nazotokoの渡邊です。
森さんが実態基準派なのか管理基準派なのか
いまいちわからないのですが、私は実態基準優先に
管理基準の下駄を履かせたくらいで、カリフォルニアではやってます。

2009/10/6 "Toru Mori (森亮)" <morit...@orkney.co.jp>:
> 国道や都道府県道などの道路管理者の指定に基づく道路であっても、田舎
> に行けば2車線でない道が結構あります(前回話題に載せた1.5
> 車線がその例)。実体としての道路(何車線なのか)体系と、道路管理者
> 区分としての道路体系は、所によって食い違います。
>
> 日本のOSMでは、これまでは実体としての道路を優先したタグ付け
> を行っている人が多いだろうと、自分の知っている地域を見て思います
> が、国道や都道府県道に指定されている場合、それをすべてprimary
> あるいはsecondaryにしてしまうのはどうかと。

東さんが「酷道」と表現しているのはまさにそんな1.5車線くらいの
国道であると思ってます。だから、日本では完全な管理基準でクラスを
決めるんだろうと私は思ってますが、多分森さんはそんな管理基準が
いやなんですよね。

> だからといって、実体最優先で行くと、1.5車線の国道(桁数にか
> かわらず)がunclassifiedになってしまうので、それもどうかと。

さて、物理的基準からすると1.5車線で、住宅地道路でない主要道を
unclassified じゃなくて,tertiaryと呼ぶなら、さてunclassifiedは、
どこに使うのでしょう。

> 管理区分優先なら、その上でlanesなどの指定で何とかなるかもし
> れませんが、何か良いまとめ方を思いつく人はいらっしゃいますか?

管理基準優先ならもちろんlanesやsmoothnessを描いたほうがいいはず
です。
私が物理的標準に管理の下駄なのは、カリフォルニアでそうすると決めているからなのですが、それは単に州道や連邦道が区間によって高速道路だったり準高速道路だったり、3車線だったり1車線だったり、酷いときには非舗装だったりするので、全部primary
などとするのは誰もが無理だと知っているからです。また、慣習的に見られるAAA(日本のJRFのような機関)が発行する地図も物理的基準を採用して、色分けされているので、意外と物理的基準の方が慣れていたりするのです。

日本のOSMが、管理基準を採用しようとするのは、国土地理院や国土交通省が発行する地図も問答無用の管理基準で色分けされているて、それに慣れているからで、当然慣習に従うのも悪くないと私的に思ってますが、森さんが本当は物理的基準派なんだろうと思って、ちょっとだけぼやいてみます。

なんか、どの企業の地図も酷道だろうと国道扱いってのは、なんかお国がくれた情報そのままって感じで、個性無いですよね。せっかく現地で実態を調査してしてきているOSMですから、「OSMは真実のみを地図にします。酷道にtrunk
など高級評価をしません。」と物理的基準にしてみるのも、ちょっとかっこいいかも。

P.S. 私でよければ、英語側、またKey:highwayのJapan
のところを書いてもいいですが、「点線国道」とか国内でしか通用しない表現より、国際的に通用しそうな定義を与えてもらえたらと思います。

 Shun N. Watanabe
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