Mage Whopperです。 このMLにこのぐらいの人数しかいない段階で法人化する メリットが私には見えません。
2010年3月11日1:04 S.Higashi <s_hig...@mua.biglobe.ne.jp>: > 東です。 > > この件、議論をどう進めたら良いのかよく分からないのですが > 私自身はNPO法人化を進めた方が良いと思っていますので > そう考えた経緯などを述べさせて頂きます。 > 法人化することによって、どうしても管理的な側面が出てくることは確かなので > そういったことを敢えてやる必要があるのかどうか、人により考えが違うと思います。 > 反対論、つっこみ、いろんなご意見を頂けると嬉しいです。 > > 1.なぜ法人化が必要と考えたか に対して、 > ・意思決定プロセスを確立し、少ないパワーを優先的な課題に振り向けたい。 法人化するとどうして意思決定プロセスが明確化するのですか? > ・政府方針としてもNPOとの協働ということに目が向いており > 日本の社会で提言や活動を行っていく上でNPO法人の立ち位置は > 認知、理解されやすい。 > 個人的にはOSMの活動及びその成果が広く認知、活用されることが > 日本にとって役に立つことだと考えています。 法人化と認知は直接は無関係です。 間の組み立ての方が認知には影響すると思います。 OSMの活動が認知されれば法人は無くても良さそうにすら思えます。 企業はどれも法人ですが 法人であることが理由で認知されますか? > ・これから参加しようという方に対する総合的な案内、手引きが > 十分にできていない。どこから取り掛かるか、アイディアは出ても > なかなか始まらない、あるいはどこまで勝手に進めていいものだか不安。 法人化したら勝手に進められるという認識なのでしょうか? また、手引きなどが自然と出来上がるのでしょうか? ひとつひとつ石を積み上げるような作業が必要な物事は 法人化では解決しません。 現状の作業効率を考えると、 むしろ法人の事務作業の分マンパワーが減ることの方が重要です。 あるいは、どなたかがフルタイムで法人に関われるのでしょうか。 FOSS周りでそういった人がいる団体を 見たことが無いのでどういった物を考えているのかピンときません。 私にはMozilla Japanの法人化が成功にはとても見えていませんし、 OpenStreetMapがFAQであれとよく似たシステムといってる Wikipedia(Wikimedia Faundation)に日本法人はありません。 JLUGですら、ユーザー会、Webmastersなどのローカルチームを 3年ほど続けてから法人化しています。 > ・OSMFや英語のMLからの情報の扱いはもう少し体系的にやれると良い。 > こちらから発信したい時もある。 法人化しないとできないことでしょうか? 現状、まるで形の無い物を体系化したいといっても 霞をつかむような話だと思います。 > ・サーバ管理の個人負担を続けるのは申し訳なく、これまでの貢献に感謝しつつ > 続けるにしても法人からの委託とするべき。 請け負うのが法人だったらよいのでしょうか? 法人で運営するのだとしたら 日本国内でのサーバ運営はまずしないと思います。。 (電気代/通信費/人件費/場所代どれをとっても最悪の条件です) それこそAmazon EC2などでコストダウンが最優先でしょう。 > 2.法人への参加は必須なのか(今後の議論で決めることですが) > ・できるだけ多くの方に参加頂くのが理想ですが、あまり多くの時間を > 割けないという方は多いと思います。 > 積極的に活動したい、という方を中心に法人を立ち上げるという > 選択肢もあります。 > 法人の中で会員の種別を分けて会費、責任、権限等で差を付ける > やり方もあります。 OSMに参加する条件になるのだとしたら それだけでOSMの活動に反する活動だと思います。 > ・法人に参加するメリット/デメリットは明らかにして、最終的には > 個々人の判断ということになるのではないでしょうか。 > ・法人に参加しない方に対しても、基本的に情報は全て公開で良い > んじゃないかと思っています。(個人情報やプライバシー関連は除く) > ・法人への参加は入会金や年会費額の設定とも密接に関連しますが > 間接費(最低限でも経理事務の費用は必要)を賄う年会費は必要です。 > 一例を挙げると > 法人:ひと口5万、個人:5千円 > といった感じでしょうか。 > (仮に法人1社、個人正会員50名で会費収入は30万/年) > それ以外に必要な経費はサーバ費用や紙代などが考えられますが > 具体的にどのような活動をやるかとか、収入のメドが立つと自ずと出てくると思います。 > 個人的には、当面借り入れなどせずに収入の範囲でやれることを考えるべきiだと思います。 > あと、三浦さんに聞いた話ですが昨年、実際にマッピングしている国内のメンバーは > 300名程度だったという調査があります。 > 累計でしょうか。 昨年8月9月の2ヶ月間で日本付近を編集したmapperは 60人程度というデータがあります。 https://docs.google.com/fileview?id=0B-9Q6c9Ha_tmNGI1ZjUxZDUtNmIyZS00YWMzLTgwYTgtOWUyYjBlM2RkOWIy&hl=en_GB アクティブなユーザー数はこれよりも少ないと思いますし この数字は普段の実感とも合います。 この中には海岸などを複数日に渡って一気に編集した人なども含みます。 dailyを眺めていればわかりますが 恒常的に編集されている日本語話者は数十人を下回ると思われます。 投稿が1日に10人以下となる日もそんなに珍しくはありません。 これは私の感覚ですが、 MLに顔出す人数の10倍くらいがコミュニティの規模、 1/10ぐらいがコアなメンバー というざっくりな計算がわりとどこでも通用します。 > お金の話まで書いて良いのかよく分からなかったのですが > いずれにしても必要な話なのであえて例を書きました。 > > ご意見お待ちしております。 > >> 議論のきっかけとして >> まずは法人がやるべきと思われることを挙げてみます。(一例です) >> 多方面からご意見お願いします。 >> (行きがかり上、きっかけを提示させて頂きますが、どなたでも議論提起できますので念のため) >> >> ・活動計画立案と実施、予決算、財務 >> ・対外窓口(自治体、関係機関、プレス、OSMFなど) >> ・共有資産の管理(サーバその他のインフラ) >> ・国内でのOSMライセンスに関わる見解 >> >> 過去のたたき台 >> http://wiki.openstreetmap.org/wiki/WikiProject_Japan/Chapter >> 法人はある程度未来にはあってもいいかもしれません。 しかし現段階ではそこに裂くマンパワーがもったいないほど 母数が少ないです。 何かうしろだてある物に惹かれるのはわからなくはありませんが、 今の時点では地図を描くのに有能な方が地図を描かずに 事務作業などしているのはすごくもったいないと思います。 事務作業が好きで得意な方にお任せできる程度に人が集まるまでは 地道にコツコツ地図を使える物にしていくことが やるべきことなのではないかと私は思います。 Mage Whopper magewhop...@gmail.com _______________________________________________ Talk-ja mailing list Talk-ja@openstreetmap.org http://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja