[OSM-ja] データ公開を進める仕組みとは?(Re: [FYI]鯖江市によるデータ公開)

2012-02-28 スレッド表示 Nobuo Kawaguchi
名古屋大学の河口です。

ちょっと時間が空いてしまいましたが、データ公開の議論、続けたいです。
#OSMから離れすぎてたら、お知らせください。

データ公開関係で、gコンテンツ協議会から、
「官民連携による公共データの戦略的利活用に関する提言」
というのが出てますね。(柴崎先生が会長です)

http://www.g-contents.jp/sub.php?item1=4item2=10page=410type=1mode=disp

提言には、まさに
  ・データ形式の標準化
  ・利用条件/更新・修正条件
  ・提供元/利用者の責任
など、必要なことが書かれてます。

gコンテンツ協議会の会員企業は、それなりのメンバーなので、
こういった提言を使ってどんどんとデータ公開が進むと良いですが、
問題は実効性ですよね。

政府主導でこういったことができるとは、残念ながらあまり思えません。。。
かといって、民間ベースだけでもつらい。

せっかく問題意識は共有できているのに、良い仕組み(枠組み?)が無いのが
課題と思っています。
#OSM はその点、仕組みがあるところが凄い。

OSMもそうですが、Lockyのプロジェクトでも、データを持っている人が
公開するのを待つよりも、Crowd Sourcing で、ユーザで作っちゃえばいい、という
考え方です。OSMが、結果的に、先頭を走ってデータ構造を決めたために、
いろんなデータがマージされている状況を見てると、まさにそういう仕組みが
重要なのではないか、と思っています。
-
名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻
河口 信夫 kawag...@nagoya-u.jp
TEL: 052-789-4388  FAX: 052-789-4696


(2012/02/18 9:22), Shu Higashi wrote:
 関本さん、こんにちは。
 
 クリアリングハウスのような話も国などと話をすることもありますが、
 制約もたくさんあるでしょうし、「新たなる公」として産学も遠慮なく、
 どんどんやっていけばよいと思っています。
 
 個人的にはぜひそのような世の中になればいいなと思っています。
 できるところからでも。
 
 我々もデータ提供時に、CCみたいなラベルをきちんとつけないといけない!と
 思いつつ、提供元の公共団体に、その理解から始まり、どう、ラベルの判断を
 してもらうか?などが直近の悩みの種です。
 鯖江市の例はその点、すごいですね!!
 
 ええ。分かりやすいラベルが必要だと思います。
 日本版Open Government Licence
 http://www.nationalarchives.gov.uk/doc/open-government-licence/
 の登場を心待ちにしております。
 
 東
 
 ※といいつつ、今はサービス再開の準備中で3月に予定しております。。
 (亀のあゆみですみませんが。。)

 【社会基盤情報流通推進協議会】
 http://aigid.jp/GIS/index.html


 On Fri, 17 Feb 2012 00:35:10 +0900
 Shu Higashis_hig...@mua.biglobe.ne.jp  wrote:

 河口さん、こんにちは。東です。

 ところで、こういった公開情報が集まっている場所
 (いわゆるクリアリングハウス ですかね)
 をご存知でしょうか?

 すみません、あいにく存じ上げませんが
 そういったものがあるといいと思います。
 OSMFJとして、オープンなデータの普及には何らかのコミットを
 して行きたいとの思いがあり
 瀬戸さんがポイントしてくれた「社会基盤情報流通推進協議会」には
 関わっていこうとしています。

 tt.locky.jp は、実は、バス停の位置情報を持ってたりしますので、
 貢献できたりするのかもしれない、と思いました。

 おお、このサービス、いいですね!
 サービス内容もクラウドソーシングの考えで我々の活動とよく似ていますね。
 課題はあるかもしれませんが、データの相互流通はぜひ
 進めていきたいところです。

