Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-07 スレッド表示 Taro Kawahara
河原です。

いろいろとコメント・ご意見ありがとうございます。

ちょっとまだ本を入手していないのですが、いろいろと興味がわいてきました。
 届くのが楽しみです。


BR
/Taro Kawahara


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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-07 スレッド表示 Mage Whopper
Mage Whopperです。

2010年1月7日13:53 Kimiya FUJISAWA fujis...@techstrom.org:
 こんにちは、藤澤です。

 On 01/07/2010 10:12 AM, Mr./Ms. ikiya wrote
 ikiyaです。

 河原さん、わくわくする貴重なコメントありがとうございます。

直線状に一定速度に移動しつつ
 これは私も感覚的に実感してました。

 私もそんな気がしています。

この動きはStatic Navigationの動作そのものですね。
ハンディGPSでは位置補足をする際に、あらかじめそれまで進んでいた
向きと速度で直進しているものと仮定して計算を行います。
しかし、歩いてのマッピングでは時速5km(ぐらい)以上で歩かないと
これが逆に悪さします。

SiRFのチップではSNをOFFにすることができて
ゆっくり歩いてもきれいに取ることができます。
M-241などMTKのチップではOFFにする方法がありません。
5km/h以上で歩くのが最適ということになってしまいます。

ただ、このあたりは専門の方もMLにいらっしゃいますので
ぜひ解説していただきたいところです。。
この辺りの話はここのMLで読んだのだと思いましたが
探しても見つかりませんでした。
どこか別のところだったかもしれません。

 ちなみに、カーブを曲がっているときの軌跡などは、デバイスによる
 特性があるような気もしています。高速道路などの接続路でぐるーっと
 回っているところなどで、複数のデバイスで同時に計測していると
 内側になるのは決まっています。

今売られているGPSのチップは、StaticNavigation含めて
自動車できれいな軌跡を描くように微調整されています。
その設定具合で機種ごとに軌跡が異なる、と理解しています。
それをうまく使うには、逆に自動車の真似をすればよいことになります。

具体的には
* 道路はできるかぎり真ん中を通る
* 走行全体を通して、直線に近いルートを選択する
* カーブを曲がる際には曲がる前に減速する
* 狭い道ほどゆっくり曲がる
* できるかぎりアウトインアウト

自動車では、急に曲がる前にはかなり減速します。
速く歩こうとするとカーブを急いでしまいますが
そうではなく、車の真似で
直線では加速、カーブに入る手前で減速
を徹底するだけでかなりログが安定します。
(あくまで私の感覚では、です)

都市部のマッピングでは、路地で使うことが多いでしょうから
路地を曲がる際には、それまで前後方向に見えていた衛星から
隠れる形になる場合が少なからずあります。
アウトインアウトで曲がると、
まだ見えている前後の衛星から位置を取得して
方向転換したことをGPSロガーに知らせることができます。
M-241ではこれが非常に有効だと感じます。
空の開けている方向を常にチェックしながら歩くようになりました。

マッピングする区域を決めて
なるべく長い距離歩けるところを一度に、
早足で歩く形で取ったログがきれいに見えます。
それと、同じ道を近い時間帯で逆方向に2度取るのもかなり有効と思います。

GPSロガーはなるべく低い位置にもったほうが、
地面による反射波の影響が少なくなり、よい結果が得られるようです。
 是非、試してみます。
 正月も丸の内行きました。藁をもすがる思いでずっとロガー持った
 片手あげてました。結果は案の定でした。
 確か、河原さんが皇居側でロガー安定させてから丸の内に進入が良い
 と言っていた?の思い出して試みてはみました。

 上下だけですと私の経験だと、車のダッシュボードにおくよりも
 バックミラーの裏側に設置した方が制度があがります。もっとも
 この場合、どちらも近くに車のボディがあり地面からの反射の
 影響を受けにくいからかもしれません。

なるべく低い位置のほうが
地面による反射波の影響が少ないというのはよくわかりません。
電波なので、反射の影響も距離の2乗に反比例するはずです。
単純に、車やバイクでGPSロガーを持ったときに
設置される高さでよい結果が出るように調整してあるのだと思います。
ダッシュボードや、バイクのハンドル程度の高さで、
機種によって違う値になっているでしょう。
個人的には腰ぐらいの高さが安定しますが、
操作しにくいのであまりその高さで取ることはありません。

