nazotoko の渡邊です。

2009/12/18 SHIBATA Akira <h...@eva.gr.jp>:
> 柴田(あ)です。
> <bfa292780912182022m693dbe4bqa08d354f1f5f9...@mail.gmail.com> の、
>   "[OSM-ja] ライセンスの変更 2" において、
>   "Fri, 18 Dec 2009 20:22:33 -0800" 発信のメイルで
>   "Shun N. Watanabe"さんは書きました:
>
>> 新ライセンスに同意して続けるか、
>> 拒否して出ていくかを選べるのみです。
>>
>> ライセンスの変更が決まったら、2月26日まで、ログインすると新ライセンスが表示されて、
>> 次のような同意を求められる予定です。
>>
>> 1. Agree. (同意します)
>> 同意します。あなたのデータは以前通りに編集することができます。
>>
>> 2. Agree; and declare that I consider all my data PD (Public
>> Domain) (同意し、自分のデータをパブリックドメインにすることを宣言します。)
>> 前にも説明しましたが、自分のデータだけはパブリックドメインにすることが許されています。
>
> えっと、 2 について、
> ・あなたのデータは以前通りに編集することができます。
> ・あなたのデータは他人があなたと同じように編集し利用することができます。
> と捉えてもいいでしょうか?

2.はおそらく一番選ぶ人が多いのに、解説が適当すぎましたね。
はい。そのとおりで、他人が編集することも、あなたが他人のもの
編集することもできます。
注意するべきは、この他人にはパブリックドメイン宣言じゃない人も
制限されないので、彼らが編集するとたちまちパブリックドメインじゃなく
なります。share alike に反対する人側は、
この選択肢はパブリックドメインを守るためのものではない、
だましている。と批判しています。
ちなみに、
http://doodle.com/feqszqirqqxi4r7w
にアンケート調査みたいなのがあるんですが、
同意してパブリックドメインを選ぶ予定の人は、4割くらい、
完全同意を選ぶ人は、3割くらいです。

>> 3. Refuse (拒否します)
>> 2月26日に時点であなたのデータがOSMデータベースから遍歴ごと消えます。
>> ただしデータは別のデータベースにあって、ほかのプロジェクトに持ち出すことができます。
>
> 参考までに nazotoko の渡邊さんは
> どんな理由でどれを選択されるつもりかを
> お教えいただけませんでしょうか?

私の答えは、とりあえず今のOSM財団の投票にnoで、
現状のCC-BY-SAを維持するのが、一番いいと思ってます。
私的にはデータベースが一部の国でパブリックドメインになってることに、
何も問題があると思ってません。時々悪い企業といってあからさまに
Google Map をさしてますが、彼らは非道な企業ではなく、
かなり正当な企業です。心配しているほどのことは起きないでしょう。
私自身はSAには不満があるものの、
CC-BY-SA インポートデータや航空写真のために、
今までのCC-BY-SAは仕方がないと認めていました。
ODbLはこれらのインポートデータを保障すると
思い込んでいたので強く否定してなかったのですが、
CC-BY-SA と相容れないなら、もう私がODbLを容認する理由がありません。
また、貢献者による投票ではなく、
ほとんど脅しに近い同意を求めるやり方や、
ANDのデータがパブリックドメインで自由すぎるのと、
アイスランドの7割が失われるのを比べて、
いったいどんな計算したら、
「ANDにくらべたらアイスランドなど小さい損失だ」
といえるのかとあきれています。
なんか財団の陰謀っぽいものを疑いたくなります。

> 当方の今の予定では 3 の選択はしないつもりで、
> 1 か 2 か悩ましいなぁというところです。
> 今のところ 2 にしない理由はないのですが、
> そのようにしようと、消極的に思っています。
> もし nazotoko の渡邊さんが当方と異なる 1,3 の
> 投票をされるのであればその辺を知って検討
> したいと思っているからです。

財団の投票結果がyesで、このODbLへの同意を求められた場合、
もう私は迷わず、3でOSMを去ることになります。
行き先は多分Common Map になるのでしょう。
私自身はかなり異常な人間なので、私が選ぶ選択肢が誰にとっても
よいわけではないですよ。この選択肢は自分で正しいとおもうものを
選ぶべきです。また、私の行き先は絶対にODbLより制限が
ゆるいはずなので、一度ごっそり私の貢献分が消えますが、
インポートの形で戻ってくると思います。
もう一つ分離してくる可能性があるのは、CC-BY-SAで現状維持を
原則にしてくるタイプだと思います。これに行くと、
OSMにインポートで戻ってくる可能性がありません。

>> 日本の「国土情報」は「表示」義務のみでもいいと言う答えだった(4次以降はモラルに任せるだから)、
>> と思いなおしましたというのも訂正事項なのですが、
>> 本当にCC-BY-SAでインポートされていた物は、
>> ライセンスの変更がCC-BY-SAの上位バージョン以外に選べない制約から、
>> 反対するしかないという実態があると知りました。
>
> 新しいライセンスでインポートさせてもらうって手は
> どうでしょうね。

予定表によると1月はインポート元に新しいライセンスの容認を求めに行くのと、
相容れないライセンスには、ライセンスの変更を求めに行くそうです。
日本でも国土交通省にまた聞きにいく必要があるかもしれません。

> 国土地理院は道路について、国道は持っていそうですが、
> 県道や市町村道まで持ってるのでしょうか?
> どなたかご存知ありませんか?
> 何をもらえるのか知らないのもアレかなぁと。

電子国土で電子化されているものは全部見れたと思いますよ。

 Shun N. Watanabe

_______________________________________________
Talk-ja mailing list
Talk-ja@openstreetmap.org
http://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja

メールによる返信