[ja-discuss] Re: かもめ 204 短期集中リリース プロジェクト (仮称)

2006-10-18 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤%ふつーに .deb を使う派 だったりします。

At Wed, 18 Oct 2006 13:08:38 +0900,
tora wrote:
 ということで、Debian 用をつくるなら、Debian 用にチューニング、重複ライブラリ
 は削除するなど、まで踏み込んで提供すると、とっても喜ばれるかもしれませんね。

sid にはすでに 2.0.4 が出てきてる気がするし、
http://backports.org/debian/pool/main/o/openoffice.org/にもなんかあ
るし。

## でも Depends/Build-dep なんかで死亡しそうだ。 backports.org のヤツ。

経験則
安定版に対して最新バージョンで deb パッケイジを作る、特に不安定版など
のソースにさらに独自でパッチをあてるなんてのはオススメしません。
ビルドのために依存しているパッケイジにまで手をつける可能性もあるし、別
パッチとの整合性を取ることも多いので、労力に見合わないとは思います。

# マイナーなバージョンアップで頻繁に対応とかもあるし、結果バッドノウハ
# ウの塊にしかならないし。

## ま、勉強にはなったけどね。(遠い目
/経験則

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[ja-discuss] Re: ふりがな関数を作ってみまし た

2006-06-12 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤だったりします。

At Mon, 12 Jun 2006 15:33:36 +0900,
TANI Turaki wrote:
  これはMeCab 0.91じゃないと使えないです。今まで使えていた人ごめんなさい。
  Debianの人は、私がパッケージ作って上のページで公開しているので、それを
  使ってください。
  
 
 ちょっと試そうとしたのですが、Ubuntu dapperには上記mecabのdebパッケージ
 が依存関係の問題で素直にインストールできませんでした。

そりゃ Depends させてるものがあからさまに sid ベースなので、入らないで
すよね...。

dpkg -I *.deb はキホソです。:)

# sarge のヤツだと debian/patch 以下がうまくあたらない風味だけど、ちょっ
# と patch 自体を修正すりゃパッケイジは sarge ベースでもできますよ。
# (たぶん

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[ja-discuss] Re: 実証実験は何のために?

2006-03-26 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤%ちょっと微妙にずらす だったりします。

At Sun, 26 Mar 2006 23:01:29 +0900,
tgn1013 wrote:
  そして、このような「実験」や「試み」を多く行い、それらから得られた
  経験を活かして、長期的にはどのように環境になるべきとお考えでしょうか。
 
 と、私も上記の意見に共感するのです。

 結果、ノウハウが付けば10年スパンだと(また台数がある程度あれば)コスト削減
 も出来る、様に思います。
 日本の企業では、システムサポートを自社でやる、そのサポート部隊には教育と
 ノウハウ蓄積が必要、という意識が少ない企業が多いように思いますので、この
 点も実際には弊害だと思いますが。

んー、それって人件費+その周辺考えるとすげーキツいんですよ。 システム
サポートを自社でやる とか。

# ユーザ20に対してサポート1で、外注も使えば...とかって議論にすぐなっちゃ
# うし。

意識はあっても、現実的な落としどころを探って次に繋げるだけでも一苦労す
るわけですし。(この時点でコストかかりますしね。)
で、「痛みに耐えるのはどこまで?」というのもあってユーザ教育すら金で買
える部分がある以上はコストとの見合いってことで...。
だから弊害とは思えないというところもあります。

決済権限を持つ側からすれば、長期的にやるのであれば「どこまで説得力のあ
るネタを提供してくれるか?」と「(決済権限を持つ人柱が)自分が説明する場
合に第三者に納得してもらえるだけの材料があるのか?」かと。

# まぁそれら自体も考えずに却下とかしちゃう人間が決済権限を持つのであれ
# ば、持たせた時点で負けだと思いますが。:D


全体の展望を見ることができてフリーな環境に対して将来像を描ける人材は少
ないのは事実で、フリーな環境を推奨する側は現実的なコストを描けないとい
う場合が多く、双方が平行線というよりもすでにねじれの関係だったりするこ
とが悩ましいでしょう。

