平野です。

Yutaka Kachi wrote:
> それでは、まるで、ここでやっているのは単なる下請け業務で、
> その内容について議論できないというように、私には聞こえるんですが・・・
まるっきり逆です。各言語版のQAは各Native Language Projectが主導しています。
Native Language Projectの議論や意見が、qaプロジェクトにフィードバックされることはとても大切なことです。
「徹底的なテストは、最終版に対してやるものなのか」
「不具合が見つかった場合、どうするのか」
「徹底的なテストは、RCよりも前の版に対して行うべきではないのか」
「いったいRCのQAとは何なのか」
このようなことは他のNative Language Projectの方も疑問に思っているかもしれません。
QAプロジェクトのリードやコリードはこのような点について見解を示してくれると思います。

私の意見は、先に述べたとおりです。
RCをQAするのは、それを2.0日本語版としてリリースするためである。
QAをパスしないRCは2.0日本語版としてリリースしない。

ではどのようなQAをしたらいいのか。これはいろいろな議論があると思います。
各Native Language Project もいろいろ工夫しています。
私がwikiに書いたtesttoolで走らせるスクリプトについては、QAプロジェクトリードのアドバイスに従っています。ドイツ語、フランス語プロジェクトも同様です。イタリア語プロジェクトはTCMを利用したいと考えているようです。
日本語プロジェクトでもどんどん議論したらいいと思います。
どんどんqaプロジェクトにフィードバックしたらいいと思います。
他の言語プロジェクトと情報と経験を共有したらいいと思います。
こうしてローカライゼーションビルドのQAそのものの質が全体として向上していくのだと思います。

ここ日本語プロジェクトでやっているのが単なる下請け業務だなんて、とんでもない。
これまでドイツ語やフランス語とともにQAをリードしてきたのは日本語プロジェクトです。
http://qa.openoffice.org/localized/status.html
今回は、デンマーク語、クメール語、トルコ語、ロシア語などががんばっています。
日本語は少し遅れていますが、これからWindows, Linux, Solarisx86,
SolarisSparcでQAをしてテストプラットフォームでリードしていけるのではないかとおもっています。
がんばれば、FreeBSD, MacOSXもいけるかもしれません。

QAの意義はますます高まっていると思います。
khirano

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