 鉄則3 GPSでデータを取るときは、立ち止まって数秒まってから取れ!
数秒ではStaticNavigationが働く機種では逆効果なのは
Kawaharaさんのおっしゃる通りです。
そういった機種では数十秒静止してはじめて効果が出ます。
しかしそれよりも立ち止まらないルートを考えてから歩いた方が
はるかに良い結果を得られます。

なるべく長い直線を急ぎ足であるくようにし、
曲がるときには数十秒静止を繰り返すときれいに採れますが
これをしているとPOIの収集は全くできません。
実際やってみるとわかりますが
時速5kmで直線に歩きながらきょろきょろすると
すぐ人や物にあたってしまいます。
歩くにしては結構な速度ですので。。

そんなわけで、なるべく自転車で道路を細かく取って
POIはあとでゆっくり収集がおすすめです。

あ、あと
・GPS ログ取りは午前中が良い.
→経験則ですが,午前中は DGPS 信号が割りと良く受信できます.
→一番受信できないのは,これも経験則ですが17時〜18時あたりで,私は夕方はあまりログを取りません.

電離層による電波の遅延が昼と夜で違うからですね。
晴れていれば、GPS衛星だけ見ると夜の方が精度はいいはずです。
ただし、夜は温度が下がる分電波が湿度の影響を受けますので
結果として温度がやや上がった朝がいいということになるのだと考えています。
GPSではありませんがその辺も補正でなんとかする技術も最近はあるようです。
http://www2.nict.go.jp/w/w114/stsi/people/sekido/RISEProc99.pdf (PDF)
電離層遅延でググるといろいろでてきます。
対流圏ダクト現象とかわくわくしますね。
...無線も全くの素人なのでこれ以上はわかりません。

Mage Whopper
magewhop...@gmail.com

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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-07 スレッド表示 Nahainec
Nahainecです。

(2010/01/07 14:54), Shun N. Watanabe wrote:
 nazotoko の渡邊です。
 
 On Wednesday 06 January 2010 15:50:39 Taro Kawahara wrote:
 河原です。

 ikiya さんは書きました:
 「GPSの“正しい”使い方の鉄則 」
 鉄則1 GPSの電源は現場で入れるな。山に入る前に入れよ!
 鉄則2 そのGPS特有のもち方がある。首からさげて移動するな!
 鉄則3 GPSでデータを取るときは、立ち止まって数秒まってから取れ!
 鉄則4 GPSは体からはなしたほうがよい!

 鉄則1は、そのとおりだと思いますが、鉄則2から4までの3つはいずれも間違
 いだと私は考えています。
 
 そうですか。私はすべて正しいことを経験しています。
 何で食い違うかというと、先に答えを行ってしまえば、私は山岳や森林でGPSを
 使う方が多いからで、本の著者とほぼ同じ経験をしているからです。

私は都市部が中心ですが、少なくとも「間違い」とは思っていません。
ただ2〜4は「鉄則」とまでは言えないとも感じていますが。

1はさらに「入れたら補足するまで動くな!」も加えたいくらい。

2はなるべく多くの衛星の信号をしっかり受信するということですね。
ただ片側にビルが並んでいる通りを歩くときは反対側に45°傾けた方が安定する
ようです。マルチパスの影響を減らせるからでしょうかね。

3については否定的な意見が多いようですが、
次のようなメリットがあると思います。
・軌跡を安定させるため数秒間の平均を取っているようで、
 止まってもGPS上はまだ動いている。
 平均している時間以上立ち止まれば収束する。
・ビルの谷間を歩いているときなど
 左右方向の衛星は交差点を通過する瞬間しか受信できない。
 左右にも視界の開けた場所で立ち止まると
 左右方向に累積してきた誤差をキャンセルできる。

やってはいけないのは「一直線にしか視界が開けていない場所で立ち止まる」だ
と思います。

 体から離した方がいいのは絶対です。なぜならデジタル信号か。
 デジタル信号は強度があるしきい値をこえているなら、電波の強度など
 問題ありません。ですが、しきい値を下ってしまうと全く信号として認識されません。
 森林中では横からの電波はかなり木に遮られて、まれに届く程度まで減衰しています。
 上しか期待できないので、必ずアンテナを上に向けて持つ必要があります。
 これが首にかけられない理由です。
 上でも木の葉がある程度遮っているので、強度は弱いです。
 私の経験では、GPS を持つときにうっかりアンテナの上に手を置いたら、
 それだけで全衛星をロストしました。