 率直に申し上げると(実際にどのようにデータが作成されているかは承知しておりませんが)、
 仮にgoogle maps上で位置を確認しつつ作成した位置情報があるとすれば
 google maps(というかゼンリンさん)の著作権が及ぶ可能性が否定しきれないので、
 現時点で、このデータをOSMに取り込むことは難しいかもしれません。
 でもそこにとどまっていては何も話が進まないので
 どうすれば相互流通がしやすくなるか、どうすれば少しずつでも議論・検討が
 進められるか、といったことに思いを馳せるこの頃です。

 -
 名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻
 河口 信夫kawag...@nagoya-u.jp
 TEL: 052-789-4388  FAX: 052-789-4696



 (2012/02/16 1:49), Shu Higashi wrote:
 東です。

 福井県鯖江市が(たぶん)自治体としては初めてCC BYライセンスで
 位置情報を公開しました。
 http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552
 内容はトイレ、観光地、避難所、AEDなどです。
 個人的には非常に素晴らしい試みだと思いました。

 CC BYなのでOSMへもインポート可能です。
 実際にやる場合はタグの付け方は決めた方が良いと思います。
 CC BYデータのインポート例
 http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Australia/Queensland/Department_of_Transport_and_Main_Roads/Import
 を参考にすると、以下のような感じでしょうか。
 attribution=Copyright Sabae City 2012
 source=Sabae City 2012
 source:ja=2012年 鯖江市

 他の自治体へも広がるといいですね。

 現時点では公開するということだけでも十分価値がありますが
 次の段階として、データの内容や構造について、他で利用しやすい形式
 についてのコンセンサスが必要かなと思います。
 まだまだ先の話ですが、こういったデータが入手しやすくなると
 元データが変わった時の更新をどうするかという課題も出てきそうです。

 いずれにしても私にとって嬉しいニュースでした。
 ご参考まで。

 ___
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 Talk-ja@openstreetmap.org
 http://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja


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 Yoshihide Sekimoto
 Project Assosiate Professor, Dr.Eng.
 Center for Spatial Information Science, University of Tokyo
 sekim...@csis.u-tokyo.ac.jp
 5-1-5, Kashiwanoha, Kashiwa-shi, Chiba 277-8568, Japan
 Tel: +81-4-7136-4308; Fax: +81-4-7136-4292
 HP: http://shiba.iis.u-tokyo.ac.jp/member/sekimoto/index.html

 関本義秀
 東京大学空間情報科学研究センター 特任准教授
 〒277-8568 千葉県柏市柏の葉5-1-5 総合研究棟451号室
 http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/japanese/about_csis/location.html
 


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Re: [OSM-ja] データ公開を進める仕組みとは?(Re: [FYI]鯖江市によるデータ公開)

2012-02-28 スレッド表示 Tomomichi Hayakawa
川口先生、こんにちは。

早川@名古屋です。
私も、この件、大変興味があります。

 http://www.g-contents.jp/sub.php?item1=4item2=10page=410type=1mode=disp

このURL、残念ながら、ログインしないと表示されないようですね。



2012年2月28日17:42 Nobuo Kawaguchi kawag...@nagoya-u.jp:
 名古屋大学の河口です。

 ちょっと時間が空いてしまいましたが、データ公開の議論、続けたいです。
 #OSMから離れすぎてたら、お知らせください。

 データ公開関係で、gコンテンツ協議会から、
 「官民連携による公共データの戦略的利活用に関する提言」
 というのが出てますね。(柴崎先生が会長です)

 http://www.g-contents.jp/sub.php?item1=4item2=10page=410type=1mode=disp

 提言には、まさに
   ・データ形式の標準化
   ・利用条件/更新・修正条件
   ・提供元/利用者の責任
 など、必要なことが書かれてます。

 gコンテンツ協議会の会員企業は、それなりのメンバーなので、
 こういった提言を使ってどんどんとデータ公開が進むと良いですが、
 問題は実効性ですよね。

 政府主導でこういったことができるとは、残念ながらあまり思えません。。。
 かといって、民間ベースだけでもつらい。

 せっかく問題意識は共有できているのに、良い仕組み(枠組み?)が無いのが
 課題と思っています。
 #OSM はその点、仕組みがあるところが凄い。

 OSMもそうですが、Lockyのプロジェクトでも、データを持っている人が
 公開するのを待つよりも、Crowd Sourcing で、ユーザで作っちゃえばいい、という
 考え方です。OSMが、結果的に、先頭を走ってデータ構造を決めたために、
 いろんなデータがマージされている状況を見てると、まさにそういう仕組みが
 重要なのではないか、と思っています。
 -
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 河口 信夫 kawag...@nagoya-u.jp
 TEL: 052-789-4388  FAX: 052-789-4696


