yossy_takeuchiです。

Jun OKAJIMA wrote:
> 
> 皆様、いろいろと教えていただきありがとうございます。
> さて、結局のところなのですが、
> Mac と Windows の間のファイル互換性は、どれほどなんでしょうか。
> 「OpenOffice for Win/Mac + IPAフォントは、MS Office for Win/Mac より
> 互換性は高い」
> と考えてもいいのでしょうか。
> 
> このあたり、皆様のご意見などいただければ。


Unicodeマッピングの問題、俗に言う「波ダッシュ問題」もあります。
「Unicode- Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/Unicode
「波ダッシュ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5


注:WindowsとLinuxでは文字の見え方が異なる場合があります。
Windows上(MSゴシック)では下記のように表示されます。
 "〜":Unicode U+FF5E (拡大すると"/\/") <==Windowsで入力されるもの
 "〜":Unicode U+301C (拡大すると"\/\") <==Linuxで入力されるもの

当方ではMacを持っていないため検証できません。


Linux上のOpenOffice.orgで波ダッシュ(U+301C)を入力すると、
フォントにより表示が異なります。
・さざなみフォント:"〜"(拡大すると"/\/")
・IPAフォント:空白になってしまう

また、Linux上で波ダッシュを入力した文書をWindows上へ持っていき、
フォントをMSゴシックなどに変換すると、
"〜" (拡大すると"\/\")と表示されてしまいます。

Windowsで波ダッシュ"〜"(Shift_JISの0x8160)を
Unicodeにマッピングした際、本来のU+301Cでなく、
全角チルダのU+FF5Eに割り当ててしまったためです。


すなわち、
Windows上で"〜"を入力 → U+FF5E
Linux上で"〜"を入力   → U+301C

フォント(拡大):
          U+301C  U+FF5E
さざなみ:/\/  /\/
     IPA:(空白)  /\/
      MS:\/\  /\/

IPAフォントのU+301Cには文字が割り当てられていないので注意が必要です。
(どうもMacの"〜"はU+301Cのようですので見えない可能性があります)


対処方法の一つ:
Linux上のOpenOffice.orgで "〜" ("/\/") を U+301Cでなく、
Windowsと同じ U+FF5E で入力したい場合、
メニューの 挿入→記号と特殊文字 で 種類:半角・全角形 を選択し、
U+FF5E の文字を選び、[OK]をクリックします。

この件はKNOPPIXメーリングリストでも議論されていました。
http://knoppix-ml.dennougedougakkai-ndd.org/6001-7000/msg00099.html

P.S.
Windowsではファイル名・パス名にU+301Cの波ダッシュが含まれている場合、
ファイルアクセスの挙動がおかしくなる場合があります。

--------------
文字互換性といえば、ASCIIコード0x5C(U+005C)に割り当てられた
半角円記号(日本)とバックスラッシュ(日本以外)の問題もあります。
OpenOffice.orgにて、英文フォントで
バックスラッシュでなく円記号を入れたい場合は、
"挿入→記号と特殊文字" で U+00A5(半角円記号) を入力します。

この件の過去ログ
http://search.luky.org/oo/ja-discuss.2005/msg03144.html
-- 
================================================================
yossy_takeuchi (Toyohashi_city, Aichi)
mailto:[EMAIL PROTECTED]
http://www.geocities.jp/yo_take_uchi/

---------------------------------------------------------------------
To unsubscribe, e-mail: [EMAIL PROTECTED]
For additional commands, e-mail: [EMAIL PROTECTED]

メールによる返信