フリーな方向にベクトルが向いてて、且つそれを実行する力量が揃うのならそ
れにこしたことはないんでしょうけど、それでも「実際にフリーソフトウェア
で構築された環境をそうだと意識できない人々」のほうがはるかに多いわけで。

なので経験から得られたものもあって展開したいんだけど、それすらも「金額」
とか「コスト」で判定されるのは仕方がないことだと思います。

∴いきなり長期的にやろうとしてきたことがばっさりいかれるとかあるかと。

# んで、キモは「バランスが取れる」ということなんですがね。

## 決済権限もあってフリーなモンを浸透させられる力を有してても、超える
## 壁はいくらでもあります。
## 「超えようとするだけの情熱」がいつまで続くかってのもキモか...。

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[ja-discuss] Re: IPA OSS活用基盤整備事業に、O Ooの品質向上作業で公募できないか

2006-03-24 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤だったりします。

At Fri, 24 Mar 2006 17:24:10 +0900,
Hirano Kazunari wrote:
 さて、このようなデータをスプレッドシートアプリケーションに読み込んで、ど
 んな処理をするのか。
 何をするのか。実際そのような需要があるのか。そこが知りたいところです。

データを作成した後、単純に .csv なファイルで「納品」とかの際にチェック
(=見るだけ)に使う場合なんかがありますが、OOo だと使いものにならないん
ですね。

# (様々な要因を無視する前提で)単純に社内に標準ソフトウェアとして導入さ
# せる権限を持っていたとしても、そもそも使用に対して制限があればそれは
# 無理ですね。スタートにも立てない。

マーケティング的に needs がある状態で技術的にそう無理でもなさそうな時
点で「やらない」という選択肢はないと思っています。

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[ja-discuss] Re: IPA OSS活用基盤整備事業に、O Ooの品質向上作業で公募できないか

2006-03-23 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤だったりします。

At Fri, 24 Mar 2006 10:44:08 +0900,
Kazunari Hirano wrote:
 私は6万5千行のデータをスプレッドシートアプリケーションで扱ったことが
 ありませんし、6万5千行以上でハードウェアの制限までを許すデータ量とい
 うものがどんなものなのか想像できません。そんなに大量のデータをスプレッ
 ドシートアプリケーションで扱うべきなのか、あるいは具体的に大量データ
 をスプレッドシートアプリケーションで扱う必要のある分野があるのか。具
 体例があれば教えてください。

ランドマーク住所データ。

# 場合によっては桁が違いますが。

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[ja-discuss] Re: OOo2.0.0rc2 on KNOPPIX 4.0.2 (OOo2.0rc2CD QA)

2005-10-11 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤だったりします。

At Tue, 11 Oct 2005 20:21:14 +0900,
yossy_takeuchi wrote:
 注意:
 -cまたは--scriptsを付けないと途中で下記のようなWarningが出る。
 # fakeroot alien *.rpm
 :
 Warning: Skipping conversion of scripts in package openoffice.org-core10:
 postin  st postrm
 Warning: Use the --scripts parameter to include the scripts.
 openoffice.org-core10_2.0.0-3_i386.deb generated
 :
 Warning: Skipping conversion of scripts in package openoffice.org-pyuno:
 postins  t postrm preinst prerm
 Warning: Use the --scripts parameter to include the scripts.
 openoffice.org-pyuno_2.0.0-3_i386.deb generated
 :

man alien からの引用
--
-c, --scripts
Try to convert the scripts that are meant to be run when the package
is installed and removed. Use this with caution, becuase these scripts
might be designed to work on a system unlike your own, and could cause
problems. It is recommended that you examine the scripts by hand and
check to see what they do before using this option.