 (2012/02/18 9:22), Shu Higashi wrote:
 関本さん、こんにちは。

 クリアリングハウスのような話も国などと話をすることもありますが、
 制約もたくさんあるでしょうし、「新たなる公」として産学も遠慮なく、
 どんどんやっていけばよいと思っています。

 個人的にはぜひそのような世の中になればいいなと思っています。
 できるところからでも。

 我々もデータ提供時に、CCみたいなラベルをきちんとつけないといけない!と
 思いつつ、提供元の公共団体に、その理解から始まり、どう、ラベルの判断を
 してもらうか?などが直近の悩みの種です。
 鯖江市の例はその点、すごいですね!!

 ええ。分かりやすいラベルが必要だと思います。
 日本版Open Government Licence
 http://www.nationalarchives.gov.uk/doc/open-government-licence/
 の登場を心待ちにしております。

 東

 ※といいつつ、今はサービス再開の準備中で3月に予定しております。。
 (亀のあゆみですみませんが。。)

 【社会基盤情報流通推進協議会】
 http://aigid.jp/GIS/index.html


 On Fri, 17 Feb 2012 00:35:10 +0900
 Shu Higashis_hig...@mua.biglobe.ne.jp  wrote:

 河口さん、こんにちは。東です。

 ところで、こういった公開情報が集まっている場所
 (いわゆるクリアリングハウス ですかね)
 をご存知でしょうか?

 すみません、あいにく存じ上げませんが
 そういったものがあるといいと思います。
 OSMFJとして、オープンなデータの普及には何らかのコミットを
 して行きたいとの思いがあり
 瀬戸さんがポイントしてくれた「社会基盤情報流通推進協議会」には
 関わっていこうとしています。

 tt.locky.jp は、実は、バス停の位置情報を持ってたりしますので、
 貢献できたりするのかもしれない、と思いました。

 おお、このサービス、いいですね!
 サービス内容もクラウドソーシングの考えで我々の活動とよく似ていますね。
 課題はあるかもしれませんが、データの相互流通はぜひ
 進めていきたいところです。

 率直に申し上げると(実際にどのようにデータが作成されているかは承知しておりませんが)、
 仮にgoogle maps上で位置を確認しつつ作成した位置情報があるとすれば
 google maps(というかゼンリンさん)の著作権が及ぶ可能性が否定しきれないので、
 現時点で、このデータをOSMに取り込むことは難しいかもしれません。
 でもそこにとどまっていては何も話が進まないので
 どうすれば相互流通がしやすくなるか、どうすれば少しずつでも議論・検討が
 進められるか、といったことに思いを馳せるこの頃です。

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 (2012/02/16 1:49), Shu Higashi wrote:
 東です。

 福井県鯖江市が(たぶん)自治体としては初めてCC BYライセンスで
 位置情報を公開しました。
 http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552
 内容はトイレ、観光地、避難所、AEDなどです。
 個人的には非常に素晴らしい試みだと思いました。

 CC BYなのでOSMへもインポート可能です。
 実際にやる場合はタグの付け方は決めた方が良いと思います。
 CC BYデータのインポート例
 http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Australia/Queensland/Department_of_Transport_and_Main_Roads/Import
 を参考にすると、以下のような感じでしょうか。
 attribution=Copyright Sabae City 2012
 source=Sabae City 2012
 source:ja=2012年 鯖江市

 他の自治体へも広がるといいですね。

 現時点では公開するということだけでも十分価値がありますが
 次の段階として、データの内容や構造について、他で利用しやすい形式
 についてのコンセンサスが必要かなと思います。
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Re: [OSM-ja] データ公開を進める仕組みとは?(Re: [FYI]鯖江市によるデータ公開)

