武内(yossy_takeuchi)です。 ご報告誠にありがとうございます。
Hiromichi Owada wrote: > yossy様、 > > 弊社社員にCDOOoを配布して得たフィードバックコメントです。 > > (社員からのコメント) > CDOOoを利用していて、OOoクイック起動(画面右下にでるやつ)を停止せずにPCの > 電源を落とすときに、CDにアクセスしようとするためエラーを表示し、データに > 不安を感じました。 > 意識的にアイコンランチャーは停止してからCDを排出しているので、可能であれ > ばアイコンランチャー停止時にクイック起動も停止できるようになっているとと > ても便利と思います。 > > > その後データは無事で、プログラムを強制終了することでCDがPCに閉じ込められ > ることも無く、その人には今後はCDを取り出す前にクイック起動の停止、もしく > はコンピューター停止時にプログラムの強制終了を行ってもらうようお願いしま > した。 > > コメントを振り返ってみて確かにアイコンランチャー停止時にクイック起動も停 > 止してもらえるとオペレーションミスを防げて良いなと思いましたので、メール > させて頂きました。 > > 一応下記サイトは確認したのですが、このような内容が無かったのでメールさせ > て頂きました。 > http://www.geocities.jp/yo_take_uchi/OOo/CDBootOOo.html > > このサイトの【使い方】の項目5の部分に説明があるだけでも助かります。 > > 勝手に使って勝手にフィードバックしているので恐縮至極ではありますが、ご検 > 討頂けると幸いです。 > よろしくお願いいたします。 CDで運用の際、クイック起動は「常駐させないでください」。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 【初めてお使いになる場合】の5項にも記載しているはずです。 (CDブータブル版の基となった、Portable OpenOffice.orgでも推奨していない筈) なお、【使い方】の5項にも追記しておこうと思います。 > 意識的にアイコンランチャーは停止してからCDを排出しているので、可能であれ > ばアイコンランチャー停止時にクイック起動も停止できるようになっているとと > ても便利と思います。 残念ながら、それは「不可能」だと思ってください。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ この機能を実装することは、「非常に危険」です。 根拠: ちょっと難しい話になりますが、用語がわからない場合は googleなどで検索してください。 1)OpenOffice.orgのクイック起動 (\OpenOffice\program\quickstart.exe) を起動すると、Windows2000/XPのタスクマネージャには "quickstart.exe" ではなく、"soffice.exe"と"soffice.bin" すなわち、OpenOffice.orgの本体がメモリ上に登録されます。 実は"quickstart.exe"は、"soffice.exe"に "-quickstart"オプションを つけて起動するショートカットと同じ機能を果たしています。 補足:OpenOffice.orgの起動オプションは、 スタートメニュー → ファイル名を指定して実行 で "<ドライブ名>:<パス名>\soffice.exe" -? を実行するとわかります。 OpenOffice.orgのクイック起動を、たとえばランチャー側で 強制的にプロセスを停止させる(殺す)と、OpenOffice.orgの設定、 即ち最近使ったファイルやオプションの変更などが保存されない 可能性があります。 2)複数のドキュメントを開いている場合、各ウィンドウごとに soffice.exe/soffice.binが作られるのではなく、 「単一の」soffice.exe/soffice.binの組み合わせで すべてのドキュメントを管理しているのです。 (これもタスクマネージャを開けばわかります) ドキュメントを開いている状態でsoffice.exeを殺すと すべてのドキュメントが保存されずに閉じてしまい、 その後のOpenOffice.org起動に支障をきたす恐れがあります。 なお、OpenOffice.orgを強制終了{させた|した}後、 次回OpenOffice.orgを起動すると 「OpenOffice.orgドキュメントの回復」が表示されます。 仮にドキュメントが回復されたとしても、どこまでの修正範囲が 復活するのかは不定です。 3)HDD内にあるOpenOffice.orgでも同時にクイック起動を常駐させた場合、 プロセスIDの取得で、CDのOpenOffice.orgなのかHDD上のOpenOffice.orgなのか 全く判別できない場合があります。 まとめ: ランチャー側でOpenOffice.orgのクイック起動を強制終了させることは OpenOffice.org自体を強制終了させることと等しいため、 この機能を実装すると、かえってクレームが増えてしまう恐れがあります。 実装するつもりは「全くありません」。ご理解のほどお願い申し上げます。 ------------------ 個人的にはOpenOffice.orgの初回起動時(ようこそ画面が出る状態)に クイック起動を常駐させないような設定ファイルを作りたいのですが、 OpenOffice.orgのユーザー設定がどのようにコピーされるか 把握する必要がありますし、実装できるかどうかも現時点では不明です。 残念ながら当方には検証の時間が土日しかありません。 参考: CDブータブル版の場合、下記ディレクトリにユーザー設定の雛形があります。 \openoffice\presets このディレクトリの内容がHDD上の下記場所へコピーされます。 困ったことに、OSのバージョンなどにより保存場所が異なります。 <Win2000/XP> %USERPROFILE%\Application Data\CDOOo <Win98/Meでユーザー設定共有時> %WINDIR%\Application Data\CDOOo <Win98/Meでユーザー設定を各自持っている場合> %WINDIR%\Profiles\<ユーザー名>\Application Data\CDOOo 注:USERPROFILE や WINDIR は環境変数です。 USERPROFILE 環境変数は2000/XPにしか存在しません。 コマンドプロンプトでset[Enter]と実行してみてください。 クイック起動の常駐時/非常駐時にユーザー設定が どのように変更されるか検証したいと思います。 時間的余裕のある方は是非検証してみてください。 なお、OSのバージョンなどによりユーザー設定の保存場所が異なるのは、 「OpenOffice.orgユーザー設定のreadonly問題」を解決する上で 非常に厄介です。 http://www.geocities.jp/yo_take_uchi/OOo/CDBootOOo.html#KETTEN P.S. CDドライブのトレイを、ランチャーを終了させるまで 開放できないようにすることも、一時考えたことがありますが、 ランチャーが強制終了した(あるいはさせた)後の状況を考えると、 恐ろしくて…(どうやって取り出すの?という話) この機能も実装しておりません。 -- ================================================================ 武内 義幸 (yossy_takeuchi) Toyohashi-city, Aichi, Japan mailto:[EMAIL PROTECTED] mailto:[EMAIL PROTECTED] 注:平日はPM8〜10時しかメール連絡できません。 http://www.geocities.jp/yo_take_uchi/ --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: [EMAIL PROTECTED] For additional commands, e-mail: [EMAIL PROTECTED]