斉藤%実際にそのテを管理してる側なので口を出しておこう だったりします。

At Fri, 09 Sep 2005 22:16:36 +0900,
Yutaka Kachi wrote:
> - 設定・メンテは全てサーバー側で管理できる。
>  管理者は手間がかからず、エンドユーザーの技量に頼る必要がない。
> - ノートパソコンを自宅に持ち帰るなんてことができないので
>  情報管理の点で確実。

管理者の手間は変わらないですよ。
サーバがオチたら最後、全部かぶることになるし、そのことを考えると保守の
仕方を色々と用意しておかないといけないし。

あと、意外とエンドユーザの技量も「シンクライアントを使うことを理解でき
る」レベルでないと...とか思ってます。

ってことで、

> ○シンクライアントで問題解決するのは、ごく一部のユーザー層ではないか
> 
> > 例えば、
> >   PC端末 20万円 x 70台 = 1400万円
> >   シンクライアント端末  5万円 x 70台 + サーバー 300万円 = 610万円

この 610 万円ってのは、無茶苦茶無理ですね。
70 台分を動かすサーバで 300 万なんてのもありえないでしょうし。

# 300 万のサーバだったら 15 台動けばイイところな気がする。

もっと見えないところでキいてきます。
その分 OOo を使うことでコストを下げるという考え方はありますが、外部と
のやりとりなどで(以下略

> まず、PC端末は20万円もするのか(^^
> Windows+Officeを使わないという条件なら、PC端末もシンクライアントも
> 値段はたいして変わらないのでは。
> つまり、サーバーの分だけ高くなる。
> 
> シンクライアントのほうが安いとしても、端末マシンの台数が揃わないと
> コストメリットが出ない。

個人的に PC は MS Office 込みであれば 20 万切るぐらいでいけますね。

# OOo を使えば 15 万を余裕で切れるわけですが。< PC 1 台。
# ただ使いかたうんぬんを言うと見えないコストが膨れあがることになるよー
# な...。

例えば knoppix が動いて rdesktop ができれば十分です。
こんなパターンであれば P3 700+256 MBもあればあとはサーバの能力次第です。

単純にクライアント側が「壊れたら捨てる」という考え方でいけることと、全
体を管理できるのであればその辺の中古を選んでも十分安くできますよ。

> コンピュータに詳しい担当者が、秋葉原で買ってきて自宅で試してみることもで
> きない。自分のマシンを持ち込んでいるような会社も、ダメ。

例えば WindowsXP Pro+(Linux+rdesktop)で感覚は掴めるでしょう。
でもこの場合、Linux は隠れてしまうわけで、結局 Windows を使ってるだけ
ですが。

> あくまで、トップダウンで一括導入というような、CTO向けの製品のような。
> そういう方向性の製品は、このMLでアナウンスしても伝わるだろか(^^
> まあ、5人くらいCTOがいれば、その下に500ー5000人くらいユーザーがいて
> マーケティングとしてはアリかも知れません。それに、これからOOoを使ってく
> れる企業の中には、そういうところも増えてくるかも。

使いかたの工夫な気がしますね。
とことんコストメリットを出そうと思うのであれば、Linux デスクトップで十
分だと思ってます。

今時なら firefox+sylpheed+OOo で一通りのことができるわけだし、日本語入
力もフリーでも十分使えるし、nfs boot とかにすればさらに CD とかも不要
にできないこともないでしょうし。

# サーバに ssh で接続して手元に X で飛ばして OOo を使う...というのを、
# どこかのイベントでデモって見ましたが、結構イケたのはありましたけど。
# 問題点としては日本語入力かな。
# でも Windows しか使ったことがないようであれば、こんなのは簡単にはい
# かないでしょう。

> ○シンクライアントだけが解決策か
> 
> >   PC端末  70 台 x 5分 = 約 6時間
> >   サーバー 数台 x 10分 = 数十分
> 
> これは、端末の設定作業時間ですよね。
> サーバー側だけで10分で済むなら、作業時間も短くなる。
> 
> でも、サーバー側で一括管理するだけが解決策なんでしょうか?
> 
> Linuxにもパッケージ管理システムが入っていますよね。
> あれは、集中管理には使えないの(よく分かってない)?
> たとえば、apt-getの参照先をインターネットにするんじゃなくて
> 社内サーバーにするといったカスタマイズは可能なのでは。

台数が多ければ、社内にミラーサーバなんかはありがちな話ですし、Proxy を
かますだけでもだいぶ違います。> パッケイジ管理。

# 赤帽使わなきゃ楽だと思ってる今日この頃。

でもサーバの中身が同じであるようにするとか、そういう部分で面倒です。
管理者がちゃんと何を入れたか? とか使っているか? とか把握してないとコケ
る可能性高いし。

ただそれができるのであれば「一括管理」というよりも「少数の管理」とでき
るわけですから、使い慣れも付加されれば楽になりますね。

> ○そもそもパソコンとは
> 
> > # 各社こぞって出してきていますけど、パソコンに細工してシンクライアントと
> > # 呼んでいるのは、避けたほうがよいかも。だって、所詮パソコンだもん。
> 
> この場合の「パソコン」とは何でしょう?
> PC-AT互換機+Windowsや、PC-AT互換機+Linuxのことでしょうか。
> そして、シンクライアントとは本当のところ何なのでしょう。

私の会社では「PC/AT 互換機-HDD+knoppix+rdesktop(改)」ですね。:) > シン
クライアント。

つまりハードディスクがあれば普通の PC/AT です。
無理矢理ハードディスクとかフロッピーをとっぱずして使ってるだけですけど。(w

> 先日、toraさんや樋口さんと話をする機会がありまして、
> 「CDブートするシンクライアント用Linuxというのがあるんですけど、こういう
> のはどうでしょう」
> 「Linuxのプロセスが動くのは、シンクライアントではないかも」
> というようなことを言われたのでした。

# 自社内で作りましたね...。(w > CDブートするシンクライアント用Linux。

私的には十分シンクライアントになってます。:) > UNIX なプロセスが走る場
合でも。

# Linux デスクトップを起動してそのまま業務をする場合に、何が違うのか?
# とか思いますが。

## ま、慣れなんでしょうけど。< 違い。

> ○個人的には
> ・個人営業なので、シンクライアント+サーバーは関係なし
> ・OOo推進派としては、どちらもがんばって欲しい(^^
> ・新しい技術の形としては、ちょっと面白そうではあるけれど
>  技術オタクがいじり倒すというより、CTOが喜びそう。

シンクライアントうんぬんだと OOo がどうこうってならない気がします。

シンクライアントだから OOo とかってことであれば、どこまで OOo を軽くで
きるかとかそういう方面に走らないとあまり意味はないでしょう。

OOo そのものが機能別で小さくなって動きが軽くなるとか、サーバ内で同じソ
フトが起動していればシェアできそうな部分があればシェアするようになると
か。

>  玄箱に最初からOOoが入っていてサーバーになるとか、そういうのなら
>  オモシロいかなぁ。

玄箱で OOo 自体、自殺行為な気が(以下略

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