Re: [ja-discuss] QAにおけるTesttool の有用性について

2007-06-18 スレッド表示 shu minari
巳鳴です。

 私は、別に違う目標に向かっているわけではない、と考えています。
 あえて、違いを探すのであれば、
  ・中田版は、テスト先行、できあがり次第、リリースする。
  ・秋山版は、スケジュール先行、いついつまでに○○を完了させる。
 
 私としては、OpenOffice.org を見守っている人達を先に考えています。
 コミュニティの内部で誰がどうしたこうした、なんていうのは、
 OpenOffice.org のユーザーにとっては、どうでもいいことですよね。

それはそう思います。

 いつリリースされるか。ってことが、多くの人達にとって重要なこと
 ではないかと思います。

多くの人たちが本当にいつリリースするかってのを気にしているのか分かりませんが
リリーススケジュールを決めるのは、良いことだと思います。
(内情しらないので、今もやってたらごめんなさい)

また、場合によっては区切りで切り捨てる(今回は、XX版はテストできていないため、
品質保証しかねる)という方法もとる必要があるのかなって思います。

もちろんデメリットもありますが、
限られたリソースで全てをやろうとするのではなく、
出来るところだけやるというのも必要だとおもいます。
(誉められたことではないですが、かもめ焼きでは、やりました。)

どのような方法をとるかは、タイミングや状況によって変わるべきだと思いますので、
私には、一丸にどれが良い悪いとは言えませんが、
やっても意味がないものにだけはしないでほしいと思います。

なお、
私的には今の中田さんの品質重視の姿勢は、
現状においては間違ってないと思います。


 Jun OKAJIMA wrote:
  これ、QAって、本当に、一本化しないとだめなんですかね。
  秋山QA版と、中田QA版があっちゃだめなんですか?
  モメてるより先に、自分でQAしちゃったほうがいい様な気がしますが・・・。
 
 ありがとうございます。
 
 私は、別に違う目標に向かっているわけではない、と考えています。
 あえて、違いを探すのであれば、
  ・中田版は、テスト先行、できあがり次第、リリースする。
  ・秋山版は、スケジュール先行、いついつまでに○○を完了させる。
 
 私としては、OpenOffice.org を見守っている人達を先に考えています。
 コミュニティの内部で誰がどうしたこうした、なんていうのは、
 OpenOffice.org のユーザーにとっては、どうでもいいことですよね。
 
 いつリリースされるか。ってことが、多くの人達にとって重要なこと
 ではないかと思います。
 
 中田さんが作成されて、最近は平野さんが主にメンテされているページ
 OOo 2.2.1の日本語版QAとリリース
 http://wiki.services.openoffice.org/wiki/OOo_2.2.1%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88QA%E3%81%A8%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9#TCM.E3.83.86.E3.82.B9.E3.83.88.E3.82.B1.E3.83.BC.E3.82.B9
 
 を拝見すると、Windows 98/ME (Unicode未対応)系、Solaris、Macintosh
 などが手薄になっていますよね。
 
 私のところでは、Solaris を普段から使っていますので、私もテストに
 参加しようかな。と考えているところなんですが、
 
 2.0.4リリースのときのように、中田さんが、
  ・私が責任者です。
  ・私が決定した方法以外はダメです。
  ・私が選んだ人意外のテスト結果は、参考にはしますが、採用しません。
 
 みたいに言ってきたら、なえちゃいません?
 
 中田さんが、
 
  あの時は悪かったな。もうそんなこと言わないから、一緒にやろうよ。
 
 とでも言ってくれれば、すっきりするんだけどなぁ。
 
 Tora
 
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[ja-discuss] 2.2.1ダウンロードページ

2007-06-18 スレッド表示 Takashi Nakamoto
中本です。

QA作業でやることがなくなったので、私が2.2.1のダウンロードページを作ろ
うと思います。今週の水曜日の夜あたりに時間をとれそうですので、そこでぱ
ぱっと作業してしまおうと思います。

ほとんど、2.1のダウンロードページ
http://ja.openoffice.org/download/2.1/
をそのまま
http://ja.openoffice.org/download/2.2.1/
にコピーしようと考えています。まぁ、ほとんどコピーするだけで終わりそう
ですが...

そういうわけで、このダウンロードページについて、何か要望や意見があれば
今のうちに投稿してくださいませ。特に、
 - デザイン
 - ダウンロードページに載せるべき内容
 - ダウンロードページからリンクするWebページについて
について、意見をいただければ幸いです。

また、2.0.4のときから、ダウンロードページからバイナリへのリンクは、国
内にあるミラーサーバの中から無作為かつ自動的に選択するようにしました。
今のところ、
  ftp://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/openoffice/
  http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/openoffice/
  ftp://ftp.kddlabs.co.jp/office/openoffice/
  http://www.dnsbalance.ring.gr.jp/archives/misc/openoffice/
  ftp://ftp.riken.jp/OpenOffice/
の5つの中から無作為かつ自動的に選択されるようになっていますが、「この
サーバは接続が悪いからリストから削除して欲しい」とか「あのサーバはつな
がりやすいからリストに追加して欲しい」などの要望があれば遠慮なく投稿し
てください。

ただ、OOo日本語プロジェクトとして、あまり特定のサーバに負荷をかけてし
まうなどの迷惑行為はできるだけ避けたほうが良いですので、実際にどのサー
バをリストに加える/削除するかについては、全体的にバランスがとれるよう
に調整したいと考えています。

それでは、以上よろしくお願いします。
-- 
 中本 崇志 (Takashi Nakamoto)
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[ja-discuss] QAの現状とこれから (I)