4は実はあまり実感していません。
人体が信号を減衰させるのはわかるのですが、背後のビルの反射を取り除く効果
の方が勝っているように思えるので。

マルチパスが少ない、受信機の感度に余裕が無い、といった状況ではきっと意味
があるのでしょう。

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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-07 スレッド表示 TANAKA Toshihisa
としです。

 あ、あと
・GPS ログ取りは午前中が良い.
 →経験則ですが,午前中は DGPS 信号が割りと良く受信できます.
 →一番受信できないのは,これも経験則ですが17時〜18時あたりで,私は夕方はあまりログを取りません.

 電離層による電波の遅延が昼と夜で違うからですね。
 晴れていれば、GPS衛星だけ見ると夜の方が精度はいいはずです。
 ただし、夜は温度が下がる分電波が湿度の影響を受けますので
 結果として温度がやや上がった朝がいいということになるのだと考えています。

はい。
GPS 衛星については上記フォロー頂いたとおりなのですが、DGPS 信号 も、
午前中が受信が良さそうに感じています。これは体感程度です。

DGPS 信号は、ハンディ GPS の場合、日本ならばひまわり6号からの信号を
受信するはずで、電離層の影響を受けるとしても、ひまわり6号からの信号も
それで(受信できないまでに)減衰するものかなぁ。。。?と気にしています。

とは言え、何しろ体感程度ですし、そもそもうまく GPS 衛星の信号を掴まえ
ないと DGPS 信号を受信できても意味が薄いので、何にしてもマッピングする
なら午前がベストかなと考えています。

ではこれにて。

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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-06 スレッド表示 Taro Kawahara
河原です。

ikiya さんは書きました:
 「GPSの“正しい”使い方の鉄則 」
 鉄則1 GPSの電源は現場で入れるな。山に入る前に入れよ!
 鉄則2 そのGPS特有のもち方がある。首からさげて移動するな!
 鉄則3 GPSでデータを取るときは、立ち止まって数秒まってから取れ!
 鉄則4 GPSは体からはなしたほうがよい!

鉄則1は、そのとおりだと思いますが、鉄則2から4までの3つはいずれも間違
いだと私は考えています。

ちょっと趣旨を理解しようと、今、本を取り寄せている最中ですが、特に鉄則3
は、わたしの経験からは、それをやると精度が逆に落ちてボロボロになります。
もっとも精度が高いのは、直線状に一定速度に移動しつつ、停止せずにポイント
を記録する方法です。理由は、GPSロガーのPLL同期にあります。

また、持ち方ですが、GPSロガーはなるべく低い位置にもったほうが、地面によ
る反射波の影響が少なくなり、よい結果が得られるようです。頭上など、高い位
置に持つと精度が悪くなるようでしたが。

あと、都市部ですが、ビル陰では、GPS衛星の電波はビルにより、反射・回折す
るため、反射・回折して遠回りした分だけ位置がずれて計測されるようだという
ことが、確認できています。品川のドコモビルの周辺が、浄水場+高層ビルとい
う条件のため、ビルが与える測位精度への影響を見やすい場所なのですが、そこ
で確認できます。

体からはなしたほうがよい、については、気にするほどではありませんが、GPS
電波は人体を問題なく透過し、透過して電波が弱くなっても精度にはまったく関
係ありません。デジタル信号だからです。

GPS衛星が使っているCDMAの電波の性質をしらないで書いているのではないか、
実際に動作検証や比較をしないで書いているのではないか、、、なんて、思って
しまいましたが、、、まだ本が届いていないのですが、他の方のメッセージで
も、この本の鉄則を信じてしまっておられる方がいるようで、かなり気になりま
したので、コメントしました。

BR
/Taro Kawahara

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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-06 スレッド表示 ikiya
ikiyaです。

河原さん、わくわくする貴重なコメントありがとうございます。

直線状に一定速度に移動しつつ
これは私も感覚的に実感してました。

GPSロガーはなるべく低い位置にもったほうが、
地面による反射波の影響が少なくなり、よい結果が得られるようです。
是非、試してみます。
正月も丸の内行きました。藁をもすがる思いでずっとロガー持った
片手あげてました。結果は案の定でした。
確か、河原さんが皇居側でロガー安定させてから丸の内に進入が良い
と言っていた?の思い出して試みてはみました。

