catchです 今月のニュースレターです。 ええ、もう開き直って、月刊ということでいきましょう:->
皆さんのコメントをお寄せください。 ======================================================================== OpenOffice.org News Update / 2005-07-02 発行:OpenOffice.org 日本ユーザー会 http://ja.openoffice.org/ ======================================================================== * 特集:2.0は、いつリリースされるのか * おしらせ & ニュース - バージョン2.0の新機能に関するドキュメント公開 - サンはOpenOffice.orgコミュニティーをどう見ているのか? - NeoOffice/J 1.1正式リリース - Calcからデータベースを操作するツールFio - Pythonで実装されたWriterビューア:visioo-writer - 総務省統計局、OpenOffice.orgにお墨付きか? - レポート:OpenOffice.org Writer 対 Microsoft Word - URE:UNO Runtime Environment開発のスポンサー募集 - LinuxWorld .Orgパビリオンに出展しました。 - 月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」連載中 * イベント案内 --------------------------------- 特集 ---------------------------------- ■2.0は、いつリリースされるのか さてさて、バージョン2.0のベータ版がリリースされてから、ずいぶんになりま す。先日、ITmediaの月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」にも書きました が、いつ頃リリースされるんでしょうか。 5月の終わりに、Release Engineeringチームの責任者であるMartin Hollmichel が、2.0のリリース予定について、Release向けMLに投稿しました。 この段階では、ShowStoperと呼ばれる大きな不具合は見つかっていませんでした が、2.0に向けて直すことになっている不具合情報や、まだ優先順位が決まって いない不具合情報が多数残っていました。そこで、6月20日に向けてリリース候 補(2.0RC)を出すか(そして、どの不具合を先送りにするか)を見極めるとの ことでした。 先日、最新の開発状況をMartinが投稿しました。これによると、いくつかの不具 合が修正されているけど、まだまだ作業は残っているようです。 [releases] OOo 2.0 status 5月31日の投稿 From: Martin Hollmichel http://www.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=releases&msgNo=8498 [releases] OOo 2.0 status 6月27日の投稿 From: Martin Hollmichel http://www.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=releases&msgNo=8528 月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」――6月号 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0506/13/news048.html さて、現在リリースに向けて最後の追い込み作業にかかっているということなの でしょう。これは私の勝手な感触ですが、この状況で6月中にリリース候補が登 場するとは思えません。何ヶ月も遅れるということはないと思いますが、まだし ばらく辛抱する事になりそうです。せめて夏中に出てくれたらいいなぁ。 -------------------------- おしらせ & ニュース -------------------------- ■バージョン2.0の新機能に関するドキュメント公開 待ち遠しくはありますが、そのための準備も進めています。 すでに、次のような資料を公開しています。 一目でわかる 2.0 の機能 http://ja.openoffice.org/www/dev_docs/features/2.0/index.html OpenOffice.org 2.0 新機能ガイド http://ja.openoffice.org/marketing/2.0/featureguide.html このほかに、「初めての人ページ」やFAQのメンテナンスも作業中です。 ■サンはOpenOffice.orgコミュニティーをどう見ているのか? ITmediaに、次のインタビュー記事が掲載されました。StraSuiteと OpenOffice.orgの関係や、サンがコミュニティとどのように付き合おうとしてい るのか、興味深い話が掲載されています。 サンはOpenOffice.orgコミュニティーをどう見ているのか? http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0506/28/news001.html インタビュアーは、私(catch)が務めています。 この記事は、ITmediaで7月から掲載される「OpenOffice.org2.0が変えるオフィ スアプリ基準」というレポートの前哨戦という位置付けです。こちらの特集では、 OpenOffice.org2.0の詳細なレビューをお届けする予定です。 ■NeoOffice/J 1.1正式リリース NeoOffice/Jは、OpenOffice.orgをMac向けに作り直したツールです。グラフィッ ク機能の一部をJavaで開発することで、使いやすいツールに仕上がっています。 6月22日、そのNeoOffice/Jのバージョン1.1が正式リリースになりました。意外 なことに、これが正式リリースされる最初のバージョンなんだそうです。 OpenOffice.org1.1.4の全機能、そしてNeoOffice/Jとほかのアプリケーション間でのドラッグ&ドロップをサポートしています。 NeoOffice/J http://www.planamesa.com/neojava/ja/index.php ■Calcからデータベースを操作するツールFio Fioは、小野さんが開発したデータベースを操作するSQLのクライアントです。 Calcのセルに書かれたSQL分でデータベースを操作し、その結果を表に貼り付 けるなんてことができます。面白そうと思ったら、ぜひ試してみてください。 Fio - SQL Client http://seiza.dip.jp/machine/fio/index.html ■Pythonで実装されたWriterビューア:visioo-writer フランスで、Pythonというプログラム言語を使ってOpenOffice.orgビューアが開 発されています。OpenOffice.orgを使うより、軽快に動作するかもしれませんが、 何せサイトもフランス語で書かれているので、よく分かりません:-) visioo-writer http://visioo-writer.tuxfamily.org/ ■総務省統計局、OpenOffice.orgにお墨付きか? 総務省統計局サイトの「当ホームページのご利用にあたって」というページに、 なんと、こんなことが書かれています。 エクセルデータについて 『Microsoft Excel Viewer 97 (無償提供ソフト)により、エクセルデータを読 み込むことができます。