青木@名古屋です。

たぶん日本語でのアナウンスは出ないので念の為。

私自身はまだそこまで更新していないのですが、mainブランチ(-curret)で
日本時間2/6 05:34からの一連の更新[1]でlibcからシステムコール関係の
部分が新規のlibsysというライブラリに切り出されて独立しました。

基本的にbaseのCやC++ではどうせlibcを使用しますしlibcがリンクされれば
芋蔓式にlibsysもリンクされ(、システムコール関係はそのままlibsysに
引き渡され)る筈なので影響ない見込みでしたが、portsのlang/gcc*で
不具合が出ている[2]ようです。

compat32ライブラリを使う用事がないならお使いのgccのMULTILIBオプション
(amd64等ではデフォルト有効)を無効にしてリビルドすれば回避できるよう
ですが、それでは困るという方はfreebsd-ports MLでBrooksから何らかの
アナウンスがあるかlang/gcc*に関係の修正が入るまでsrcのmainブランチの
更新は見合わせた方が安全です。

※元々、C/C++以外の言語でシステムコールは使いたいけれどlibcは要らない
 という需要への対応が目的のようです。 小さいようで基本ライブラリの
 更新なので、MFCはされず将来のstable/15(ひいては15.0-RELEASE)の
 新機能になるのではないかと予想しています。


[1]
https://cgit.freebsd.org/src/commit/?id=9cbd96582c0ac133f911270a47bff189d769ac8d

[2]
https://lists.freebsd.org/archives/freebsd-ports/2024-February/005347.html

-- 
青木 知明  [Tomoaki AOKI]    <junch...@dec.sakura.ne.jp>

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