This is enabled by default when converting from lsb packages.
--

rpm のインストール/アンインストール時に実行するスクリプトを考慮して
Debian に入れるとすれば alien で変換するっつーのもええんですが、それを
考慮せずにするとしたらある意味チャレンジャーかと。

# とか言いつつ会社でやらされてるってのはあるんですが。

 【JREのインストール】
 rpmパッケージでもよいのだが、あえてdebパッケージで。
 
 1. jre-1_5_0_05-linux-i586-rpm.binを解凍(インストールはしない)
 # ./jre-1_5_0_05-linux-i586-rpm.bin -x
 
 2. debパッケージに変換
 # fakeroot alien -c jre-1_5_0_05-linux-i586.rpm
  ^^(注参照)

java-package ツッコんでそれで deb ファイルを作ってインストールしませう。

# ちなむともっとチャレンジャーな人は experimental あたりを探してがんばっ
# て挑戦(謎 してみませう。

## ああ、私はもうやりませんので。:) (謎

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[ja-discuss] Re: OOo2.0.0rc2 on KNOPPIX 4.0.2 (OOo2.0rc2CD QA)

2005-10-11 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤だったりします。

At Tue, 11 Oct 2005 21:23:13 +0900,
Masahisa Kamataki wrote:
 ちゃんと、警告を出すようになったのは大きな意味があります。Debianユーザ
 がalienコマンドを使用することを前提に対処したということでしょうから、
 ある意味、お墨付きを得たようなもの。でも、公式リリースの場合、わたしは
 Debianユーザもrpmでインストールすることを勧めます。

え? そうなんですか?  Debianユーザがalienコマンドを使用することを前提
に対処したとかお墨つきを得たとか。

どこから判断できるのかが不思議です。


そもそも alien 8.56 なんてバージョンは unstable とかでないと出てきませ
ん。したがって安定版である sarge ではお墨つきなんぞありえないでしょう。

で、alien を不安定版から追ってみたのですが、

alien (8.56) unstable; urgency=low

  * Warn if a package contains maintainer scripts which are not converted,
since this can result in broken packages.

 -- Joey Hess joeyh@debian.org  Tue, 19 Jul 2005 20:21:42 -0400

とかって changelog でしたから 7 月以降に warning が出るようになったよ
うですが、それが Debian ユーザが alien コマンドを使用することを前提に
対処したんでしょうか?

# 私の知ってる「Debian ユーザ(開発者)」は alien を使いまくるぐらいだっ
# たら、ソースから入れるかインストーラ作ってる気がする。

私はこのへんの変更については全く追ってないので、判断はできません。

言えることは -c オプションは woody の時点で使えましたし、warning が出
るのは最新のバージョンで出てくるようになっただろうということだけで、な
んらかの前提があるとは思えません。

OOo2.0 を Debian のポリシーに則って配布できるものを作ろうとしている
Debian の開発者がいるということもありますし。

ま、たぶん世界のどこかに苦労を厭わないバカがいて、sarge に OOo2.0 がバッ
クポートされる気がします。

# 私はパッケイジデータベースを一つのシステム上に複数持つのは嫌いなのと、
# .rpm の中身がパッケイジした人間次第の部分があるから使いたいとは思わ
# ないんですけどね。

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[ja-discuss] Re: [OT] パソコンなんてダメか!?

2005-09-12 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤%たぶん宗教論争になるのでたぶんこれで撤退します だったりします。

# 全然 OOo に絡ませられないし、シンクライアント否定派っぽくなってるし。X)
# シンクライアントってのはちゃんとした管理者がいて、50 人未満の企業(一
# 人一台程度保有)でなんとかできるレベル...と思ってるだけですけどね。

At Mon, 12 Sep 2005 18:45:24 +0900,
Takamichi Akiyama wrote:
  管理者の手間は変わらないですよ。
  サーバがオチたら最後、全部かぶることになるし、そのことを考えると保守の
  仕方を色々と用意しておかないといけないし。
 
 手間は変らないのではなくて、手間の内容が大きくかわるのではないでしょうか。
 
 現状のPC一人1台形態ですと、管理者が各人のビルや居室へ出向いていって、
 それも、98, 2000, XP などの各バージョンの CD-ROM なども携えて。

シンクライアントを考えるのであれば、まともな管理者であればすでにそのレ
ベルは回避策を講じているとは思います。
AD を使った自動インストールやネットワークインストール...逆に落ちた時の
コストや落ちる頻度を考慮したリスクアセスメントも行っているとも考えられ
ないでもないです。

