柴田(あ)です。

<bfa292780911050019v158f8ca5i3c96a67533d3...@mail.gmail.com> の、
   "Re: [OSM-ja]国土地理院の地図をトレースしたい!" において、
   "Thu, 5 Nov 2009 00:19:04 -0800" 発信のメイルで
   "Shun N. Watanabe"さんは書きました:

> >> > 国土地理院にあるデータはたぶん国民の血税を使って
> > -snip-
> >> > あまねく国民が使う権利を有するともいえると思うわけです。
> >>
> >> 当然血税は使ってるでしょうけど、全部それで補ってるわけじゃないでしょう。
> >> よくある話ですよ。国営放送が受信料取りにくるとか、
> >> 国営高速道路は有料道路とかとか。
> >
> > そこはポリシの問題ですよね。
> 
> ポリシーと言うよりは国民性だと思います。

それは気づいてませんでした。
自分自身は自分基準なのは当然として、周囲の
観察がたりてません (>_<)


> 日本の税金が安くて、国営何とかが有料なのは早い話
> 日本人はケチなんですよ。
> 地図がパブリックドメイン、高速が無料になるかわりに、
> 明日から消費税3%アップとか言われたら、ほとんどの国民が
> こう言うでしょう。
> 「そんな少数しか得しないものに税金を使うな。そんなの使う奴が金を払うべきだ」と。
> 日本は国民からして異常なので、
> 外国と比べてもしょうがないと思います。

高速道路についてそういった話を目にしたことが
ありますので、納得です。

まぁ、私もケチですけど、心に余裕が少ないせいなのかなぁ。
それとも日本にいて森が見えなくなっているのか…

個人支出はわりと教育に多くをだしているらしいの
ですが、原因は公的支出がすくないからだと見たことが
あり、そんなの「コドモの教育は国の将来への投資
なんだから出してもいいんじゃないか」と思った
覚えがあります。


> 私は、"free" は自由としか思いませんから、妥当なお金で自由(著作権ごと)
> が買えるなら、出してもいいと思いますね。

あぁ、それはおっしゃる通りで、私も賛成です。
彼らが納得する金額で当方が出せる金額で互いに
納得ずくなら買いたいくらいです。


> > 今回の自己満足でいう自己は同じか同じような志をもつ
> > 一定の方向を持つひとたちの総体としての、自分たちを
> > さしていたつもりでした。
> 
> 例が悪くて、ごめんなさいね。柴田さんの自己はOSM貢献者全員を
> 指してるのは、わかってました。ただ、私の共有の範囲は、地上の
> 人間全てです。私は仮にゼンリンがOSMのデータをつかって
> 地図を作って売っていたとしても、「OSMを使ってます」と書いて
> その部分はオープンならOKだというくらい、自由を満喫してもらいたいです。

すんません、心が狭かったです。
志を同じくする人々に満足してもらいたいとは
思っていましたが、将来を含めて人間全部とは
考えもつきませんでした。

もっと広く幸せを追求していきたいです。


> OSMはインポート条件として、
> 原著作者者は断固記述する義務のみ課せるが、
> 無制限コピーを認めることと、それによる派生著作物も
> 同様にすることを認めなければならない。
> ってただそれだけなんですけど、一国の政府の著作物、
> つまり国民税金の賜物を、外国にも「無制限コピーを認める」って
> 難しいですよね。

難しいと当方も感じています。

お人よしとかおせっかいといわれても、外国にも
それこそ意見が対立する国に対してでも手本として
見せられることをしてもいいんじゃないかと。
奇麗事かもしれませんが、日本国憲法の前文は
そういうことかなーと。

地図って軍事情報だからという説がありますし
出されないなら自分たちで偵察衛星飛ばして…と
いう方向にいきがちなのも想像できます。
でも、先に富んだ者として、その金をつかって
得られたものを国という枠なしに全ての人に
提供することは…やってもいいんじゃないかな〜…