反射・回折して遠回りした分だけ位置がずれて計測されるようだという
ことが、確認できています。
これも感覚的に実感してました。
3階建てぐらいの建物でも、周回するとログが片側に膨らんだり、
内側にへこむことがあります。

GPS電波は人体を問題なく透過し、透過して電波が弱くなっても
精度にはまったく関係ありません。デジタル信号だからです。
GPS衛星が使っているCDMAの電波の性質をしらないで
書いているのではないか、
・・・知らない私でした。
私も実証派なので、面白そうです。時間できたら検証したいです。

品川のドコモビルの周辺
インターシティー側の内側はログめちゃくちゃでした。


Taro Kawahara tarok...@mqj.biglobe.ne.jp wrote: 河原です。

ikiya さんは書きました:
 「GPSの“正しい”使い方の鉄則 」
 鉄則1 GPSの電源は現場で入れるな。山に入る前に入れよ!
 鉄則2 そのGPS特有のもち方がある。首からさげて移動するな!
 鉄則3 GPSでデータを取るときは、立ち止まって数秒まってから取れ!
 鉄則4 GPSは体からはなしたほうがよい!

鉄則1は、そのとおりだと思いますが、鉄則2から4までの3つはいずれも間違
いだと私は考えています。

ちょっと趣旨を理解しようと、今、本を取り寄せている最中ですが、特に鉄則3
は、わたしの経験からは、それをやると精度が逆に落ちてボロボロになります。
もっとも精度が高いのは、直線状に一定速度に移動しつつ、停止せずにポイント
を記録する方法です。理由は、GPSロガーのPLL同期にあります。

また、持ち方ですが、GPSロガーはなるべく低い位置にもったほうが、地面によ
る反射波の影響が少なくなり、よい結果が得られるようです。頭上など、高い位
置に持つと精度が悪くなるようでしたが。

あと、都市部ですが、ビル陰では、GPS衛星の電波はビルにより、反射・回折す
るため、反射・回折して遠回りした分だけ位置がずれて計測されるようだという
ことが、確認できています。品川のドコモビルの周辺が、浄水場+高層ビルとい
う条件のため、ビルが与える測位精度への影響を見やすい場所なのですが、そこ
で確認できます。

体からはなしたほうがよい、については、気にするほどではありませんが、GPS
電波は人体を問題なく透過し、透過して電波が弱くなっても精度にはまったく関
係ありません。デジタル信号だからです。

GPS衛星が使っているCDMAの電波の性質をしらないで書いているのではないか、
実際に動作検証や比較をしないで書いているのではないか、、、なんて、思って
しまいましたが、、、まだ本が届いていないのですが、他の方のメッセージで
も、この本の鉄則を信じてしまっておられる方がいるようで、かなり気になりま
したので、コメントしました。

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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-06 スレッド表示 山下 一郎
(10/01/07 8:50), Taro Kawahara wrote:
 ikiya さんは書きました:
 「GPSの“正しい”使い方の鉄則 」
 鉄則1 GPSの電源は現場で入れるな。山に入る前に入れよ!
 鉄則2 そのGPS特有のもち方がある。首からさげて移動するな!
 鉄則3 GPSでデータを取るときは、立ち止まって数秒まってから取れ!
 鉄則4 GPSは体からはなしたほうがよい!
 
 鉄則1は、そのとおりだと思いますが、鉄則2から4までの3つはいずれも間違
 いだと私は考えています。

私も、特に2,3は機種に依存すると思います。

 ちょっと趣旨を理解しようと、今、本を取り寄せている最中ですが、特に鉄則3
 は、わたしの経験からは、それをやると精度が逆に落ちてボロボロになります。
 もっとも精度が高いのは、直線状に一定速度に移動しつつ、停止せずにポイント
 を記録する方法です。理由は、GPSロガーのPLL同期にあります。

機種依存というかチップセットの設定ではないでしょうか?
少なくともGPSMAP60CSxの場合は、止まるとふらつきます。
SiRF Star IIIの設定については、以下に書かれています。
http://www.ne.jp/asahi/mac/masa/gps/index.html#a4
Static NavigationとかTrack Smoothingが関係するようです。

 また、持ち方ですが、GPSロガーはなるべく低い位置にもったほうが、地面によ
 る反射波の影響が少なくなり、よい結果が得られるようです。頭上など、高い位
 置に持つと精度が悪くなるようでしたが。

