奥山です。

>>>>> "野々村" == Ko Nonomura <[EMAIL PROTECTED]> writes:
>> もっとも、これが「Linux でだって速度は出る」となると、話はひっくり返
>> りますが…。
野々村> 実はそのようです。別の方の計測では
野々村> Vine Linuxで1Mbps
野々村> NetBSDで1.5Mbps
野々村> とか出てるんです。

うーん。

そうなるともう、tcpdump の結果を調べるぐらいしか思いつきません。

まずは、TCP 層よりも上なのか、TCP層よりも下なのか、と問題を2分割して
いって、問題が発生している層を見つけ出すしかないと思います。あと、方
向性があるのかどうか、も見たほうがよいでしょう。


理論上は3.6Mbps、現実問題としても 1-1.5Mbps 出ることはわかっているの
ですから、どこかが詰まっているはずです。となると、

1) TCP のような Connection full な層で詰まっているのだとすれば、
   send/ack ペアがそろうまでのターンアラウンドタイムが無駄に長くなっ
   ていないか調べる必要があります。

2) IP 層以下であるならば、パケットを作ってから本当に送り出すまでに、
   どこかで無駄に待っていないか、を調べるべきです。

と、ここまでは戦略が立ちますから。


たぶん、
http://www.dd.iij4u.or.jp/~okuyamak/Documents/tuning.japanese.html
に書いたようなやり方で tcpdump を取得して、それを調べる
(最近は Ethereal が賢いので、こいつに tcpdump の結果を食わせてやると、
いろいろわかるはずです)事からはじめるべきでしょう。

FreeBSD 相手と、ほかの何か…Linux でも NetBSD でもいいですから、早い
速度が出ているもの…とでパケットのやり取りの違いを調べるのがよいでしょ
う。できれば「tcpコネクションを張り始める所」から「tcpコネクションを
閉じる」まで全部。

tcpdump にはsecurity 上のネゴシエーションが含まれてしまう危険性があ
るので、『分析に協力してあげるよ!! さぁ、tcpdump の結果をよこしな』
とは気軽にいえない昨今なのが残念です。
---- 
奥山 健一[煤背会:No.0x00000001]
#URL http://www.dd.iij4u.or.jp/~okuyamak/
#    http://developer.osdl.org/dev/doubt/
#今日のお言葉『google』:くっ、とうとうトップを失うとは…。

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