横浜のあまのです。

踏切の関係について、何かごちゃごちゃになっているようなのですが、
一人の鉄オタの立場から個人的な見解を。
(もちろん、主は歩道のマッピングとのことは認識しております)

線路と道路が交差するところに関してのタグの定義を見返しますと
railway=level_crossing:踏切(道路と線路が平面で、つまり高架橋なしで交差すると
ころです)
railway=crossing:歩行者が線路を横断して良いポイントです。 

です。詳細に見ますとlevel_crossingで明示されているのは、
1)自動あるいは手動で動作する遮断機がある、自動的に動作するものには、ふつう警
報機(点滅する赤い光や警報音)がある (→第一種踏切道)
2)遮断機がなく、警告灯だけがあるもの(→第三種踏切道)
の2つです。
※時間帯を限って有人により警報機・遮断機動作を行なう第二種踏切道は、消滅しま
したので、ここでは取り上げません

一方crossingに関しては「歩行者が線路を横断して良いポイント」
とあるだけで「踏切」とは書いてありません。

ですので、個人的には、
railway=crossing は「警報機」なし踏切・またはそれに準ずる箇所
railway=level_crossing は「警報機」あり踏切
と捉えています。

警報機なし踏切とは、踏切警標(=日本だと黄と黒の縞々で×形状のアレです)の
み設置、またはそれすらなくて「とまれみよ」とかカーブミラーとかだけ設置の踏切
で、これは第四種踏切道といいます。
クルマが通れる場合もありますが、多くは幅員4m未満で通っても農耕車か居住者の車
程度で、事実上歩行者専用と考えてよいかと思います。
「それに準ずる箇所」とは、もっと簡易なケースで、首都圏ですと江ノ電の鎌倉〜長
谷、他には今は無くなってしまいましたが、名鉄美濃町線を想像して頂ければいいと
思いますが、家の玄関や路地に入るために、踏み板も無い・あるいは簡素なものしか
ない線路の横断点のことです。

ですから、車と歩行者の双方が渡れる踏切(≒警報機がある踏切)のマッピングは、
むしろ 
 1.車道と線路の交点にノードでrailway=level_crossing
 2.歩道と線路の交点にノードでrailway=level_crossing(2箇所)
が適切と思います。

なお、交通信号が併設され踏切の警報機や列車の通過と連動している踏切の場合は、
警報機があるものとみなしてlevel_crossingでいいかと思います。

また路面電車等の併用軌道区間の場合、これはもうlevel_crossingもcrossingも要ら
ないと思います。ただ歩道に関しては、しいて言えば横断歩道と同じの観点で、
highway=crossingと揃える形で、railway=crossingを付けてもいいかもしれません。
(現地の状態は、横断歩道で道路と軌道とを横断する形です)

BRTの場合
これはバス専用道がある場合の話と捉えますが、個人的には踏切ではなく、
専用道側にbarrier=gate
であると考えます。
といいますのも、この場合の設備の目的は「専用道(=JR等の私有地)に一般車両や歩
行者等を立ち入らせない」ということであって、鉄道踏切とは目的が異なるからです。

…じゃあ、山口にある宇部興産専用道路と一般道の交点にあるアレはどうするよ?汗
(ここは専用道を通行する専用車両が通過する際は一般道の側を遮断機と警報機で遮
断するんですよね…)
…超レアケースなので、この件はこれ以上深掘りしない事にします。。。

あまの


Shu Higashi <higa...@gmail.com> wrote:

> ribbonさん、コメントありがとうございます。
> 
> >> > 2.6 踏切
> >> > railway=crossing は遮断機なし踏切
> >> > railway=level_crossing は遮断機あり踏切
> >> > という使い分けがされているように思われるのですがいかがでしょうか。
> >>
> >> 上の2つは遮断機の有無という面もあるのかもしれませんが
> >> 私自身は歩行者用と車用、ととらえていました。
> >
> >> 今回、車が通る踏切の両サイドにも歩道のラインを引く
> >> という話なのですが、踏切の場合、遮断機や警報機は車も人も
> >> 共通でしょうから、2種類の踏切の表現が混在するのは
> >> 冗長だしちょっとヘンな感じではありますね。
> >> どうしたらいいですかね。。
> >
> > 日本の踏切は、4つの種類に分かれています。
> >
> > https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B8%8F%E5%88%87
> >
> > JOSMだと、警報器、遮断機の有無も指定出来ます。
> > ですので、level_crossing を指定し、警報機なし、遮断機なし、
> > を指定することで、歩行者用、とすれば良いのではないかと思います。
> >
> > 大きな踏切の場合、車道部分と歩道部分にわかれて、遮断機がある
> > 場合もありますが、全体として1つの踏切扱いになっています。
> 
> # すみませんが私は踏切だけで論じたい訳ではないので
> # 同じスレッドで議論して頂けるとありがたいです。
> 
> Wikiで改めて確認してみましたが
> railway=level_crossing:踏切(道路と線路が平面で、つまり高架橋なしで交差するところ)
> railway=crossing:歩行者が線路を渡ることができる場所
> とあるので、車と歩行者の双方が渡れる踏切は、ひとまずwikiに忠実に
> 1.車道と線路の交点にノードでrailway=level_crossing
> 2.歩道と線路の交点にノードでrailway=crossing(2箇所)
> と3つのノードを打つタグ付けとしたいと思います。
> 遮断機と警報器については基本的にひとつのようですので
> 上記1.のノードにつけるのを基本にしたいと思います。
> ただし、経路をたどる際に隣のウェイを参照するのに
> コストが掛かるかもしれないので、上記2.のノードにも
> 重複して遮断機と警報器のタグをつけるのもありにして
> 良いかなと思います。
> 
> 東
> 
> > #日本独自の、level_cloossing:type=[1|3|4|other]を付加するかは
> > #議論の余地はあるかと思います。
> >
> > その他、非常に例外的ではありますが、踏切ではあるが、
> > 信号によって制御する場合もあります。
> >
> > また、BRTの場合は、バス専用道と一般道が交差することになりますが、
> > バス専用道側に遮断機があります。この交点を踏切と言うかどうかは
> > わかりません。もちろん、元の踏切だったところではあるのですが。
> >
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