+Shift+V」 でウインドウが開きます。
「妥当性検査」のボタンを押して、検査を開始します。
データ量が多いと、時間がかかる場合がありますが、ここは我慢^^;;;

・「検証結果」の「エラー」を処理します。
エラー項目を選択し、「修正」をクリックで、自動で修正してくれます。
ここについては、まず自動修正で問題無いと思います。
心配でしたら、右クリックの「問題へズーム」で、
エラー箇所を確認する事も出来ますので、確認してみると良いでしょう。


・次に、フィルタリング機能を使って、重複ノードなどの不要なノードを削除します。
順番としては、上記のエラー処理により、重複ノードが出来る場合がありますので、
エラー処理の後の方が良いです。

・フィルタ機能で、以下の文字列を登録します。
 「 type:node untagged 」 (タグの付いてない、単独のノ−ド って意味です。)
登録して、3箇所にチェックを入れます。
因みに、チェック箇所の意味は、オンマウスで表示されますが、左から以下のようになっています。
「フィルタを有効」「要素を非表示にする」「反転フィルター」

すると、タグの付いてない、単独のノ−ド だけが表示されます。
これらは、まず削除しても問題無いと思います。
私は、ゴッソリ削除しています。


・次に、「妥当性検査」の「警告」の処理をします。
ただ、たいていは、上記の処理で警告項目が減っていますので、
もう一度「妥当性検査」を行った方が良いです。
また、「警告」については、必ずしも修正が必要な訳では無く、注意を呼びかける意味合いだと思われます。
実際には、大半は修正した方が良いでしょうが。


・「交差するウェイ」「重なったウェイ」「Duplicate node in two un-closed ways - ノードの複製」・・・などの修正
これらは自動で修正してくれませんので、手動で修正する必要がありますが、探す手間を省く事ができます。


主に、私は、こんな感じで行っていますが、以上だけでも、かなりの修正が可能になります。


●お役立ち「フィルタ機能」活用法
「フィルタ機能」のチェックは、前にも書きましたが、この項目です。
  「フィルタを有効」「要素を非表示にする」「反転フィルター」
これのオン/オフを使い、また、複数の文字列を組み合わせる事で、様々な表示が可能になります。

参考に、私がセットして使ってる文字列を挙げておきますので、参考にしてください。
「highway:motor」
「highway:trunk」
「highway:primary」
「highway:secondary」
「highway=*」
「bridge:yes」
「tunnels:yes」
「waterway=*」
・・・・・・・などなど

例えば、「highway=*」をオンにすれば、highwayタグを持つデータだけ表示されます。
つまり、道路だけ表示されます。
これを、Yahoo!JapanALPSの道路データをインポートしている時などに利用すると、
データが識別しやすくなり、不用意に道路以外のデータ(川とか鉄道とか・・・)と
接続しちゃったりするような事を防止できます。


これらの機能を使いこなすと、効率良くマッピングが出来ますので、ぜひお試しください。

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