 サーバーが落ちるなんて、そのサーバー君のOSが信頼性の低いやつなんじゃないでしょうか。

# 「落ちない」と考えることは「情報セキュリティ」のマネージメントをする
# 上では到底考えられないですね。
# なので、こういう観点は前提から外します。

信頼性が低いと考えるからこその保守では? :)
保守にしたって色々あるわけで、単純なハードウェア保守から SIer レベルで
のアプリケーションの保守などなど。

その辺りのコストバランスや費用対効果 or 対費用効果も含めた形を考えない
でシンクライアント導入は自殺行為かと。

# 私が考える最低限の可用性レベルは後述。

 Solaris 使っていると、サーバーが落ちるなど、考えたこともないくらい、落ちないです。
 もちろん、ハードディスクは壊れるでしょうし、メモリはエラーするでしょうから。
 それなりに、ハードディスクにはRAID、メモリにはECC付きなどをつかって、価格的には、
 すこしお高くなるかもしれませんけど。

正直その程度のハードウェアレベルのサーバはシンクライアントを動かすなら
当り前のように考えるかと。
数十台の業務クライアントを任せることになるわけですから。

# OS は気にしないし。

 何よりも、雷が鳴って瞬断が。PCは固まったが、シン・クライアントはびくともしない。
 各PCに無停電電源を設置しましょうか。それよりも、サーバールームを強固にする方が楽じゃ
 ないでしょうか。

この辺は無理矢理「シンクライアント マンセー!」に持っていこうとするよう
に見受けられますよ。:)

こういったリスク回避策を前提とするのであれば、たぶんサーバーが 50 万程
度という金額ははじきださないと思います。

  あと、意外とエンドユーザの技量も「シンクライアントを使うことを理解でき
  る」レベルでないと...とか思ってます。
 
 そうでもないかもしれませんよ。いまどきのユーザーは、結構わかって使えるのでは
 ないでしょうか。何よりも、ユーザーは、コンピューターのプロではなくて、業務の
 プロですよね。
 
 コンピューターの管理者は、ユーザーの技量が低いというようなことを言っていては
 いけないと思います。業務のプロから見れば、私なんて、単なるど素人ですから。。。
 
 コンピューター屋さんは、ユーザーがユーザーの業務を効率よく進められるようにと、
 支援している縁の下の力持ちだと、一歩下がった立場で接するのがよいと、私は考えています。

でも「ネットワーク管理のプロ」でもないし「サーバ管理のプロ」ではないん
ですよ。
自分ができない業務は「業務のプロ」に任せてますし、逆に彼らができない
「ネットワーク」や「サーバ管理」はプロとして引き受けてるという考え方も
できます。

私自身は PC 屋だろうが財務屋だろうが関係なく、プロがプロとして業務を引
き受けるようにと考えてます。
業務アプリケーションサーバを構築するのに、財務のネタを全然知らずに作るっ
てのは無理でしょう。
お互いが歩み寄って対等に相手の業務を考慮する...というのを理想形で働き
かけてはいますけどね。

# あと「天狗連」もいるわけですが。X(

  70 台分を動かすサーバで 300 万なんてのもありえないでしょうし。
 
 いまどきはそんなもんじゃないでしょうか。1台50万円程度が4, 5台もあれば、十分でしょう。
 まあ、サーバー機種のお値段が、そもそもぼったくっているからか、ご指摘の通り、
 もう少し高額になるかもしれませんけど。

# その金額レベルのサーバは私からすれば「おもちゃ」の部類です。X)
# CPU とメモリ、箱を選んだだけで終了。ディスクとか電源の多重化とか考え
# られないですからね。

業務に見合ったハードウェア(とその可用性)とそのハードウェアに合わせた保
守を考えれば、100 万レベルは IA32 サーバなんかでも軽く超えるでしょう。
ディスクも SATA のディスクとかで大きくはできるようになってはいるけど、
基幹とかになる業務でサーバに使えるほど信頼性があるわけでなし。

さらに言えば、シンクライアントを動かした時のネットワークトラフィックは
どうなる? とか考えれば、多くの場合スイッチも必要になるでしょう。

で、シンクライアント 70 台の構成を考えるとスイッチだけでも結構な金額を
取ってしまうわけです...。orz

# CPU やネットワークが上限一杯で動かし続けるのは現実的ではないですしね。

 しかしこのような遠隔デスクトップだと、動作速度は、古いパソコンのまま。わざわざこれから
 新しいPCは買わないでしょ?

