浅野さん はじめまして。

村上 といいます。
最近あまり活動していないのですが、参考になればと思いコメントします。

sourceタグをすべてのオブジェクトに付与することは、sourceの追跡上便利であり、
元データの作成者への敬意を表す上でもとても有効な手段だと思って、私もかつてはすべてのオブジェクトに加えていました。

しかし、たとえばYahoo!/ALPSのインポートデータや、国土地理院関係の地図情報のトレースデータに関しては
個々のオブジェクトに対するsource表記は強制されておらず、そのデータを使用する合意条件にも含まれていないというような
議論がなされたように記憶されています。
https://lists.openstreetmap.org/pipermail/talk-ja/2015-May/008928.html


JOSMなどのソフトウェアを使えば、オブジェクトの履歴がたどれますし、そのオブジェクトがどのチェンジセット(変更セット)に
属しているかもわかりますので、何かライセンス上の懸念が生じた際、チェンジセットにSourceが付与されていれば履歴を
追いかけることが可能です。

もちろん、同じチェンジセットの中に異なるsourceのオブジェクトを加えた、となると、オブジェクトごとのsource欄を使わざるを
得なくなるとは思うのですが、チェンジセットすべてのsourceが同一なのであれば、そのsourceのみで十分なのではとも思います。

そんな感じで、現在は、私が作業する場合、チェンジセットのみにsourceを加えることにしています。

現在、OSMの国際的な流れとしては、冗長なデータは削減し、データベースのスリム化が求められているようで
それに沿った形で省略できるところは省略、必要ない部分については削除という方向に追随したいという意識が根っこにはあると思います。
ただし、OSMFから正式な要請とか、アナウンスとがあるわけではないようなのでので難しいところなんですが、
どんなケースのためにsourceを残したいかという点や、sourceを残すことのメリットデメリットを比較考量して
合意形成出来ればよいのではないかなと思います。

しっかり調べきっていないので、間違いがありましたら御容赦、ご訂正ください。
建設的な議論ができれば(あまり参加できないかもしれませんが)嬉しいです。

村上



----- Original Message -----
>From: 浅野和仁 <helicobacter_y...@hera.eonet.ne.jp>
>To: OpenStreetMap Japanese talk <talk-ja@openstreetmap.org> 
>Date: 2015/12/14, Mon 12:25
>Subject: Re: [OSM-ja] 富田林市インポート作業報告
> 
>
>飯田さん。
>
>
>私はOSMに関わってまだ日が浅いので、何が正しいのかという判断はうまくできないのですが、これまでのわずかな活動の中でも、sourceタグは必ず記述するように教わってきました。
>だから、sourceタグは記述することが原則と理解していましたので、取捨選択の余地はないものと思っていました。
>なお、GISにかかわってからは相当の期間をデータ作成に費やしていますので、データ個々の出典の重要性は理解しています。また、今後このインポートデータを二次利用される場合にも出典をデータに書き留めるのは、けして無駄にはならないと思います。
>
>皆さんとの議論の中で、sourceタグを残すのもありだなとおっしゃっていただけるのであれば、https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Tondabayashi/Road_Building_import
>の記述にsourceタグを追加します。
>
>いかがでしょうか。
>
>
>浅野和仁
>helicobacter_y...@hera.eonet.ne.jp
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