いいだです。

ライセンス切り替えによるデータ削除から約1年が経過しました。
御存知の通り、切り替えに伴ってKSJ2データの多くが削除されており、
いくつかは再インポートの必要があると考えています。

その中でも特に目立つものとして、
まずは西日本の森林データを再度インポートしたいと思っています。
以下の要領で行おうかな、と思っているのですが、ご意見をください。

■利用するデータ
KSJ2 森林面積データ、
現時点での最新(鳥取県データをみたら、平成23年度)を考えています。
前回インポート時は、平成18年データが主なようです。

http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A13.html

■付与するタグ
タグについては以下で示されている通り、
Nodeへの付与はせず、WayやRelationへ適用します。
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Import/Catalogue/Japan_KSJ2_Import

    source = KSJ2/A13
    source_ref =
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Import/Catalogue/Japan_KSJ2_Import
    note:ja = 国土数値情報(森林地域)平成23年 国土交通省
    natural = wood

自然林(natural=wood)と人工林(landuse=forest)の違いは常に悩ましいポイントですが、
基本的にすべて自然林(natural=wood)で行いたいとおもいます。
以下の区分で示されている、"1 森林地帯"を変換するイメージです。
http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/codelist/ForestAreaCd.html

■データ形式変換
ogr2osmという、shape -> .osmの変換スクリプトで行おうと思っています。
タグの変換を柔軟に行うことができるのが大きな特徴です。
https://github.com/pnorman/ogr2osm

以前に行政区境の変換を行った時に使った実績があり、
2byte文字(UTF-8)での出力もOKです。
実行には、以下のような変換ルールを書く必要があります。
https://github.com/nyampire/ogr2osm/blob/master/translations/N03-admin_border.py

こんなかんじの行を書けば大丈夫かな、と思っています。

# 基本のタグ付け
    tags.update({'source':'KSJ2/A13'})
    tags.update({'note:ja':u'国土数値情報(森林地域)平成23年 国土交通省'})
    tags.update({'source_ref':'
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Import/Catalogue/Japan_KSJ2_Import'})
    tags.update({'natural':'wood'})

また、元データはShapeファイルで配布されていますので、
実は、JOSMのOpenDataプラグインを利用すればそのまま読み込むことが可能だったりします。
ただし、利用されるタグ情報はDBFファイルに定義されたままの状態になりますので、
いったんすべて削除した後で上記のタグを埋め込む作業が必要です。
手動作業だとミスがでる可能性があるので、ogr2osmを主に利用する予定です。

■管理について
以前に作成されたテーブルへカラムを追加して、
再インポートを行ったかどうかをチェックすればよいかと思っています。
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Import/Catalogue/Japan_KSJ2_Import/Forest


もっとよさそうなやり方や、方法の疑問点など、
ご意見いただけると嬉しいです。


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