On Wed, Jan 14, 2015 at 05:04:09PM -0700,jr4...@kagaku.xii.jp wrote:
> CEILING.PRECISEというCALCの関数のところで
> https://translations.documentfoundation.org/ja/libo_help/translate/scalc/01.po#unit=79152011
> 
> この関数の説明にSignificance という単語が出てきます。
> 統計学では、有意性というような語のようです。
> webのいくつかの辞書をみても「意味のある」や重み、有効係数、有意差などが出てきます。

端的には、ここに統計の概念を反映させると定訳から離れる方向になってしまう
ので、かえって良くない方向に進むように思います。

この語には統計学における「優位」の概念のほかに、端数の処理のときに使う
基準値、という意味もあります。たとえばExcelのCEILINGのsignificanceは
以下のようなものです。
https://support.office.com/ja-jp/article/CEILING-%E9%96%A2%E6%95%B0-e4d3328c-d17a-4cae-b217-0bb19b4b74a5

> これまでの翻訳はUIを見ると、「基準値」という語が使われる事が多いようなのですが統計学などの使い方を
> を重視すると「有効係数」とかにしたほうが本来の単語の意味を少しでも伝えられるのかと思います。

原文の周囲の説明を見ると、統計を扱うものではなく端数処理のように見えます。

ので、「本来の単語の意味」としては有効係数的な意を取り込んでしまうとむしろ
逆効果ではないか、というのが第一印象です。

以下のいずれかが成立するかどうかを確認した上で変更、というアプローチを取る
かなぁ……的な感触ですが、具体的にどう調べるか、みたいな部分はちょっと計画
を立てられていません。

 ・文脈的にあきらかに統計で用いるものであると判断できる。

 ・現在の定訳が、何らかの誤訳によってもたらされた、誤った訳語が定着した
  ものであると判断できる。

 ・すでに同様の訳が用いられている、なんらかの底本的なものが存在する。


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