サーバのリソース不足によっては...とか、サーバの運用コストがクライアン
トを買った方が安いと判断された場合とか...ってことはありえるでしょう。

# ポリシーとコストバランスでしょう。

 印刷についてはこの分野は UNIX 系では、急速に Windows のような使いやすさに向けて
 進化しつつありますが、やはりまだいまいちのようです。CUPS, Open Printing や、各プリンタ
 ベンダーからの協力が必要な分野ですよね。
 
 特に、今まであまり情報が公開していなかった(できなかった?) NEC も、この夏、Open Printing
 対応の Linux 用のプリンタドライバーソフトを公開しました。NEC も、今後の
 シン・クライアント端末への動向へ向けた準備をしているのではないかと思います。自社のプリンタが
 UNIX 系のシン・クライアントのシステムで使えないとなると、危機的ですからね。

hp にすれば? って常々思ってるんですけどねぇ...。X)
たいていのヤツは CUPS でも動くし、複合機も hplip とかで動いてくれて...。

  私の会社では「PC/AT 互換機-HDD+knoppix+rdesktop(改)」ですね。:)  シン
  クライアント。
  
  つまりハードディスクがあれば普通の PC/AT です。
  無理矢理ハードディスクとかフロッピーをとっぱずして使ってるだけですけど。(w
 
  # Linux デスクトップを起動してそのまま業務をする場合に、何が違うのか?
  # とか思いますが。
 
 たぶん、たぶんですよ。狭義のシン・クライアント端末というのは、
 CPUとメモリとマザーボード組み込みのビデオカードと通信周り、それにサウンドぐらい。
 あっ、あとUSB。ではないでしょうか。
 しかもですよ。CPU は数百MHz, メモリは256MBもあれば十分過ぎる。というようなスペック。

ああ、USB とかを使わせなくするためにシンクライアントにするという方策が
あるんですよ。
個人情報の漏洩防止とかで USB マスストレージクラスのデバイスなんかを接
続できなくするってレベルなんですけどね。
あと、CD or DVD のライティングもできなくするとかってのもあるし。

 そして、価格は、1万円から高くても3万円ぐらい。ではないでしょうか。それに、
 2万円ぐらいの液晶ディスプレイつけて、ちゃんちゃん。
 
 というのが、来年あたり、各コンピューターメーカーから、どんどん出てくるのではないかと。
 いかんせん、すでに PC 市場は飽和していますでしょ。
 
 このシン・クライアント端末を使ったシステム一式お買い上げ。というのは、
 企業ユーザーの買い替え需要をくすぐりますから。メーカーからしてみると、顧客がシステムを
 いったん導入しちゃうと、その後、また数年間は売れなくなっちゃうから、今、まさに乗り遅れ
 まいと、あせり始めているのではないかと。

企業規模にもよりますよね。
サーバ管理者を飼っておける中小企業であれば、そこそこ考えられるとは思い
ますけど、クライアント数が500台とか超えたら(主観的数字)リプレースの手
間だけでも大変だし。

その規模以上であれば計画立ててやったとしても、たぶん設計だけで次の新し
い機種(サーバも含む)が出てきたりとかあったりして...とか考えると恐いで
すが。X)

私的には、クライアントが増えていけばそれに比例するようにサーバの数も増
えるだろうし、その上で管理者側がサーバを一気に増やしてさらに精神的に厳
しくなることをするか? というのに疑念を抱いてるわけです。

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[ja-discuss] Re: [OT] パソコンなんてダメか!?