2007-06-18 スレッド表示 Maho NAKATA
OOoはボランティアによって構成されています。そして、
最初にQAが導入されてから4年ほどたちました。今我々を見て、何が出来ているかというと
英語版がリリースされてから最後のリリース候補をなんとかQAするで、これで本当にいっぱいいっぱいです。
だから、現状、どのようなバイナリがリリースされても`許可する'という判子しか押せませんし、
リリースまでにとても時間がかかります。

それでQAしているのか、とは思います。確かにそうです。でもこれが精一杯です。
これ以上はヴォランティアを潰すだけでしょう。どうしたらいいのか。当然組織的にやるべきです。
これをどうしたらいいか。*実際にQAをしてくれる担当者*と合意で決めてゆくことでしょう。これを中田は
IRCなどで決めようとしています。当然*実際にQAしてくれる人*はとても貴重で、ありがたい存在です。

ドイツ語、フランス語、イタリア語のコミュニティのQAは強い。これだけでは無く他言語も
結構強い。これからは中国語も強くなります。なんとPeter Jungeも引き抜かれました。
我々はそのまま、4年、彼らにおくれています。IssueTrackerにもほとんど日本人らしきひとは
見当たりません。リリース候補でバグを発見し、リリースをストップさせるほどの強力な
力を持つのは夢のまた夢かもしれません。ですが、それには近づきたい。
よいリリースをなるべく早く、限られたリソースで。これが目標です。

少し歴史的なことを述べましょう。

OOoはボランティアによって構成されています。特にHamburgチームというSUNのボランティアが
翻訳もいくつかのローカライゼーション(日本語含む)も
主に面倒を見ています。これは超強力な開発者の集団で、成果をStarOfficeとして販売しています。
まさに、彼らの利害はそこにあり、OOoは本当のヴォランタリーワークです。だから
ソースコードも含めて、OOoには直接関与しません(実際は人間関係がだぶっていたり、政治的
理由で関与していますが)。

OOoは懐が広く、全ての言語、全てのプラットフォームを受け入れます。これは素晴らしいことで、
わたしもFreeBSD/MacOSXには無視できない時間関わり、そしてパッチは100単位で
コミットされました。わたし自身もコミットしています。

[#x30E1;#x30FC;#x30EB;#x30A2;#x30C9;#x30EC;#x30B9;#x4FDD;#x8B77;] 
MLには、「このような言語のビルド、プラットフォームの
ビルドがある」というメールが投稿されますが、
あるftpサイトににある、ビルドをどのようにオーサライズしてよいか、というのは不明でした。
もしかしたらウィルスが入っているかもしれない。そこに統制が必要でした。

そこで、2003年にOOoではリリースする際に、QAをしなくてはならない、としました。
これはコミュニティマネージャーのLouis Suarez-Pottsの提案です。
すぐさまQAプロジェクトのJoost, Gordon Sらによって承認されました。

だから、1.0.2までは`RC'(リリース候補)という表記がなかったのですが、
1.0.3からは全てのビルドはリリース候補であり、QAをしなくてはリリースされなくなりました。
QAの責任は各native language projectのproject leadがとるということです。
これは自然な流れだと思います。l10nもdevもqa projectもこれは担当するのは
あまり好ましくない(l10nはlocalizationで開発、qaはquality assuranceは
しますが、各言語については知らないから)。

わたしは当時JA-NLのプロジェクトリードでありましたが、最初このQAの重要性を全く
認識していませんでした。全くとんちんかんな見解を持っていました。
そのような状態でQAをコンダクト出来るはずもなく、
手をあげられた近藤さんに一任していました。わたしは何も手伝わなかったですが、全く彼の好きなように
やってもらっていました。彼は長いことQAをしていましたが、力尽きました。3-4年前彼とLouisと三人で
ご飯を食べたときがあります。その時「中田さん、ごめんなさい」とすまなそうに
していて、とてもこちらも辛くなりました。

その後は、武内さんがQAを継ぎました。彼にも平野さんと三人で数年前OSCのときに一度あいました。
よいQA管理者だったと思います。vmwareがあれば、もっと速いコンピュータがあれば、
とおっしゃっていました。JREもwithout JREもファイルが完全に同一かどうかチェック
すべきだとおっしゃっていました。なかなかマニアックな人だなと思いました。
ですが彼も力尽きました。個人的なことを色々聞くと、大変な激務を担ってくれた
武内さんには本当に感謝しています。何か寄付できたかも、それを思うと
心が痛くなります。
武内さんはwikiを使っていたようです。アクセス過多か、突然、パスワードが必要となりました。

そして、彼らのQAの詳しい記録はほとんど残っていません。

QA担当者はかなりの激務です。大抵はQA担当者が多くQAしていたと思います。
そして二〜三週間はかかりっきりになります。
皆はOOoをすぐさま使いたい、そう思うと思います。それは自然です。
でも、このようにQA担当者を酷使し、一人一人潰していくのは、プロジェクトとしては
辛いもので、これからは絶対にそのようにすべきではないと考えます。
そして記録もあまり残っていません。こんな、焼き畑農法のような、QAは徒にテスターを疲弊させます。
全く成果があがらないし、OOoにフィードバックも不可能です。これならば、QAの要件を
「ビルドが入手されたらそれでリリース許可」にするほうがよほどよくみえます。
しかし、これは、全くQAを放棄すること意味し、OOoの信頼性は低くなるので
これもできません。

つづく...
-- Nakata Maho 
([#x30E1;#x30FC;#x30EB;#x30A2;#x30C9;#x30EC;#x30B9;#x4FDD;#x8B77;])


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