鉄則2は、「そのGPS」と書かれている通り、個々のGPSのアンテナに大きく依存
すると思います。
クアッドヘリックスアンテナ: 垂直になるように持つ
パッチアンテナ: 水平になるように持つ
がいいようです。
なので、GPSMAP60CSxなどは、首からさげても問題ないはずですが、パッチアン
テナの場合は、頭上で水平に持つのが最も感度がいいように思います。

それぞれのアンテナの特性の詳細は以下にあります。
http://www.sarantel.com/downloads/specifications/geohelix-smp_v4.pdf
http://pdf1.alldatasheet.com/datasheet-pdf/view/174838/TOKO/DAKC1575MS74T.html

--
山下

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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-06 スレッド表示 TANAKA Toshihisa
としです.

 GPS衛星が使っているCDMAの電波の性質をしらないで書いているのではないか、
 実際に動作検証や比較をしないで書いているのではないか、、、なんて、思って
 しまいましたが、、、まだ本が届いていないのですが、他の方のメッセージで
 も、この本の鉄則を信じてしまっておられる方がいるようで、かなり気になりま
 したので、コメントしました。

「林業GPS徹底活用術」は,元旦に読んでいました.
本書は運用に重きを置いた本でして,技術面で行くと,確かに少し気になる点はあります.

本書の価値は,今まであまり情報が無かった「林業での GPS 運用」と言う内容に関して
まとめられた本ですね.主体は林業であり,GPS ではありません.

私個人は,これはこれで良い本だと考えています.

本書には,GPS 測位する上で,もっとも重要な「再現性が無い」事を書いています.
GPS は,同じ位置で測位しても,時間帯,天候等により影響があり,そのため誤差が
出ますので,「アレ?同じ位置に立っているのに位置が前と違う...」と言うのは十分に
ありえる話です.

GPS 技術をかじった事のある方であれば,そう言うのは当然といえば当然かも知れま
せんが,初めて使う側にしてみれば「え?そうなの?」と言うのもあるかと思います.

そう言う事を記載した本は,あまり無いのではないかと思います.

GPS 技術に関する所では,「GPSのしくみと応用技術」と言う本があります.
http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/45/45451.html

私個人は,OSM における GPS の使い方について,下記の様に考えています.

・アンテナ命.
 優れた GPS 受信機でも,電波を受信できなければ意味が無い.
・どれだけ受信状態を良くしたとしても,そもそも地上で理想状態で受信できる事は殆ど無い.
 従って,ある程度の誤差は出る.10m未満程度であれば,仕様として受け入れる.
・あまり固執せずに,DOP の値が 4を超えているならば諦める.
 別の日に取り直してみるか,素直に諦める.
・GPS ログ取りは午前中が良い.
 →経験則ですが,午前中は DGPS 信号が割りと良く受信できます.
  →一番受信できないのは,これも経験則ですが17時〜18時あたりで,私は夕方はあまりログを取りません.

ではこれにて.

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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-06 スレッド表示 Kimiya FUJISAWA
こんにちは、藤澤です。

On 01/07/2010 10:12 AM, Mr./Ms. ikiya wrote
 ikiyaです。
 
 河原さん、わくわくする貴重なコメントありがとうございます。
 
直線状に一定速度に移動しつつ
 これは私も感覚的に実感してました。

私もそんな気がしています。
ちなみに、カーブを曲がっているときの軌跡などは、デバイスによる
特性があるような気もしています。高速道路などの接続路でぐるーっと
回っているところなどで、複数のデバイスで同時に計測していると
内側になるのは決まっています。

 
GPSロガーはなるべく低い位置にもったほうが、
地面による反射波の影響が少なくなり、よい結果が得られるようです。
 是非、試してみます。
 正月も丸の内行きました。藁をもすがる思いでずっとロガー持った
 片手あげてました。結果は案の定でした。
 確か、河原さんが皇居側でロガー安定させてから丸の内に進入が良い
 と言っていた?の思い出して試みてはみました。

上下だけですと私の経験だと、車のダッシュボードにおくよりも
バックミラーの裏側に設置した方が制度があがります。もっとも
この場合、どちらも近くに車のボディがあり地面からの反射の
影響を受けにくいからかもしれません。
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Re: [OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2010-01-06 スレッド表示 Shun N. Watanabe
nazotoko の渡邊です。

On Wednesday 06 January 2010 15:50:39 Taro Kawahara wrote:
 河原です。
 
 ikiya さんは書きました:
  「GPSの“正しい”使い方の鉄則 」
  鉄則1 GPSの電源は現場で入れるな。山に入る前に入れよ!
  鉄則2 そのGPS特有のもち方がある。首からさげて移動するな!
  鉄則3 GPSでデータを取るときは、立ち止まって数秒まってから取れ!
  鉄則4 GPSは体からはなしたほうがよい!
 
