株式会社バッファロー 永井様:

海外向けの件ですが、
OpenOffice のライセンス条項は
世界共通となっておりますので、
特段の配慮は不要と思います。
ただし、私は、そのような事象に
責任を持って答える立場にはないことにご留意ください。

そのほか、僭越ながらいくつか示唆をしますと、
まず、StarSuite(StarOffice)の存在があります。
これは、Sun Microsystems による、
純正版OpenOfficeです。
中身は一緒なのですが、
開発元による「純正版」という肩書きと、
そして、Sunによる保証、サポートがあります。
ライセンス料金が発生するかもしれませんが、
連絡を取ってみてはいかがでしょうか。
交渉によっては、
たとえば、Java Run time / VirtualBoxの配布など、
Sunにとって都合のいい行為との引き換えに、
無料での添付が認められるかもしれません。

それ以外ですと、
永井様は、OpenOfficeの利点として、
インストール用HDD容量の削減のみを主張しておりましたが、
それよりも、ポータブルHDDという特性を考えれば、
そもそも、インストールが不要である、
という点のほうが面白いでしょう。

さらに、ポータブルHDDは、データ交換用に使われることもありますが、
その場合、さらに面白い特徴が出てきます。
MS Office によってデータ交換を行った場合、
交換を行うすべてのPCに
MS Office の正規版がインストールされている必要性が(建前では)存在します。
さらに、バージョン間の互換性がありますので、
できれば同一バージョンになります。

OpenOffice を使うことにより、
このあたりの制約を完全にクリアできます。
また、Macintosh とのデータ交換にも便利でしょう。

よって、複数機種間でのデータ交換、ファイル共有、という方向性にポータブルHDDをマーケティングすると同時に、
その利便性をOpenOffice によって高めていく、
というのは興味深い方向性です。

さらに、これは、ポータブルHDDだけではなく、
USBメモリでも同様の方向性は考えられます。

つまり、OpenOffice により、
複数機種間でのデータ交換、ファイル共有が可能な
USBメモリ、というマーケティングです。


以上、よろしくご検討のほど。


**********************
公開伝言:
Sunの内部の方、ぜひ永井さんに連絡を!。
Sunの内部の方、ぜひ永井さんに連絡を!。
Sunの内部の方、ぜひ永井さんに連絡を!。
**********************

有限会社デジタルインフラ 取締役社長 岡島 純
         http://www.digitalinfra.co.jp/
         http://www.machboot.com/
         http://www.colinux.org/

---------------

>
> ちなみに海外向けの製品(北米、欧州、アジアパシフィック向け)での
> 展開に関しては、別でご意見をお伺いしたほうがよろしいでしょうか
>

---------------------------------------------------------------------
To unsubscribe, e-mail: 
[メールアドレス保護]
For additional commands, e-mail: 
[メールアドレス保護]

メールによる返信