2012-02-28 スレッド表示 Shu Higashi
東です。

地理情報については専門に勉強したことはないので、
以下、手探りの、ごく個人的な意見です。

・データ形式の標準化

地理データは電子ブックと似た状況ではないかと思っているのですが
既にいろいろなデータ形式が存在しています。
こういった状況で必要なのはまずはいろんな形式を比較しつつ、
最低限必要な要素を抽出・規定することではないかと思います。
全体を定義しようとするとあまりの多様性におそらく頓挫します。

鯖江市のデータを見ると例えば
ひとつの公園内にある複数のトイレの情報について
位置情報が(おそらく公園の中心点あたりの)ひとつしかありませんでした。
(否定的な意図ではありません。念の為)
「そこに行く」というマップの本来的な用途からすれば
地物ひとつずつの位置情報は省略せずに付けるべし
といったコンセンサスは必要だと思います。

OSMでいえば、「ノード」「ウェイ」「クローズドウェイ」の3つが基本要素で
その組み合わせがマルチポリゴンや経路などを表現するための「リレーション」です。
これらの組み合わせが基本的な要素になるのではないでしょうか。
付加的な属性情報はキリが無いので細かく定義しない方が良いと思います。
定義するなら、拡張して定義するための手順くらいまで。

基本的な要素やその組み合わせの構造が合っていれば
データ形式間の変換はさほど難しいことではないと思います。

その次に、それら基本的な要素を定義するサンプル的な形式があればいいと思います。
その形式から現時点での共通言語的なKMLやGPXの形式に変換できれば
それで十分という気がします。

・利用条件/更新・修正条件

ひとつにはライセンスですね。
現時点で国内法とのすり合わせがいちばんできているライセンスは
CCだと思っていますが、公共セクターのデータは原則CC0やCC-BYのような、
ニュートラルな条件で提供して欲しいと思います。

更新・修正については、自動的に行うことまでは考えずに
更新があった場合にそれをトレースできる情報が何らかの形で
あれば良いと思います。更新日付とか、バージョンとか。
公開データは全部githubに置いてもらえればそれで解決する気もします。

・提供元/利用者の責任

OSMから見れば、これは利用者の自己責任につきると思っています。


12/02/28 Tomomichi Hayakawa tom.hayak...@gmail.com:
 川口先生、こんにちは。

 早川@名古屋です。
 私も、この件、大変興味があります。

 http://www.g-contents.jp/sub.php?item1=4item2=10page=410type=1mode=disp

 このURL、残念ながら、ログインしないと表示されないようですね。



 2012年2月28日17:42 Nobuo Kawaguchi kawag...@nagoya-u.jp:
 名古屋大学の河口です。

 ちょっと時間が空いてしまいましたが、データ公開の議論、続けたいです。
 #OSMから離れすぎてたら、お知らせください。

 データ公開関係で、gコンテンツ協議会から、
 「官民連携による公共データの戦略的利活用に関する提言」
 というのが出てますね。(柴崎先生が会長です)

 http://www.g-contents.jp/sub.php?item1=4item2=10page=410type=1mode=disp

 提言には、まさに
   ・データ形式の標準化
   ・利用条件/更新・修正条件
   ・提供元/利用者の責任
 など、必要なことが書かれてます。

 gコンテンツ協議会の会員企業は、それなりのメンバーなので、
 こういった提言を使ってどんどんとデータ公開が進むと良いですが、
 問題は実効性ですよね。

 政府主導でこういったことができるとは、残念ながらあまり思えません。。。
 かといって、民間ベースだけでもつらい。

 せっかく問題意識は共有できているのに、良い仕組み(枠組み?)が無いのが
 課題と思っています。
 #OSM はその点、仕組みがあるところが凄い。

 OSMもそうですが、Lockyのプロジェクトでも、データを持っている人が
 公開するのを待つよりも、Crowd Sourcing で、ユーザで作っちゃえばいい、という
 考え方です。OSMが、結果的に、先頭を走ってデータ構造を決めたために、
 いろんなデータがマージされている状況を見てると、まさにそういう仕組みが
 重要なのではないか、と思っています。
 -
 名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻
 河口 信夫 kawag...@nagoya-u.jp
 TEL: 052-789-4388  FAX: 052-789-4696