ここで、日本の金持ちがあまり寄付とかそういうのに
積極的でないことを思い出しました。
やっぱケチなんですねぇ…


> > 「ただし、地理空間情報活用推進基本法に定める基盤地図情報は、この限りでない。」
> >
> > 地理空間情報活用推進基本法をさがすと見つかりました。
> > http://www.ron.gr.jp/law/law/tiri_joh.htm
> >
> > 基盤地図情報はその定義が第二条の二の3にでています。
> > 引用して改行をいれると下のようになります。
> >  | 3 この法律において「基盤地図情報」とは、地理空間情報のうち、
> >  | 電子地図上における地理空間情報の位置を定めるための基準となる
> >  | 測量の基準点、海岸線、公共施設の境界線、行政区画その他の
> >  | 国土交通省令で定めるものの位置情報(国土交通省令で定める基準に
> >  | 適合するものに限る。)であって電磁的方式により記録されたものをいう。
> 
> それって、もうインポートされたんじゃなかったでしたっけ。
> そいつらは審査制じゃなかったので。

あー、つまり既につかっていい部分はすべてインポート
しちゃって、残ってないということでしょうか?
私は埋蔵金というか新たな金鉱が見つかったと期待したの
ですけど…


> > 役所は役所だろみたいなあきらめを持っていなかったという…
> 
> たぶんこれで、
> 「役所は話を聞いてくれないなんて、思い込みしないでくれ。」
> といいたいのだろうと思ったのですが、私の考えは、
> 「役所は国の政府の機関なので、国益にならないことはしない。」
> というまったく違うものを感じています。

これは理解できます。


> 柴田さんが「税金払ってるんだから・・」というと、
> 「じゃあ、外国人は税金払ってないから公開できない」と。
> 審査が必要な理由は他の文からは読み取れないので、
> 何と返事がくるかは予想できません。
> 基盤地図情報の公開もどちらかというと、公開しないと
> 国土保有を国際的に主張できなかったからのような気がしてます。
> 沖ノ鳥島は東京都とか。

Aha! なるほど!
国際的なロビー活動で OSM に出さざるを得ないような
圧力を外国からかけさせるという手もありますね。

なんか渡邊さんのおかげで、イケそうな気がしてきました。
ひょっとしてけしかけてます? (^^;ゞ


こりゃ、誰かチャレンジしてみないとですね。
ここのところ FOSS4G や OSC やマッピングパーティやなどで
ドタバタしてました(←まだ終わってない)から、落ち着きを
まって、資料つくって国土地理院に突撃ってのを敢行はどうでしょ?

手順調査とか審査申し込み資料?作成とか突撃部隊とか
できれば詳しい方がいいと思いますけど…
私だとコドモのお使いみたいになりそうですが、資料を持って
いくくらいはできます。
本当は「もっと…」とか「ここは…」のようなコメントを聞いて
リジェクトされた資料を改良するように資料作成者がいっしょに
いくといいと思いますけど、誰かやりませんか?

このメイルの表題はトレースしたいとありますが、
私はもっとラクをしたいのでインポートしたいです (^^;


それで、事前に私らでまとめないといけないのは
欲しい情報
・道路情報
・高さ情報 ( OSM で実装できるかどうかはまだ知らない)

欲しい形式
・ machine readable かな? (紙じゃ困る)

理由とかリクツ←(ヘリクツ含む、笑)
・なるべく多くの人民が日本の道路地図をインターネット上で
  利用したいと考えているから現在空白の地域の道路情報を
  Open Street Map Japan にくれ
・くれたら、外国人もつかえる多か国語にも対応できるから
  地元にも観光地図なども対応でき、観光立国を目指している
  国としても利益がある (今でも観光について言っている?)
・高さ情報を含むことで、傾斜が推定でき自転車用に使いやすい
  地図の作成の可能性がたかくなり、環境保護の観点からも
  有意義なことである

とか、こういうようなのを膨らまして、役所のいう形式に
あわせてだせばいいんじゃないかな。


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あまねく生命に、あまねく知性に、最大の幸福を願う
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