 鉄則1は、そのとおりだと思いますが、鉄則2から4までの3つはいずれも間違
 いだと私は考えています。

そうですか。私はすべて正しいことを経験しています。
何で食い違うかというと、先に答えを行ってしまえば、私は山岳や森林でGPSを
使う方が多いからで、本の著者とほぼ同じ経験をしているからです。

 ちょっと趣旨を理解しようと、今、本を取り寄せている最中ですが、特に鉄則3
 は、わたしの経験からは、それをやると精度が逆に落ちてボロボロになります。
 もっとも精度が高いのは、直線状に一定速度に移動しつつ、停止せずにポイント
 を記録する方法です。理由は、GPSロガーのPLL同期にあります。

鉄則3は、おもに森林中や谷を登るスイッチバックをしているときはそうで、
時々立ち止まる必要があります。
理由は、歩いていると木にや山影に阻まれて、衛星が消えたり出たりするからです。
歩行に同期がとれている衛星の数が2/3 くらいで、止まると見つかっている衛星と
同期が取れるようになります。

 体からはなしたほうがよい、については、気にするほどではありませんが、GPS
 電波は人体を問題なく透過し、透過して電波が弱くなっても精度にはまったく関
 係ありません。デジタル信号だからです。

体から離した方がいいのは絶対です。なぜならデジタル信号からです。
デジタル信号は強度があるしきい値をこえているなら、電波の強度など
問題ありません。ですが、しきい値を下ってしまうと全く信号として認識されません。
森林中では横からの電波はかなり木に遮られて、まれに届く程度まで減衰しています。
上しか期待できないので、必ずアンテナを上に向けて持つ必要があります。
これが首にかけられない理由です。
上でも木の葉がある程度遮っているので、強度は弱いです。
私の経験では、GPS を持つときにうっかりアンテナの上に手を置いたら、
それだけで全衛星をロストしました。

 GPS衛星が使っているCDMAの電波の性質をしらないで書いているのではないか、
 実際に動作検証や比較をしないで書いているのではないか、、、なんて、思って
 しまいましたが、、、まだ本が届いていないのですが、他の方のメッセージで
 も、この本の鉄則を信じてしまっておられる方がいるようで、かなり気になりま
 したので、コメントしました。

いや、場所によってベストな使い方が異なるだけです。
この本は確実に登山者向きで、街で地図を書いている人向けではありません。

 Shun N. Watanabe

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[OSM-ja] ハンディ GPS “正 しい”使い方の鉄則

2009-12-28 スレッド表示 ikiya
ikiyaです。

最近出版されたGPS利用解説本
「林業GPS徹底活用術」全国林業改良普及協会は
ハンディGPSの利用がメインの興味深い内容で、衛星電波の悪条件下で
ハンディGPSとどう付き合うかよくまとめられています。
この本で解説されているGPSの正しい使い方の鉄則については
岐阜県森林研究所のHPでも公開されています。

「普及成果」に掲載されているGPSを業務で使うために知っておきたい
3つの基本知識やGPSの“正しい”使い方の鉄則・・・などは
ハンディGPSユーザーには必見です。 是非のぞいてみてください。

岐阜県森林研究所
http://www.forest.rd.pref.gifu.jp
(普及成果)
情報機器を森林管理に活かす

「GPSの“正しい”使い方の鉄則 」
鉄則1 GPSの電源は現場で入れるな。山に入る前に入れよ!
鉄則2 そのGPS特有のもち方がある。首からさげて移動するな!
鉄則3 GPSでデータを取るときは、立ち止まって数秒まってから取れ!
鉄則4 GPSは体からはなしたほうがよい!

また、こちらもお勧めです。
GPS日記
http://bg66.soc.i.kyoto-u.ac.jp/forestgps/gpsdiary/pages
GPSの森
http://bg66.soc.i.kyoto-u.ac.jp/forestgps 

 
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