 (2012/02/18 9:22), Shu Higashi wrote:
 関本さん、こんにちは。

 クリアリングハウスのような話も国などと話をすることもありますが、
 制約もたくさんあるでしょうし、「新たなる公」として産学も遠慮なく、
 どんどんやっていけばよいと思っています。

 個人的にはぜひそのような世の中になればいいなと思っています。
 できるところからでも。

 我々もデータ提供時に、CCみたいなラベルをきちんとつけないといけない!と
 思いつつ、提供元の公共団体に、その理解から始まり、どう、ラベルの判断を
 してもらうか?などが直近の悩みの種です。
 鯖江市の例はその点、すごいですね!!

 ええ。分かりやすいラベルが必要だと思います。
 日本版Open Government Licence
 http://www.nationalarchives.gov.uk/doc/open-government-licence/
 の登場を心待ちにしております。

 東

 ※といいつつ、今はサービス再開の準備中で3月に予定しております。。
 (亀のあゆみですみませんが。。)

 【社会基盤情報流通推進協議会】
 http://aigid.jp/GIS/index.html


 On Fri, 17 Feb 2012 00:35:10 +0900
 Shu Higashis_hig...@mua.biglobe.ne.jp  wrote:

 河口さん、こんにちは。東です。

 ところで、こういった公開情報が集まっている場所
 (いわゆるクリアリングハウス ですかね)
 をご存知でしょうか?

 すみません、あいにく存じ上げませんが
 そういったものがあるといいと思います。
 OSMFJとして、オープンなデータの普及には何らかのコミットを
 して行きたいとの思いがあり
 瀬戸さんがポイントしてくれた「社会基盤情報流通推進協議会」には
 関わっていこうとしています。

 tt.locky.jp は、実は、バス停の位置情報を持ってたりしますので、
 貢献できたりするのかもしれない、と思いました。

 おお、このサービス、いいですね!
 サービス内容もクラウドソーシングの考えで我々の活動とよく似ていますね。
 課題はあるかもしれませんが、データの相互流通はぜひ
 進めていきたいところです。

 率直に申し上げると(実際にどのようにデータが作成されているかは承知しておりませんが)、
 仮にgoogle maps上で位置を確認しつつ作成した位置情報があるとすれば
 google maps(というかゼンリンさん)の著作権が及ぶ可能性が否定しきれないので、
 現時点で、このデータをOSMに取り込むことは難しいかもしれません。
 でもそこにとどまっていては何も話が進まないので
 どうすれば相互流通がしやすくなるか、どうすれば少しずつでも議論・検討が
 進められるか、といったことに思いを馳せるこの頃です。

 -
 名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻
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 (2012/02/16 1:49), Shu Higashi wrote:
 東です。

 福井県鯖江市が(たぶん)自治体としては初めてCC BYライセンスで
 位置情報を公開しました。
 http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552
 内容はトイレ、観光地、避難所、AEDなどです。
 個人的には非常に素晴らしい試みだと思いました。

 CC BYなのでOSMへもインポート可能です。
 実際にやる場合はタグの付け方は決めた方が良いと思います。
 CC BYデータのインポート例
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 を参考にすると、以下のような感じでしょうか。
 attribution=Copyright Sabae City 2012
 source=Sabae City 2012
 source:ja=2012年 鯖江市

 他の自治体へも広がるといいですね。

 現時点では公開するということだけでも十分価値がありますが
 次の段階として、データの内容や構造について、他で利用しやすい形式
 についてのコンセンサスが必要かなと思います。
 まだまだ先の話ですが、こういったデータが入手しやすくなると
 元データが変わった時の更新をどうするかという課題も出てきそうです。

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