2005-09-09 スレッド表示 SAITO Naohiko

斉藤%実際にそのテを管理してる側なので口を出しておこう だったりします。

At Fri, 09 Sep 2005 22:16:36 +0900,
Yutaka Kachi wrote:
 - 設定・メンテは全てサーバー側で管理できる。
  管理者は手間がかからず、エンドユーザーの技量に頼る必要がない。
 - ノートパソコンを自宅に持ち帰るなんてことができないので
  情報管理の点で確実。

管理者の手間は変わらないですよ。
サーバがオチたら最後、全部かぶることになるし、そのことを考えると保守の
仕方を色々と用意しておかないといけないし。

あと、意外とエンドユーザの技量も「シンクライアントを使うことを理解でき
る」レベルでないと...とか思ってます。

ってことで、

 ○シンクライアントで問題解決するのは、ごく一部のユーザー層ではないか
 
  例えば、
PC端末 20万円 x 70台 = 1400万円
シンクライアント端末  5万円 x 70台 + サーバー 300万円 = 610万円

この 610 万円ってのは、無茶苦茶無理ですね。
70 台分を動かすサーバで 300 万なんてのもありえないでしょうし。

# 300 万のサーバだったら 15 台動けばイイところな気がする。

もっと見えないところでキいてきます。
その分 OOo を使うことでコストを下げるという考え方はありますが、外部と
のやりとりなどで(以下略

 まず、PC端末は20万円もするのか(^^
 Windows+Officeを使わないという条件なら、PC端末もシンクライアントも
 値段はたいして変わらないのでは。
 つまり、サーバーの分だけ高くなる。
 
 シンクライアントのほうが安いとしても、端末マシンの台数が揃わないと
 コストメリットが出ない。

個人的に PC は MS Office 込みであれば 20 万切るぐらいでいけますね。

# OOo を使えば 15 万を余裕で切れるわけですが。 PC 1 台。
# ただ使いかたうんぬんを言うと見えないコストが膨れあがることになるよー
# な...。

例えば knoppix が動いて rdesktop ができれば十分です。
こんなパターンであれば P3 700+256 MBもあればあとはサーバの能力次第です。

単純にクライアント側が「壊れたら捨てる」という考え方でいけることと、全
体を管理できるのであればその辺の中古を選んでも十分安くできますよ。

 コンピュータに詳しい担当者が、秋葉原で買ってきて自宅で試してみることもで
 きない。自分のマシンを持ち込んでいるような会社も、ダメ。

例えば WindowsXP Pro+(Linux+rdesktop)で感覚は掴めるでしょう。
でもこの場合、Linux は隠れてしまうわけで、結局 Windows を使ってるだけ
ですが。

 あくまで、トップダウンで一括導入というような、CTO向けの製品のような。
 そういう方向性の製品は、このMLでアナウンスしても伝わるだろか(^^
 まあ、5人くらいCTOがいれば、その下に500ー5000人くらいユーザーがいて
 マーケティングとしてはアリかも知れません。それに、これからOOoを使ってく
 れる企業の中には、そういうところも増えてくるかも。

使いかたの工夫な気がしますね。
とことんコストメリットを出そうと思うのであれば、Linux デスクトップで十
分だと思ってます。

今時なら firefox+sylpheed+OOo で一通りのことができるわけだし、日本語入
力もフリーでも十分使えるし、nfs boot とかにすればさらに CD とかも不要
にできないこともないでしょうし。

# サーバに ssh で接続して手元に X で飛ばして OOo を使う...というのを、
# どこかのイベントでデモって見ましたが、結構イケたのはありましたけど。
# 問題点としては日本語入力かな。
# でも Windows しか使ったことがないようであれば、こんなのは簡単にはい
# かないでしょう。

 ○シンクライアントだけが解決策か
 
PC端末  70 台 x 5分 = 約 6時間
サーバー 数台 x 10分 = 数十分
 
 これは、端末の設定作業時間ですよね。
 サーバー側だけで10分で済むなら、作業時間も短くなる。
 
 でも、サーバー側で一括管理するだけが解決策なんでしょうか?
 