また、 OpenOffice.org 1.0.1(無償提供ソフト)によ り、Microsoft Officeと同等の機能を使用することができます。』 バージョン番号が古いとか、リンクが貼ってないとか、そもそもファイルを OpenOffice.orgで配布すれば良いじゃないかとか、ツッコミどころは満載ですが、 何はともあれアリガタイです。 総務省統計局 http://www.stat.go.jp/info/riyou.htm ■レポート:OpenOffice.org Writer 対 Microsoft Word japan.linux.comに、次の記事が掲載されました。 OpenOffice.org Writer vs Microsoft Word http://japan.linux.com/desktop/05/06/27/014222.shtml 『OOo Writerが勝利をおさめたカテゴリのほとんどは、高度な書式設定を持つ文 書やサイズの大きい文書の作成と管理を容易にする機能だった。』という結論が 印象的でした。こういう使い方をする人たちが、一番のヘビーユーザーなので、 そこへ食い込めたらウレシイですよね。 ■URE:UNO Runtime Environment開発のスポンサー募集 OpenOffice.orgのAnnounce-mlに流れていた情報です。 OpenOffice.orgは、UNOというプログラム部品を中心に組み立てられています。 このUNOをOpenOffice.orgから独立させてランタイム版を作りたいということで、 その開発スポンサーを募集しています。 [ooo-announce] Announcement Uno Runtime Environment (URE) http://www.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=announce&msgNo=245 すでに、UNO自体がプラットフォームに依存しない構造になっていますが、UREが できれば、OpenOffice.orgをインストールしなくても利用できる軽量アプリケー ションを開発可能になります。Baseで簡単なアプリケーションを作って、それを UREといっしょに配布するなんてことが可能になるかも知れませんネ。 ■LinuxWorld .Orgパビリオンに出展しました。 NTTコムウェアさんの提供で出展された「.Orgパビリオン」にOpenOffice.org日本 ユーザー会も参加しました。当日は、秋山さん、谷さん、鎌滝さん、菰田さんらが、 OpenOffice.org2.0をデモンストレーションなどを行いました。 LinuxWorldレポート http://openoffice.s16.xrea.com:8080/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5BLinux%A1%A1World%A1%A1Expo%2FTokyo%A1%A1200506%5D%5D ■月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」連載中 最近、このニュースレターの発行頻度が下がっています。以前は、毎週〜隔週く らいで発行していたんですが、最近は1ヶ月に1回程度になっています。楽しみに してくれている皆さん、申し訳ありません。実は、月刊「OpenOffice.orgコミュ ニティ通信」という連載をITmediaでやってます。こちらで、このニュースレタ ーと同じような話題を扱っています。2つを合わせると、2週間に1度くらいに情 報をお届けしていることになります。この月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通 信」も合わせて読んで頂ければ幸いです。 ITmedia 月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」6月号 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0506/13/news048.html ------------------------------ イベント案内 ------------------------------ ■オープンソースカンファレンス2005 in Hokkaido 日程:7月9日(土) 場所:北海道大学クラーク会館 詳細:http://www.ospn.jp/osc2005-do/ すべて無料で参加できますが、事前登録して頂けると助かります。 OpenOffice.org2.0セミナー・懇親会も予定しています。 ついに登場!、OpenOffice.org2.0の全貌と可能性 http://www.ospn.jp/osc2005-do/modules/eguide/event.php?eid=1 OpenOffice.org北海道ユーザの集い http://groups.yahoo.co.jp/group/oooug-hokkaido/ 皆さんのご来場をお待ちしております。 ■OpenOffice.org Conference 2005 こちらは、世界中からOpenOffice.org関係者が集まる国際会議です。 日程:9月29(木)、30日(金) 場所:スロベニアのKoper(コーペル) 別名 Capodistria(カポディストリア) 詳細:http://marketing.openoffice.org/conference/ コンファレンス参加者のために次のメーリングリストを用意しています。 [EMAIL PROTECTED] 参加するには、空のメールを以下に送ってください。 [EMAIL PROTECTED] 参考リンク 外務省ホームページ、スロベニア共和国 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/slovenia/ スロベニア - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%A2 ■関西オープンソース2005 こちらは、とりあえず開催が正式決定したという段階です。 カレンダーにマルを付けておきましょう。 日程:10月28日(金)、29日(土) 場所:大阪産業創造館 主催:関西オープンフォーラム2005実行委員会 詳細:http://k-of.jp/ ------------------------------------------------------------------------- [OpenOffice.org News Update] このニュースレターは、ディスカッションMLで編集し、ユーザー会MLと案内MLに 投稿しています。お問い合わせは、OOoユーザー会ML・ディスカッションML、 または、ユーザー会の問い合わせ先([EMAIL PROTECTED])までどうぞ。 メールアドレスの変更・解約は次のページを参照ください。 http://ja.openoffice.org/ml_info.html 過去ログ・このニュースレターの詳細は、次のページで閲覧できます。 http://ja.openoffice.org/marketing/newsletter/ ------------------------------------------------------------------------- 今回の編集:マーケティングプロジェクト catch([EMAIL PROTECTED]) --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: [EMAIL PROTECTED] For additional commands, e-mail: [EMAIL PROTECTED]