catchです

Satoh Yorihiro wrote:
> On Thu, 22 Sep 2005 11:27:57 +0900
> Akira Mutsuro <[EMAIL PROTECTED]> wrote:
> 
> 
>>それほど多くの事例を知っている訳ではありませんが、わたしが
>>見たことのあるもののうち英文(欧文?)文化に由来するものは
>>
>>- Enter → パラグラフの区切り
>>- Shift + Enter → パラグラフ内の行区切り
>>
>>となってました。
> 
> 
> ナルホド、文化に由来となるととても重いものを感じてしまいますね
> もう一つ、ユーザー自身の経験というものもあるかもですヨ
> 
> 私は汎用電算機(大型汎用電算機、メインフレーム)の
> パンチカード・ライタと TSS端末の混在時期(WS端末という発想は当時無かった)に
> このような業界に接していて
> パンチカードも TSS端末のコンソール・ラインエディタも
> 行末は C/R (おおむね Enter と同意)で改行と見なしていました

私も、こういう環境を経験したことがあります。
どちらかというと、ソースコードの末尾に「;」を付けるほうが慣れません(^^


> 同時期に CP/M や DOS に接しまして、それらのテキストエディタ(漢字FEPを
> 経由して日本語文書も作成していました)は、やはり Enter で改行します
> プログラマ経験のある方はソースコードを書くのに意識することなく
>  Enter で改行していることでしょう
> 一般常識では数の数え方が 1.2.3…であっても
> コンピュータ業界?では 0.1.2…という文化の違いに似ているのかも知れませんネ
> (テキストエディタではカラム…一行の文字数?が変わるなどということは
> あり得ないので、T.T.フォントで文字幅が変わるという事にも抵抗感があり
> わざわざ等幅フォントに設定し直して使っているという偏屈者なのかもしれないです)
> 
> その後一太郎v2.11、 v3.* 〜以降、などで日本語文書作成をするようになったので
> 迷うこともなく Enter で改行(行送り)です

(snip)

私が思うに、ワープロの場合は行端は自動送りになっているというのが、デフォ
ルトなのでは? 一太郎でもワードでも、たとえばこのメールでも、いちいち行
端で改行していません。1段落全部を連続して記述すると、ソフトが行端でそれ
をいい感じに折り返してくれる。だから、shift+enterをいちいち押すことは、
滅多にない。

ただし、日本語文章の文体によっては違います。
たとえば「ほぼ日刊イトイ新聞」(http://www.1101.com/)のような。
こういうくだけた文章では、短く
場合によっては、文章の途中で行を折り返すので
こういうときは、HTMLでは私は<br>タグを使います。
#この段落も、そんなふうに書きました。

でも、文書の論理構造を記述するという発想で作られた、HTMLのようなマーク
アップ言語では、これは表現しにくく感じます。


> OO.o として多種多様なニーズに応えるには、OO.oを「こう使え」ではなく
> ユーザーのニーズに応じて「自分好みに、こんなふうに設定できる」という事なのかなぁ?
> その場合デフォルトをどのように設定すれば良いかなどは
> ヘタすると宗教的な信奉論争になってしまいそうな予感も…
> 自由とは、かくも不自由なり??
> 
> 
>>> - 改段・改行は <p> <br> へ置換
>>> - 改ページは CSS の @media print & page-break-* 辺りへ置換
>>> 
>>> ただ、文章内で「〜を次ページに示す」というような記述が
>>> あると、CSS の @media print & page-break-*  では対応
>>> しきれないなぁという気もします。 紙へ印刷した場合は良い
>>> けどもスクリーンで見ると... という具合に。
> 
> 
> 私もいろいろと試してみます
> むつろ さん、違った視点をいただきまして、ありがとうございます
> 今後ともよろしゅうお願いします!
> ペコリ

というわけで、形式と操作を明確にすると、話が早そうだと思いました。

まず、どんな文体で文章を書きたいか、それをどうやってコンピュータに記録す
るか、そのあたりが重要になりそうです。つまり、内容と形式の違いです。たと
えば「論文」などの論理的な文書では、形式に独自性を出すことはあまりなさそ
うに思いますが、「散文」を書く場合は内容に合わせて形式はいくらでも代わり
ます。「プログラム」を書く場合も、技術的な道具立ては同じですが、その目的
とするところは、現在ではかなり違うように思います。どのプログラミング言語
を使うかでも違います。
これらを同列で論じるのは、かなり無理がありそう。

それから、文書の構造をどう記述するかという問題とは別に、自分好みの操作を
明確にする必要がありそうです。ツールのわかりやすさのためには、この2つは
一致させる必要があるんですけど、その前にどのような形式を使うかが明確にな
らないと、話がすれ違いになりそうです。まずは、文書構造を記述する話(HTML
であれば、<p>-</p>を文章のどこに適用するか)と操作の話(shift-enterで何を
入力するか)を分けては如何でしょうか。

極端な例として、アスキーアートがあると思います(http:
//page.freett.com/reprod/)。極端すぎますが。テキストエディタでもワープ
ロでもOOoでも、アスキーアートを記述できますし、描くための機能を組み込む
こともできるでしょう。でも、デフォルトにするのは、いくらなんでも(^^


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Yutaka Kachi
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