 Linuxにもパッケージ管理システムが入っていますよね。
 あれは、集中管理には使えないの(よく分かってない)?
 たとえば、apt-getの参照先をインターネットにするんじゃなくて
 社内サーバーにするといったカスタマイズは可能なのでは。

台数が多ければ、社内にミラーサーバなんかはありがちな話ですし、Proxy を
かますだけでもだいぶ違います。 パッケイジ管理。

# 赤帽使わなきゃ楽だと思ってる今日この頃。

でもサーバの中身が同じであるようにするとか、そういう部分で面倒です。
管理者がちゃんと何を入れたか? とか使っているか? とか把握してないとコケ
る可能性高いし。

ただそれができるのであれば「一括管理」というよりも「少数の管理」とでき
るわけですから、使い慣れも付加されれば楽になりますね。

 ○そもそもパソコンとは
 
  # 各社こぞって出してきていますけど、パソコンに細工してシンクライアントと
  # 呼んでいるのは、避けたほうがよいかも。だって、所詮パソコンだもん。
 
 この場合の「パソコン」とは何でしょう?
 PC-AT互換機+Windowsや、PC-AT互換機+Linuxのことでしょうか。
 そして、シンクライアントとは本当のところ何なのでしょう。

私の会社では「PC/AT 互換機-HDD+knoppix+rdesktop(改)」ですね。:)  シン
クライアント。

つまりハードディスクがあれば普通の PC/AT です。
無理矢理ハードディスクとかフロッピーをとっぱずして使ってるだけですけど。(w

 先日、toraさんや樋口さんと話をする機会がありまして、
 「CDブートするシンクライアント用Linuxというのがあるんですけど、こういう
 のはどうでしょう」
 「Linuxのプロセスが動くのは、シンクライアントではないかも」
 というようなことを言われたのでした。

# 自社内で作りましたね...。(w  CDブートするシンクライアント用Linux。

私的には十分シンクライアントになってます。:)  UNIX なプロセスが走る場
合でも。

# Linux デスクトップを起動してそのまま業務をする場合に、何が違うのか?
# とか思いますが。

## ま、慣れなんでしょうけど。 違い。

 ○個人的には
 ・個人営業なので、シンクライアント+サーバーは関係なし
 ・OOo推進派としては、どちらもがんばって欲しい(^^
 ・新しい技術の形としては、ちょっと面白そうではあるけれど
  技術オタクがいじり倒すというより、CTOが喜びそう。

シンクライアントうんぬんだと OOo がどうこうってならない気がします。

シンクライアントだから OOo とかってことであれば、どこまで OOo を軽くで
きるかとかそういう方面に走らないとあまり意味はないでしょう。

OOo そのものが機能別で小さくなって動きが軽くなるとか、サーバ内で同じソ
フトが起動していればシェアできそうな部分があればシェアするようになると
か。

  玄箱に最初からOOoが入っていてサーバーになるとか、そういうのなら
  オモシロいかなぁ。

玄箱で OOo 自体、自殺行為な気が(以下略

-- 
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[EMAIL PROTECTED][EMAIL PROTECTED][EMAIL PROTECTED]
deb http://everybody.good-day.net/~nsaito 謎
deb http://www.yaromai.net/~nsaito 謎

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[ja-discuss] Re: 言語パッケージの切り分けについて

2005-04-25 スレッド表示 SAITO Naohiko

(B[EMAIL PROTECTED](B%$B:#8+$?(B [EMAIL PROTECTED](B
(B
(BAt Mon, 25 Apr 2005 17:54:07 +0900,
(BYABUKI Yukiharu wrote:
(B Apache$B$N%m%0$r$_$?$i(B, 
(B $B%Z!<%8$O8+$?$1$I%Q%C%1!<%8$r(Bget$B$7$F$$$k(B
(B $B?M$,$$$J$+$C$?$N$G(B, $B$A$g$$$H=q$-$?$7$F$*$-$^$7$?(B.
(B 
(B $ wget -r -A.deb http://build.good-day.net/~yabuki/linux-2.6-intel/
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(B $B$G<[EMAIL PROTECTED](B.
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